沈没日記2
パタヤ2日目。
食事はソイニュープラザで
昼飯はソイニュープラザの屋台へ。定番のガパオからトムヤムクンまで、いわゆる注文通りの料理屋で、タイ語ではタムサンとか言っている。英語では、Cook to orderという表記を見かける。
イカのガパオを注文。ガパオプラームックだ。
激辛仕様でたまらなく辛い。若干イカが生焼けのような気がするが、まあ大丈夫だった。
おいしいけど辛すぎるよなあ、これ。
イカがたっぷり入って40バーツ。お安いです。
夕食は同じくソイニュープラザのシュニッツェル屋台へ。
以前レポートを書いた屋台だ。
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こういった屋台は浮き沈みが激しくて、すぐに撤退したりする。
ちょっと心配していたが、きちんと営業中。
ファランの先客が2組。やはりファランには受けているみたい。
だって、このボリュームで80バーツだよ。豚カツが2枚。さらにポテトが山盛り。一応、サラダ付き。
味も落ちていない。
マヨネーズも置くようになった。ケチャップとマヨネーズを合わせてソースにすると、さらにうまいね。
とんかつソースとまでは言わないが、ブラウンソースを置いてくれるとなおよし。
ソイニュープラザは便利だ。タイローカル飯からファラン飯まで格安で何でも揃う。
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ちなみに、バービア群はパタヤ屈指のドリンクの安さを誇る。50バーツから飲める。
ま、肝心のバービア嬢のレベルは推して知るべしだけど。
ファラン親子のバービア物語
で、夜はいつものようにバービアめぐり。
まずは、知り合いのファランが経営しているバービアへ遊びに行く。
名義上のオーナーはもちろんタイ女性だが、資金を出している実質的なボスはファランである。こんなバービアはパタヤに無数にある。
ワークパーミットは持っておらず、働いてはいけない。本来は労働者(つまりバービア嬢やキャッシャー)に対して指示を出してはいけないし、荷物の搬入や片付けなんかもしてはいけない。労働行為にあたり、摘発の対象となるからだ。
よって、バーに顔を出していても、酒を飲んでいるだけ。まあ、実際は多少の指示を出したり、荷物を運んだりはしているけど。
ファランの客が来たら、英語で完全に応対できるし、そのボス目当てに客が来ることもあるんで、外国人ボスのいるバービアは意外とにぎわっている。
さて、わたしが入店すると同時に、一人のファラン客がリンガベル。禿頭の40代と思しきファランだ。
おお、ラッキー。ぎりぎり間に合った。
入店していきなりタダ酒がまわってきたぞ。
みんなで乾杯。
ありがとう。
知り合いのファランボスから、鐘を鳴らしたファランを紹介された。
マイサンだという。My sonか。
なに~、あんたの息子かよ。
本国で結婚していた時の子供だろう。
そういえば、どことなく風貌が似ているな。親子ともハゲか。かわいそうに。
親父のほうが70歳と聞いている。やはり息子は40代半ばといったところか。若ハゲですな、かわいそうに。
息子ファランは、このバーで働くバービア嬢と実に仲睦まじい雰囲気だ。
店内でチュッチュしている。いや、父親の目の前だぞ。いいのか。
いや、そもそもそのバービア嬢は父親が雇っているようなもの。それでいいのか。
おっと、そのままペイバーしてお持ち帰りだ。
うーむ、親父が経営するバーで働く女性をペイバーするのか。
親子とも平気なんだろうか。
ファランの感覚はよくわからんな。
そういえば、バービア嬢と結婚したばかりの老ファランが、そのバービアに息子を連れて来ていたこともあったっけ。
バービア嬢と息子が同い年。でも新しいお母さん。
バービア嬢は笑っていたけど。
もちろん、ファラン息子は別のバービア嬢をペイバーしていた。
リタイア組のファランは本国で離婚している独身者が多い。タイで新しいパートナーを探して老後生活を送る算段だ。
息子はとっくに成人していて、それなりに分別もついた年頃。
ファランの感覚では、お互いを尊重して、大人な対応を取るのがルールやマナーなのか。
それとも、父親が父親なら息子も息子といったところで、やはり血は争えないということなのか。
楽しい人生ですな、パタヤのファランたちは。ただし、それなりのカネを持っていることが前提だけど。ゆくゆくは結婚したタイ女性の田舎に家を建てることになるんでね。そんなファランを何人も見てきた。
わたしはカネがないんで、ファランたちのおこぼれに預かりつつ、だらだら過ごすだけです。はい、ダメな沈没人間です。
ファランのおごりで、伝票がないままビール飲んでますんで。
さすがにそれはまずいんで、ビールを追加オーダーして、さらにだらだら飲む。
こうして、パタヤの夜はふけていくのであった。
見上げたファラン親子に乾杯だ。