エアアジアやスクートなどのLCCは、スワンナプーム空港ではなくてドンムアン空港発着となる。
バンコク市内からスワンナプーム空港へはエアポートレイルリンクという高架鉄道が運行されていて、移動は実に簡単。
でも、ドンムアン空港へは、別の移動手段が必要。
ローカルバスを乗り継ぐとか、ファランポーン駅から鉄道に乗って移動する方法もあるけれど、時間の計算がどうにも難しい。
タクシーを使うのが一番楽だが、どうせなら節約したい。
そこで、なるべく安く、それでいて安上がりで、時間の計算もしやすい方法を紹介したい。
BTSもしくは地下鉄を使って、モーチットまで移動。そこからA1エアポートバスを使って、ドンムアン空港まで行く方法となる。
広告
モーチット、チャトチャック公園へ
ドンムアン空港行きのA1エアポートバス乗り場は、チャトチャック公園前(モーチット)にある。
まずは、チャトチャック公園まで行く。
BTS(スカイトレイン)の場合は、モーチット(Mochit)駅。
地下鉄(MRT)の場合は、チャトチャックパーク(Chatuchak Park)駅。
二つの駅は隣接していて、どちらを利用しても問題ない。
自分の滞在しているホテルから近い路線を選べばいい。
BTS、地下鉄ともA1エアポートバス乗り場までの距離はほとんど変わらない。
本当にどっちでも一緒なんで、お好きなほうで。
A1エアポートバス乗り場
実は、チャトチャック公園からA1バスエアポートバスに乗るのは今回が初めて。
ドンムアン空港からは何度も乗ったことがある。
でも、ドンムアン空港行きに乗るのは初めて。
事前に少し調べてみたが、バス乗り場の位置がどうにもはっきりしない。
まあ、ドンムアン空港発のA1エアポートバスの降り場の道路反対側あたりだろうと、てきとうに探してみることにした。
地下鉄を利用したので、チャトチャックパーク駅を下車。
案内板をのぞいてみる。
特にA1バス乗り場は載っていない。
これではわからない。
とりあえず2番出口から外へ。
↓正面と右手に見えるのがチャトチャック公園。左手に大きな道路とBTSの高架がある。
地下鉄出口から大通りに出て、右手(つまり南方面)へ進む。
すると、ローカルバス乗り場のようで、たくさんの人がバスを待っている。
バスががんがんやってくる。
もう少し南へ進んと、案内窓口があった。
A1バス乗り場を訪ねてみると、「ここで待ってなさい」との答え。
窓口の案内板には、きちんとA1バスの表記が見つかった。
A2バスの表記もある。これはビクトリーモニュメント(戦勝記念塔、アヌサワリー)発のバスで、A1と同じくドンムアン空港行きだ。こっちに乗っても問題ない。でも本数は少ないんで、たぶんA1バスが先に来るはず。
↓画像左手の屋根が付いている小屋みたいなのが、案内窓口。奥に見える陸橋が、BTSモーチット駅へ続いている。
↓反対側にもBTSモーチット駅へ続く陸橋がある。
つまり、BTS駅の陸橋の間くらいがA1バス乗り場ということになる。
おそらくBTS駅の1番出口と3番出口のはず。どっちでも似たような距離だと思う。BTSでモーチットまで来たら、好きなほうの陸橋を渡ってから、階段を降りたところがバス乗り場となる。
また、地下鉄の場合は、1番出口と2番出口の間となる。
たぶん、1番出口からのほうが近い。
案内板に書き込みを入れてみた。
1番出口でも2番出口でも似たようなもんです。お好きなほうで。
とにかく、たくさんの人がバス待ちしている場所へ行けば大丈夫です。
A1エアポートバス乗り場地図
予行演習したい人のために、ストリートビューも載せておこう。
ストリートビュー正面に小さく見えるベージュ色の小屋がバス案内窓口です。その前でバスの到着を待っていればオッケー。
さらに、BTSモーチット駅に到着する寸前のBTS車内から撮影した写真(2016年2月)があったので、ついでに載せておこう。
これで、イメージトレーニングはばっちりですね。
乗り場前は、バス専用レーンとなっており、A1バスは必ずこのレーンを通ってくれる。
おっと、到着したようだ。
黄色がかったオレンジの車体がエアポートバス。
車体フロント部分に、A1の文字。さらにAIRPORT BUSとも書いてある。
ほかにもバスが大量に発着するんで、オレンジのバスを見落とさないように。まあ目立つ色なんで心配無用。
見本
バスが来たら、自分から寄って行って、ドライバーにわかるように乗車の意志を伝える。
するとドアを開けてくれて、乗車。
好きな場所に座ればいい。
切符は動き出してから、車掌が巡回にくるんで、その時に購入する。
料金は30バーツ。
切符はこんな感じ。
ちなみに、この乗り場から、ほんの百メートルほど進んだところにも乗り場があるようで、スーツケースを持った旅行者が乗り込んできた。詳細な場所はよくわかりません。
読者の方から情報提供をいただきました。
やはり、A1エアポートバスバス乗り場は、もう一つあって、地下鉄2番出口を出て、左へ20メートルほど進んだところだそうです。こちら側にもベージュ色のバス案内所がある模様。また、バスはここで数分ほど客待ちをしていたとのこと。
わたしは手前側の乗り場から乗車したことになりますね。
地下鉄2番出口を出たところで、左右を確認して、オレンジ色のA1バスが停車していないか確認したほうがよさそうです。
ドンムアン空港までは、さらに停車する場所がいくつかある。
外国人はほぼ間違いなくドンムアン空港まで行くので、車掌から何か聞かれることはない。
ドンムアン空港はバスの終点。降り過ごす心配もない。
はい、ドンムアン空港が見えてきました。
到着です。
モーチットからドンムアン空港までの所要時間は、今回にかぎって言えば20分だった。
途中の渋滞はほとんどなかった。
ただし、渋滞が激しければ、30分以上かかることもあるようだ。
降車場所は、ドンムアン空港の国際ターミナル出発フロアー前。
たまたまかもしれないが、今回は7番出入り口が一番近かった。
空港内に入るとすぐにチェックインカウンターが並んでいる。
とても楽。
蛇足ながら、モーチットからはローカルバスでドンムアン空港へ行くこともできる。
定番なのは29番と59番。運が良ければ無料バスに乗れるかもしれない。有料でも6バーツか7バーツとかそんなもの。
が、途中停車が多い上に、渋滞につかまると、時間の計算がまったくできない。1時間以上かかることもあるそうだ。
おすすめは、断然、A1エアポートバスです。
バンコク市内からドンムアン空港到着までの全体所要時間
では、いったい何分あれば、ホテルからドンムアン空港まで行けるのか?
宿泊していたのは、アソークにある3ハウホステル。
地下鉄スクンビット駅までは徒歩5分弱の立地。
では、スタート。
午前6時30分:3ハウホステルを出発
午前6時40分:スクンビット駅で地下鉄に乗車
午前7時00分:チャトチャックパーク駅下車して出口へ
午前7時08分:A1エアポートバス乗車
午前7時28分:ドンムアン空港到着
所要時間:58分
アソークのホテルを出発してから、ほぼ1時間きっかりでした。
たぶん、運がよかったと思う。
特にA1バスの待ち時間が少なかったし、バスの渋滞もほとんどなかった。
この二つが大きい。
出勤時間帯だから、もっと渋滞するかと思っていたのだが、意外とスイスイ。
昼間のほうが混んでいるかも。
なお、エアポートバスA1バスの始発は、おそらく午前7時です。最終が24時。
↓昨年2015年に撮影したA1バスの案内
今年になってから変更になったという噂を聞いたような気がするんで、確かではありません。
2016年6月時点では、モーチット(チャトチャックパーク)発ドンムアン空港行きに、午前7時過ぎには乗れたことは確かです。
まとめ
モーチットでのA1エアポートバスの乗り場が少々わかりづらい。かなり不親切。
が、心配無用。
人がいっぱいバス待ちしているところで待っていると、A1バスもやって来るので、乗り込めばいいだけだ。いや、ほんとにそうなんで。
どうしても乗り場がわからず、フライト時間が迫っているようなら、ためらわらずにタクシーに乗りましょう。たぶん100バーツから150バーツくらいでしょう。
ちょっともったいないが、飛行機に乗り遅れるよりはマシなんで。
時間にはゆとりを持って行動すれば、地下鉄BTSバスで安くて快適にドンムアン空港まで行けますよ。
関連記事:アソーク近くにある格安カプセル型ホステル、3ハウ ホステル @ スクンビット21宿泊レポート。トランジットや寝るだけに最適。
関連記事:モーチットバスターミナルからドンムアン空港へ行く方法。料金14バーツ。
広告