ここ数日のパタヤは毎日のように雨が降る。
金曜日夜は大雨で客も少なかった。
12時半にはソイブッカオも真っ暗となっていた。
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本当に人が歩いていなかった。
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雨降りのサタデーナイト
土曜日も雨。
金曜日ほどはひどい雨ではなく、夜11時頃にソイブッカオに出てみると、それなりに人が歩いており、車も多かった。
傘差しながら歩いている人と行き交う車で一部渋滞が起きるほど。
ちょっと安心した。
バーで聞き込みをしたところ、金曜日の夜は警察の巡回によって、閉店を余儀なくされたとのことだった。
なるほど。
たしかにあれは異常なほどの静けさと暗さだった。
一斉巡回による強制閉店ならば、それもうなずける。
元々客が減っていて、雨降りの影響でさらに客足が鈍かったのも確かだが。
バンコクからえらいさんが来ているとか、ソイ９のボスが変わったからとか、聞き込み相手によって話は微妙に食い違った。
そういえば、先日、タイ警察のトップが新しくなり、飲酒検問の一時停止などの措置を取っていた。
パタヤで人事異動があったかは不明だが、警察の動きが急に厳しくなったようだ。
LKメトロの様子を見てみると、バーは通常通り営業。
禁酒日前夜と禁酒日当日はクローズしていたデスティニーも営業している。
クリスタルクラブでは入り口を派手に飾り付け、パーティを開催しているようだった。
ただ、やはり客入りはどこも芳しくない。
バービアにファランがぽつぽつと入っている程度だ。
閉店時間をめぐる攻防
現在のタイにおけるバーに閉店時間は午前0時となっている。
以前はパタヤやプーケットなど一部エリアのみ午前2時までの営業が特例として認められていたが、現在はすべて0時に統一。
よってパタヤのバーも0時に閉店しないといけない。
7月1日ナイトスポット解禁後、ずるずると閉店時間が延びていき、ソイブッカオ界隈では午前1時か2時までは黙認されている状況となった。ウォーキングストリートでは、午前3時くらいまで。
むろん暗黙の了解なので当局の出方次第だ。
ここ最近はかなり緩んできている印象だった。
そこに来て、いきなりの規制強化である。
いや、これが本来の姿なのだが、今回はかなり厳しい措置のように映る。
土曜日の夜は、0時を過ぎたころに、各バーは閉店準備に入っていた。
音楽を消し、ネオンサインも消して、通常の蛍光灯照明に切り替える。
巡回を警戒している。
実際には金曜日夜ほどは厳しくないようだった。
それでも深夜1時をまわると、ピックアップトラックに乗ったパトロール団がやってきた。
通常時の見回りはバイク二人乗りのパトロールが多いが、今回は重装備だ。
服装も通常の市警察のものではないように見える。
かなり威圧的な態度で即時閉店を求めていた。
バーの人たちは平身低頭で謝りつつ、秒速の早さで店をたたんでいく。
タイ人は謝らないとか動きが遅いといった風聞が嘘だとよくわかる瞬間である。
バーにはまだ飲み足らないファラン客が残っていたが、強制チェックビン。
雨降りの中、かろうじて集まった客たちもこれにて飲む場所を失う。
バーとしてもせっかくの稼ぐ機会を失った。
いや、本来のルールならばこれが当然の措置である。
０時閉店と決まっているのだから、そのルールに従わない店側が悪い。
でも、どこも経営には苦しんでいる状況である。
なんとか生き延びようとしている。
それなのに強制閉店。
バーにとってはつらい状況だ。
まあ、そのうち、なあなあでだらだらと営業時間延長ができるようになるのだろうけど。
ファミリーマートは24時間営業停止
バーを追い出されたあとのソイブッカオは暗く沈んでいた。
ソイレンキー角にあるファミリーマートは24時間営業をやめている。
ウォーキングストリート内にある店舗など一部をのぞき、ファミリーマートは24時間営業をやめたようだ。
セブンイレブンは営業している店に関しては24時間営業を継続。ただ、営業再開していない店舗もまだまだ残っている。
夜中でも通りを明るくするコンビニが営業をしていない。
もっとも、パタヤのコンビニは数が多すぎたともいえる。現在のパタヤ人口からすればあきらかに過剰供給。
観光客がいなくなり、バーは0時で閉店。
コンビニといえど24時間営業していく余裕がなくなっている。客が来ないのだから営業するだけ無駄だ。
ソイブッカオでもこの有様である。
ビーチロード、セカンドロード、ノースパタヤのツーリストエリアはもっとひどいことになっている。
本当に人がいない。
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