9月28日のCCSA本会議を経て、新たにタイ入国が認められる6つのグループが発表になった。
スポークスマンの会見後、文字情報や各報道によって少しだけ詳細が明らかになってきた。
近々、短期旅行者もタイに入国できるようになる可能性も出てきた。
ただ、不明な点は多々ある。
参考までに。
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目次
タイ入国が認められる6グループ
タイ政府のCovid-19情報センターが発表したインフォグラフィックがこちら。
報道情報と合わせて、わかっている部分について挙げていく。
1.サイクリング大会出場者
10月6日から16日かけて開催されるサイクリング大会に参加する外国人選手の入国が認められる。
また、来年1月のバドミントンワールドツアーをタイで開催する予定。
2.タイ航空パイロットと搭乗員
アメリカからタイへの戻るタイ航空帰国特別便のパイロットと搭乗員の入国が認められる。
3.ノンイミグラントビザ保有者
複数のタイプのノンイミグラントビザ保有者。ワークパーミットを持っていないが、ビジネス目的の渡航を希望する人向けとのこと。
条件があって、過去6ヶ月間に50万バーツ以上の預金残高を有している証明書が必要。
まだビザを持っていない人には、新たにビザを発行するとの情報もあり。入国が認められるイミグラントビザのタイプにリタイアメントメントビザが含まれるかは不明。
4.STV保有者
スペシャルツーリストビザを発給された者。
10月から発給開始となり、最初のタイ入国者は10月8日となる予定。
スペシャルツーリストビザのさらなる詳細は本日火曜日の閣議によって決定する見込み。
5.低リスク国のAPECカード保有者
APECビジネストラベルカード(ABTC)保有者10万人の入国を認める。
ただし、18のAPEC諸国のうち、低リスクとされる国に限定される。ニュージーランド、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、韓国、日本、香港。
6.短期ないし長期でタイ滞在を望む外国人
60日の滞在を希望する外国人の入国を認める。さらに30日の滞在延長が可能。
条件は、過去6ヶ月に渡り最低50万バーツの預金を有している証明書が必要。
いずれの場合も、14日間の隔離は必須。
また、搭乗前72時間以内のPCR検査陰性証明書、健康証明書、10万ドル相当の医療保険加入、到着時の検査も必要。
これらの条件的は、これまで入国が認められてきたワークパーミット保持者などと違いはない。
参照:https://www.facebook.com/informationcovid19/
参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/1992943/foreign-visitors-to-be-allowed-soon
短期観光客もタイ入国可能に?
6グループのうちの6番目のグループがよくわからない。
CCSAのインフォグラフィックの絵柄は、どう見てもただの観光客だ。
短期と長期でタイ滞在を望むとはどういうことか。
60日間滞在(合計90日)というが、それは普通の観光旅行ではないのか。
また、90日滞在(合計270日)可能なSTVとの違いはなにか? 単に滞在可能期間の違いだけなのか。
50万バーツ以上の預金残高を示す証明書についてもわからない。
これからタイへ旅行しようという人に対してタイ国内の銀行口座証明書を提示せよとはならないはずで、おそらくは、各国の銀行口座の英文残高証明書となろう。50万バーツ相当の自国通貨での預金を6ヶ月維持していればいいとなるのではないか。
6番目のグループは、政府の情報センターの説明文と絵柄から判断すると、明らかに短期観光客の入国を認めるような内容となっている。
とはいえ、詳細はまだ不明。
かりに短期滞在目的の入国が認められることになっても、14日間の隔離が必要なら、ごく普通の短期旅行者のタイへの渡航はかなり厳しいまま。
ただ、世界的な感染状況が改善すれば、7日間に短縮する可能性もあるとのことだ。
現時点の発表では、詳細はあまり明らかとなっていない。
STVをはじめ、本日29日の内閣承認を経てから正式決定される見通し。
タイへの短期観光旅行を熱望する人は、期待半分の気持ちで詳細を待たれたい。
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