1月25日のタイ国内状況。
国内感染者の大部分はサムットサコーン。大規模な積極調査を行い、毎日多くの感染者が見つかると予想。
チョンブリ県では連日の新規感染者ゼロ。
ワクチン接種は来月スタート。
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タイ全国の感染状況
1月25日発表、タイの新規感染確認者は187人
(累計13,687人)
外国からの入国:10人
国内感染:61人
積極調査:116人
死亡:2人(累計75人)
国内感染県別
サムットサコーン35
バンコク20
サムットソンクラーム3
サムットプラカン2
ラヨーン1
サムットサコーンの積極調査で113人の感染が確認された。
他にラヨーンで1人、バンコクで2人。
確認された感染者の数は昨日よりも減少。
感染者のほとんどがサムットサコーンで確認された。市中感染と積極調査を合わせると177人中148人となる。
亡くなった2人のうち1人は61歳のイギリス人。12月25日にバンコクに到着し、29日に陽性確認。その後病状が悪化していき、日曜日に亡くなった。
もう1人はサムットサコーンの56歳タイ女性。夫が海産物運搬業者とともに働いていた。脳卒中の持病があった。死後、検査したところ感染していたことが判明。
1月の感染者数の推移
左から国内新規感染者、外国からの入国、積極調査と並ぶ。
政府ブリーフィング概要
毎日行われている政府ブリーフィングの概要。
・この3日間で44県において新規感染者の報告なし
・各地域で規制緩和について審議中
・サムットサコーンでは、毎日1万人規模の積極調査を実施する
・サムットサコーンの野戦病院には1,091の病床があるが、これを2,000床増やして最大3,000床とする。
・タイ国鉄は、1月26日より、57本のローカル線を一時停止する。
サムットサコーンの野戦病院のベッド数は今週中には2000床となる見込み。
サムットサコーンにおけるこれまでの積極調査での陽性率が7%につき、1万人規模の積極検査によって、毎日数百人の感染者が見つかる可能性が高いとしている。
サムットサコーン県より発表があった。
過去24時間以内に合計914件の新しい症例が見つかった。
うち844例は積極調査によるものとしている。
これらの症例は明日の統計に含まれるはず。
ということは、明日の新規感染者はかなり大きなものとなりそうだ。
パーティ禁止
タイ保健省は、パーティや祝い事を開催しないよう呼びかけている。とりわけレッドゾーン28県ではパーティは避けるよう通達している。
最近のバンコクでの感染経路をたどると、1月1日から1月5日にチェンマイで開催された新年パーティに行き着くことが判明した。
感染者はさらにバンコクで1月9日に開かれたDJ Matoomの誕生日会に参加。
また別のパーティでも感染者が出ている。
レッドゾーンのさらに上の段階である厳重高度管理地域に指定されているチョンブリ・パタヤでは、パーティ開催は摘発対象となっている。
違法営業のバーはもちろんのこと、ローカルな集まりであっても摘発されている。
具体的に何人までの集まりなら許されるのかははっきりせず、当局のさじ加減一つといった感もあるが、ともかく集まって騒ぐ行為は禁止とされる。
チョンブリ感染状況
1月25日発表、チョンブリの新規感染確認は0人
(累計648人)
これでチョンブリ県の新規感染者は4日間続けてゼロ。
バンラムン(パタヤ含む)にかぎると、10日連続となる。
チョンブリ県雇用局に感染者の訪問履歴があった件で、現在積極的な調査を実施中。
1月24日から1月29日にかけて、チョンブリ県各地区で無料の検査を実施する。
タイでのワクチン接種は2月14日開始予定
タイ政府は緊急使用のためのアストラゼネカ製ワクチンを承認。来月イギリスとスウェーデンから5万回分を輸入。2月14日から、感染リスクの高い医療従事者などを優先して接種を開始する。
シノバックからの20万回分も購入予定だが、承認を受けるのは3週間後とみられる。
2021年末までに人口の50%に対して接種することが目標。
第2段階は5月から12月にかけて接種対象をすべての地域に拡大。
最終段階は、2022年1月以降、集団免疫獲得のため、全人口に配布できるだけのワクチンを用意する。
ワクチン接種は無料で提供され、接種の強制義務はない。
ワクチン接種プログラム促進のため、Mor Prom(医者の用意)と呼ばれるプラットフォームを立ち上げる予定。ここで接種の予約が可能で、保健当局によって副作用の監視が可能となる。
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