昨日のCCSA会議での外国人受け入れグループの拡大決定を受けて、さっそくスペシャルツーリストビザでの外国人観光客タイ入国のスケジュールが発表された。
第3段までがすでに決定済みとなっている。
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タイ観光客受け入れ再開スケジュール
まずは、10月8日に、中国の広州から150人のグループがチャーター便でプーケットに到着する予定。
日付も場所も人数もフライトも決定済みということは、以前から入念に準備を進めていたということになろう。
スペシャルツーリストビザの承認を経て発表に至ったと。
ただ、スペシャルツーリストビザの詳細についてはまだ協議中の部分もあって、完全に正式決定したわけではなさそうだが。
まあ、ほぼ決まりであろう。
第2段のスペシャルツーリストビザ観光客も中国人。
10月25日に、126人の中国人グループがチャーター便でバンコクへ。
いきなり連続の中国人団体客。
どういう経緯かは不明だが、おそらくは中国の旅行代理店がタイの関係機関ないしタイ側旅行代理店と調整していたのだと思われる。
もしも最初のグループに問題がなければ、これからも続々と中国から団体客がタイへやって来るものと思わえる。
ただ、14日間の隔離は必須のため、以前のように数百万人単位の観光客がすぐ集まるはずもない。
また、STVでの入国数には制限を設けているようで、月あたり1200人、一年で14400人となる見込み。
月当たりの観光収益が約10億バーツ、一年で124億バーツとなると期待しているとのことだ。
中国人グループが続いたあとは、11月1日、スカンジナビアを中心としたヨーロッパからのSTV旅行者がタイ航空のチャーター便でバンコクにやって来る。
冬の間、スカンジナビアからの長期滞在希望者は多い。
参照:https://www.nationthailand.com/news/30395255
やっぱり中国から
もう何ヶ月も前から、タイが観光客受け入れを再開するなら真っ先に中国人からとなるに違いない、と言われ続けていた。
まさにその通りとなった。
つい先日、タイ政府高官が、中国でゼロ感染が続く20省の人口が8億人。そのうち1%にあたる800万人がタイへ観光旅行に来たら、タイの観光産業は救われると発言していた。
広州も感染ゼロが続く省の一つだ。
中国人に加えて、寒い冬を避けるためにタイに長期滞在する欧米人が続く。
これも予想通り。
1,2ヶ月の長期休暇を取りやすいヨーロッパからは多くの人が年末年始をタイで過ごす。14日間の隔離があっても、まだなんとかなる。
STVでのタイ滞在は初回90日、さらに90日の延長が2回できる。合計270日。
昨日のCCSAの発表では、60日滞在可能なビザを発給する予定もあるとのこと。30日延長可能で合計90日。
STVとの違いがよくわからないが、より短期の滞在が可能となってくるということだろう。
ビザ発給制限はかけられるだろうけど、STVに加えて新しいビザの発給が正式に決まれば、ますます中国からのチャータ便が増えてくると予想される。
感染ゼロの省は20もあり、対象は8億人。
日本とヨーロッパ諸国を合わせても対抗できないレベル。
今回のSTVでの入国同様、新しいビザが正式発表される前に中国側は調整を済ませ、一気に入国してくる可能性が高い。
タイの観光地がまた中国人団体客だらけとなる日も、意外と遠くないのかもしれない。
少なくとも新規でタイに観光で来る外国人の大半が中国人となるのは明白だ。続いて長期滞在ファラン。
短期観光目的の日本人旅行者はほぼ置いてけぼり状態となりかねない。
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