6月15日から規制緩和第4フェイズが施行されることになったタイ。
外出禁止令は14日の午後11時以降解除となる。
多くの業種が再開可能となるが、バーやパブなどのナイトライフ施設はいぜん閉鎖のまま。
また、非常事態宣言ならびにタイへの国際旅客フライト禁止措置は6月30日まで続く。7月1日以降はまだ不明となっている。
そんな状況の中、昨日のパタヤ市内の様子を軽くレポート。
天候
このところのパタヤは雨が多く、曇り空続きだった。
が、昨日は晴れ。
日差しが強烈で、猛烈に暑い。
炎天下の中を移動してからセブンイレブンに入ろうとした。入り口では検温を実施。37.8度と言われ入店拒否。
が、大丈夫。単に皮膚表面温度が上昇しているだけ。1分も日陰で休めば、すぐに下がる。36.6度なり、無事に入店できた。
いい加減な体温計も多いようで、たまに35度とか言われることがあってびっくりする。さすがに低すぎる。低体温症かよ。
また、セブンイレブンではThai ChanaというプラットフォームによるQRコード読み取りチェックインが導入されたが、すでに有名無実化している。
QRコードが入り口に貼ってあるものの誰もスキャンしなくなったし、店員に促されることもなくなった。
さすがタイ。
でも、大型ショッピングモールではきちんと実施している。
両替レート
TTカレンシーの両替レートは、1万円=2855バーツ。
円安というよりバーツ高のようだ。
よくわからないが、このレートはしんどいものがある。
なお、パタヤの両替所で営業している店は少ない。
TTカレンシーも半分以下の店舗しかやっていない。
銀行併設の両替窓口も軒並みクローズ。
観光客が2ヶ月以上入ってきておらず、今さら現金両替をする在住外国人は少ない。
わたしも両替所は長らく利用していない。
パタヤでの生活資金は、日本の銀行口座からタイの銀行口座へ国際送金している。
使うのはトランスファーワイズだ。
レートは両替所よりいい。手数料が別途かかっても、最終的に手にするバーツはTTカレンシーと遜色ない。
最近では、10分ほどでタイに着金するようになった。
すごい。
もはやTTカレンシーいらずである。
パタヤビーチ
6月1日に再開したパタヤビーチ。
快晴の青空が実に気持ちいい。
暑い時間帯のせいもあるが、砂浜に人影はまばら。
ビーチパラソルは営業しているが、こちらも客は少なめ。
いちおうソーシャルディスタンス仕様となっているようだが、これだけ客が少ないと、自動的に距離を取れそうだ。
それにしても、このパラソル、「濱うさぎ」と書いてあるような。謎。
ビーチロードは、少し交通量が増えてきたように思う。
それでも団体観光客と大型バスとソンテウで渋滞を起こしてた頃と比べると寂しいかぎり。
天気がいいし、道路は空いているしで、バイクで走るとけっこう気持ちいいけれど。
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ウォーキングストリート
真っ昼間のウォーキングストリートである。
シャッター商店街なのはここ3ヶ月変わらず。
人はほとんど歩いていない。
ただ車両はぼちぼと駐車してある。
一部の店舗では改修工事などをしている模様。
また、売出し中のバーもいくつか。
元より客入りがよくなかったせいもあるだろうし、長引く閉鎖の影響も大きいはずだ。
LKメトロの忍者は、For Rentの張り紙。
かりにバーの再開許可で出たところで、いくつのバーが無事に再開できることやら。
なお、ウォーキングストリートを抜けた先、バリハイ埠頭前に、バンコク行きのロットゥー乗り場がある。
バンコクのエカマイやモーチットと、バリハイ埠頭をダイレクトに結ぶ乗り合いバンだ。
料金は150バーツ。
バンコクからラン島へ行きたい人には便利。
レストランの閉鎖と再開
レストランの店内飲食が解禁となってからしばらく経つが、まだ営業再開すらしていない店も少なくない。
とりわけツーリストエリアであるビーチロードとセカンドロード付近の店舗は厳しい。
ビーチロードにあるフーターズは閉鎖されたまま。
バンコクのフーターズは営業再開したとのことだが、パタヤ店はロープが張られている。
一時はフードデリバリーを受け付けていたが、現在はデリバリーも無し。厳しい。
セカンドロードにあるKISS FOODは長らくシャッターが下ろされた状態が続く。
が、6月19日にようやく再開するとのこと。
ガパオライスが29バーツのプロモーションをやるようだ。安い。
KISSのすぐ裏手にある有名ステーキのBeef Eater(ビーフイーター)はまだ閉まったまま。
なにやら張り紙がしてあったが、文字が日焼けして読めなるほど放置されている。
ビーフイーターは長期滞在者も多く利用するはずだが、それでも営業再開は難しいようだ。
特に店内アルコール提供不可だったことも大きな要因だったかも。
欧米人は特にステーキと一緒に酒を嗜むもの。酒が飲めならなら店では食べるのはやめようとなってしまう。
6月15日からの規制緩和第4フェイズでは、ついにレストラン店内でのアルコール提供が解禁となる。
これを機に再開するレストランが徐々に増えていくだろう。
それでもビーチロードとウォーキングストリート付近のレストランは厳しいままだと思われる。
ホテル
ソイ7のバービア群を潰してホテルを建設中。
外観がかなり出来上がってきている。
ガラス張りでなかなかオシャレなホテルになりそう。
みんな大好きソイ10のホテル街をひさびさに通ってみた。
サワディーシービューやザ・ステイなどといったホテルが閉鎖中。
ロープが張られて、中に入れないようになっている。
現時点で宿泊可能なのは、ページ10、シーミースプリングツリー、ディープブルーZ10、セレノテルとなっている。
でもほとんど宿泊客はいなさそう。
週末にバンコクからパタヤに遊びに来る人くらいだろうか。
来月からタイ政府主導による国内旅行キャンペーンがはじまる予定。
ホテル宿泊につき最大3000バーツが支給されるという計画が持ち上がっている。
航空券にも補助金が出るようだ。
外国人観光客の受け入れには、まだまだ時間がかかりそう。
まずは国内旅行の需要喚起を促していくという目論見。
さて、パタヤにどれだけのタイ人旅行者と在住外国人旅行者が集まってくるか。
いずれにせよ、外国人短期旅行者が戻って来ないことには、パタヤの復興はない。
先は長いが、今は徐々に再開させていくしかない。
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