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タイ国内情勢

プーケットとサムイへのタイ国内旅行制限緩和に。店内飲酒は再開済み。

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サンドボックスで外国人観光客に開放済みのプーケットとサムイ島。
感染を抑えて、外国人観光客受け入れを維持するために、国内旅行者には厳しい入境措置を取っている。
プーケットとサムイ島どちらも、国内旅行者にワクチン接種証明書と陰性証明書の提示を求める。
この厳しい措置が緩和される。
また、全国的に禁止されているレストラン店内飲酒は、プーケットとサムイではすでに再開が許可されている。

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プーケット入県規則

10月11日の発出されたプーケット県知事命令により、10月16日からプーケット入県制限が変更となる。

これまでは、ワクチン接種と陰性証明の両方の提示がないとタイ国内からプーケットへの旅行が不可とされていたが、どちらか一方の提示で入県できるようになる。

10月16日からの陸海空路すべての経路でプーケットに入境する際のスクリーニング措置。

 

以下のいずれかの要件を満たすこと。

・ワクチン接種(到着14日以前に)
シノバック2回
シノファーム2回
アストラゼネカ2回
ファイザー2回
モデルナ2回
スプートニクV2回
保健省の規定に従った混合接種2回(シノバック+アストラゼネカなど)
ジョンソンエンドジョンソン1回
18歳未満はファイザー1回

・90日以内に回復した証明書

・7日以内のRT-PCR検査もしくはATK(抗原検査キット)による陰性証明書

現行の入境制限措置では、ワクチン接種と陰性証明書の両方の提示が必要となっている。
16日以降は、どちらか一方でいいことになる。
ただ、求められるワクチン接種接種の回数が一部変更になった。ファイザー、モデルナ、アストラゼネカも2回の接種が必要。
つまりタイ保健省の定める完全なワクチン接種が求められる。

また、モーチャナアプリの使用と事前のウェブ登録も必要。

新しい入県措置は10月16日から追って通知があるまで有効とする。

プーケットサンドボックスでの外国からの入国に関しては今まで通りで変わりなし。
あくまでタイ国内からの旅行者に対する措置だ。

サムイ島入境規則

プーケットは島がそのまま県となっているが、サムイ島はスラタニー県の一部だ。
サムイ島独自の入境規制を実施している。いわば入島制限となる。
現行の規制では、ワクチン接種と陰性証明の両方が必要なっている。

10月15日よりこの規制を緩和し、どちらか一方があれば入境が認められる。

・ワクチン接種
シノバック2回
シノファーム2回
シノバック+アストラゼネカ
アストラゼネカ2回
ファイザー2回
モデルナ2回
ジョンソンエンドジョンソン1回

・90日以内の回復証明書

・7日以内のRT-PCRもしくはATK検査による陰性証明

プーケットと同じ条件となっている。
サムイ島ではサムイプラスサンドボックスが実施されているが、外国からの入国者に対する規則はこれまで通り変わらず。これもプーケットと同じ。

スワンナプーム空港でATK検査

プーケットやサムイ島行きのフライトに搭乗する際は、チェックイン時もしくは搭乗時に必要な書類の提示が求められる。
提示できない場合は搭乗拒否される。
ワクチン接種証明は、2回目のワクチン接種時に病院でもらえる接種証明書ないしモープロムによるデジタルワクチン接種証明書を提示すれば大丈夫なはずだ。サムイでは10月15日、プーケットでは10月16日以降、ワクチン接種証明書を提示すればフライトに搭乗できることになる。

ただ完全なワクチン接種を終えていない場合は、陰性証明書が必要。これはATKでもいいが、承認された医療機関で発行されたものでないといけない。

スワンナプーム空港では搭乗前のATKサービスを提供している。検査結果証明書も発行してくれる。

関連記事:スワンナプーム空港で出発前のPCR検査とATK検査サービス実施

少し早めにスワンナプーム空港を訪れてATK検査を受けて、陰性証明書を取得すれば、ワクチン接種証明書がなくとも、フライト搭乗が可能となる。

レストラン店内飲酒再開

プーケットとサムイ島では10月1日よりレストラン店内飲酒が許可されている。
CCSAが定めた規則では、タイ全土でレストラン店内でのアルコール提供と消費は一律で禁止されているが、観光パイロット事業対象県では特別に許可されるケースがある。

プーケットでは県内全域でレストラン店内飲酒を認めた。
バーの営業再開は不可だが、レストランとしての営業ライセンスがある店ではアルコール提供が可能だ。
ただし営業は夜10時までと定められている。
入店する客のワクチン接種証明書提示は特に求められていない。

サムイ島では、一部の認可されたレストランのみがアルコール提供できる。

これは、サムイワクチングリーンゾーンという制度を利用したもの。

あらかじめレストランが申請を行い、当局に認証された店だけが客に対してアルコール提供できる制度だ。
10月1日に開始された。
営業時間は午後11時まで。

開始時点で承認済みのレストランは50軒。
その後、87軒まで増加している。

プーケットと同じく、バーの営業は禁止。あくまでレストランとしての営業となる。
また、サムイワクチングリーンゾーンでは、客側のワクチン接種証明書の提示は必須ではなく、ワクチン非接種者でも店内飲酒は認められる。
ただ、ワクチン非ワクチン接種は、店内の指定されたエリアでの着席が求められるようだ。
このあたりの実際の運用は不明。

まとめ

プーケットとサムイ島は国内旅行がしやすくなる。
タイ国内では例外的にレストラン店内飲酒も認められている。
11日夜にプラユット首相が12月1日までに店内飲酒再開できるよう検討すると声明を出したが、プーケットとサムイはすでに再開済みだ。
バーなどの娯楽施設再開についてもプラユット首相が12月1日再開へ向けて検討していくよう指示を出している。
プーケットとサムイでは12月より前にバーが再開する可能性もあるが、現時点では何も決定していない。
10月15日からはタイ国内旅行促進キャンペーンが開始される。
サンドボックス利用での外国人観光客だけでなくタイ国内観光客も増えていきそうだ。

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