6月10日発表のチョンブリ県の感染状況。
シラチャーで新たなクラスターが発生し、新規感染者は倍増。
ラン島は再開へ。
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チョンブリ県感染状況
6月10日、チョンブリ県発表による新規感染者は91人(前日40人)。
死者累計30人(±0)
新規感染者内訳
ムアンチョンブリ地区16人
シラチャー地区47人
バンラムン地区(パタヤ)7人
他
累計
4月新波での累計は県全体で5,200人(回復済み4,287人、治療中883人)。
ムアンチョンブリ地区が1,442人、シラチャーが826人、バンラムン(パタヤ)が1,845人となっている。
新規感染者の感染経路内訳
・シラチャーのバーントゥン市場クラスター 29人
・ムアンチョンブリRobinson Lifestyleのピザカンパニークラスター 7人
・バンコクの感染者と接触 1人
・新市場クラスターに関連した感染者と接触 1人
・家庭で感染者と接触 8人
・職場で感染者と接触 19人
・感染者(調査中)と接触 6人
・調査中 10人
他に、98人の接触者と565人の積極調査による検査の結果を待っている。
チョンブリでは検査件数を公表している。
6月9日の検査件数は1,545件で、うち陽性確認が40件。単純計算による陽性率は2.6%。
チョンブリ県リスクスポット
チョンブリ保健局では、感染者タイムラインを元にした感染リスクスポットを発表。
・シラチャーのバーントゥン市場
・パタヤソイブッカオのTree Town内にあるSu Coffee
バーントゥーン市場はクラスターが発生している。
ツリータウンのSu Coffeeは、ファランから人気があるが、昨日たまたまそばを通りかかると珍しく営業していなかった。
チョンブリ保健局からは、クラスターが発生したピザカンパニーについて特に注意喚起を出している。
ムアン地区のRobinson Lifestyle内のThe Pizza Companyに、6月1日から6月9日の間、訪問歴がある人は各地区の保健局に連絡して、検査を受けるよう要請している。
ラン島は6月14日再開に
長くロックダウンが続き、外部からの立ち入りが禁止されていたラン島だが、6月14日に観光再開となる。
ラン島住民の60%がワクチン接種を受けており、地域コミュニティの同意で、観光客受け入れ再開が決まった。
通常のフェリー運行が再開され、スピードボートも利用できる。
これまでどおりに観光客はラン島訪問可能。宿泊もできる。
入島に際してワクチン接種証明書も検査も不要。
島内で感染防止対策は、チョンブリ県の定める措置に従う。
ビーチでの活動や飲食は可能でも、飲酒は不可。
再開日となる6月14日までには詳細な規則を通知するとのこと。
なお、ラン島は、コロナ前の年間観光客数が180万人。1日平均5000人。
主な客は、中国・ロシア・韓国だった。
参照:https://www.bangkokpost.com/travel/2129891/koh-lan-welcomes-back-tourists
チョンブリ県の学校は6月14日以降も閉鎖
タイの新学期開始は延期が続いている。
タイ教育省は6月14日の始業を決定したが、バンコクなどのダークレッドゾーンでは学校での授業が不可となる。
チョンブリ県が学校再開に関する新たな県命令第33号を発出した。
チョンブリ県内のあらゆる学校の再開は6月14日以降も許可されない。
教育は以下の方法で行うこと。
On Air
Online
On Demand
On Hand
On Site(通常の教室で)教育は不可。
6月14日以降新たな通知があるまで有効とする。
チョンブリ県はダークレッドゾーンではなくレッドゾーンなので、政府の方針としては学校再開は可能なところ、県独自判断で再開許可を出さないことになる。
パタヤ市では、6月14日から30日までオンライン授業を実施し、7月1日から教室での授業を開始するスケジュールとなっている。
6月14日規制緩和は?
ラン島が6月14日に再開する一方、学校の閉鎖は6月14日以降も継続。
パタヤビーチではすでに規制緩和されていて、ビーチの利用が可能となっている。
他の施設はまだ閉鎖されたまま。
6月14日が規制変更の目安日時なのだろうが、規制変更が実現するかは不明。
学校が閉鎖された状況で、ナイトライフや一般娯楽施設の再開などは到底望めないだろう。
あるとしたら、ジムやプールなどの運動施設くらいか。
チョンブリ県での新規感染者は、減ったと思いきや、また次のクラスターが発生するということを繰り返している。
これでは大規模な規制緩和は難しそうだ。
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