パタヤのウォーキングストリート。
文字通り世界中から観光客が集まってくる。
よって、物価も高い。
レストランもあるが、どうしても値段は高くなってしまいがち。
目を引くのはシーフードレストラン。
ナンヌアルやシーゾーンなど多数。ロブスターが売りである。
日本や欧米よりは安いかもしれないが、タイの物価を考えると、ちょっと二の足を踏んでしまう価格帯だ。
ましてや一人旅でそういうったレストランに入るには気が引ける。
ウォーキングストリート内にはマクドナルドもあるが、価格は日本と同じか、ものによっては日本より高くなってしまうほどだ。
ちょっと小腹がすいたので、さくっと安く食べてしまいたい。
しかもローカルな雰囲気が味わえればもっといい。
というわけで、ウォーキングストリートでなるべく安くて気軽に食べられる食事どころを紹介してみよう。
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地図
今回紹介する食堂や屋台のレストランの地図です。
まず、位置関係を把握してください。
はじめてウォーキングストリートを訪れる人は、昼と夜ではまったく様子が異なるんで、それぞれ歩き倒してほしい。
ソイ15
もっとも手軽にローカル飯が食べられるエリアは、ウォーキングストリート内のソイ15となる。
標識に「PATTAYA SOI 15」と書かれた路地を入っていけばいい。
バーが密集している一方、そういった場所で働く人たち向けの屋台や食堂も混在している。
ローカル向けとはいえ、外国人旅行者でも問題なく利用できる。
(追記)
その後、規制されて、固定屋台は撤去を余儀なくされた。が、移動屋台は入り込んできており、パッタイや焼き鳥など購入可能。
カオマンガイ
いくつかある屋台の中で、一番おすすめは、カオマンガイ屋台。
カオマンガイとは、もはや説明不要だろうけど、鶏肉のせご飯のことで、大定番タイ料理。発祥は中国のようで、シンガポールでも食べることができる。
このカオマンガイ屋台については、詳しいレポートを書いた。
⇒ウォーキングストリート、ビーチクラブ前屋台のカオマンガイとバミーナム
外国人は自動的に大盛りになるようで、大量の鶏肉がのっかっている。味も良い。
これで50バーツ(約160円)だ。
タイのラーメンであるクイティアオも置いてある。
おすすめは、中華麺をつかったバミーナム。これも50バーツ。
米麺もあるんで、こっちのほうがタイっぽい雰囲気は味わえるかな。
(追記)
この人気カオマンガイ屋台も規制のあおりを受けて、一時撤退。
現在は、ソイ15とソイ14を結ぶ路地内にて営業を再開。
関連記事:復活した旧ビーチクラブ前カオマンガイ屋は、イートイン可能。味はそのまんま。
座席はないに等しいが、かろうじてイートイン可能。味は変わらずおいしい。
また、シャーク(元ビーチクラブ、元スパイスクラブ)のすぐ横にあるレストランは、ローカルな雰囲気だけど外国人向け。
ここのカオマンガイも有名。
その他には一品料理や、シーフードも置いてある。
シーフードは食べたことがないが、ナンヌアルあたりに比べれば格段に安いはずだ。
ぶっかけ飯屋
タイのローカル飯といえば、ぶっかけ飯である。
まあ、タイに限らず、東南アジア一帯では定番となっている。
カンボジアやフィリピンでもぶっかけ飯を食べたことがあるが、味も清潔度もタイのほうが上でしょうね。
シャーク(元スパイスクラブ)の横のレストランのさらに横にぶっかけ飯食堂がある。
ぶっかけ飯屋だけに、ずらりとおかずが並ぶ。
ただ、わたしが訪れた時はすでに午後11時前で、レパートリーはかなり少なくなっていた。
ぶっかけ飯の注文方法は簡単だ。
英語で「ライス」とかタイ語で「ラートカオ(ご飯にかける)」とか言いながら、食べたいおかずを指差すだけ。ご飯にかけるジェスチャーを混じえるとさらにわかりやすい。おかずは1品でも2品でもお好きなだけどうぞ。
あとは、「Eat here」とか「ギンニー」と店内で食べることを伝えればオッケー。
今回は、魚と野菜を和えたものを選択。タイ語の料理名は知らない。ラーブみたいな味。ちょっと酸っぱいかも。
あと、トートマンを付け加えてみた。
トート=揚げる
マン=油
つまり油揚げ。日本でいうさつま揚げと同じもの。
見た目も味も、ほんと、さつま揚げである。
テーブルの上にはナンプラー(魚醤)などの調味料が置いてあるんで、味は自分で整えましょう。
まあ、味はいたって普通で、特にうまくもなくまずくもないですが。
これで50バーツ。
無料の水は、店員が持ってきてくれた。
注文してから食べ始めるまで、おおよそ30秒。
これぞタイのファストフードである。
店の奥は、なんというか普通の民家の居間みたいになっている。
パジャマ姿の子供がうろうろしているしね。
まあ、初心者や短期旅行者がわざわざ訪れる必要はまったくありません。
が、ちょっとローカル気分に浸ってみたいとか、時間がなくて手っ取り早く飯が食べたい時には使えるかな。
待ち時間ゼロに近いんで、すぐに食べられる。
マリーンシーフード裏路地の安屋台群
50バーツだと?
高いわっ!!
そんな超節約家には、マリーンシーフードレストラン裏の路地へ誘いましょう。
ウォーキングストリート内から行くには、すこしわかりづらい。
この路地を入っていく。
このまままっすぐ進むとマリーンシーフードがあるが、マリーンの少し手前の路地を右に曲がると安い屋台群となっている。
本当に狭い路地なんで、見落とさないように。
路地の隣がバービア群となっていて、ウォーキングストリートにも直結している。バービア群を抜けていっても訪問可能。
ぶっかけ飯、カオマンガイ屋、クイティアオ屋などがずらりと並ぶ。
去年まではカオマンガイが35バーツだったが、おそらく今は40バーツ。
カオマンガイの味は正直今ひとつだけど。
クイティアオは35バーツから。
この鳥のもも肉入りのバミーはそこそこうまい。40バーツ。
どこも値上げ傾向にあるが、それでも安い。
(追記)
マリーン裏の安屋台群は少し店舗が減っている。
が、安定しておいしいCHY4というチェーン店系バミー屋台も出ている。ワンタン入りのバミーナムがおすすめ。たぶん40バーツのはず。
ソイ15に比べると外国人旅行者の姿は圧倒的に少なくなる。
それでも注文は英語で通じるはずだ。
安さ重視で思いっきりローカル気分を味わいたい人向け。
さらにこの路地を進んだ突き当りのところにも、屋台が出ている。
ちょうどアラブ人向けバービアのすぐ隣。
ここのガパオムーはおいしい。
カイダーオ(目玉焼き)のせで60バーツと、やや高めだが、味は間違いなし。
ただし、アラブ人バービアの爆音がすごい。
また、マリーンシーフードとアラブ人バービア群の間にある路地にも、いくつか屋台が並ぶ。
シーフード料理屋台もあるが、アラブ人バービアが目の前にあって、ここもとてつもない爆音。
落ち着いて食事が取れる雰囲気ではありません。
ソイBJ(Soi BJ)
ウォーキングストリートのやや奥にあるソイBJ内に屋台が多数出没している。
パッタイ、焼き鳥、唐揚げ、ソムタム、フルーツ屋台、クイティアオ屋台など。
お手軽に買い食いするだけなら、とても便利。
詳しくは、こちらの記事でどうぞ。
関連記事:ウォーキングストリート、ソイBJ屋台の10バーツ唐揚げ
以上、とりあえず、ウォーキングストリートでひたすら安さを求める場合の食事どころの紹介でした。
まあ、結局は、屋台メシにいきつくわけで、繁華街だろうか一般市街地だろうが、同じことですな。
正直なところ、ウォーキングストリートに遊びに行く前にどこか他で食事を済ませておくか、遊んだあとに食事に出かけるほうがいいと思うけれど。
ついでなんで、ウォーキングストリート近辺のまともなレストランも少しだけ紹介。
有名店なので知っている人も多いでしょう。初心者向けです。
ごく一般的な旅行者は、このあたりで手を打つのが無難かな。
マリーンシーフード MARINE SEAFOOD
マリーンシーフードは、ウォーキングストリート近辺でシーフードを食べるならイチオシだ。
メイン通り沿いのシーフードレストランに比べれば、かなり安くなるはず。
店頭の生簀に生の魚介類が並んでいて、料金も書いてある(はず)。
基本的に、1Kgあたりいくらという設定なので、重量を指定すればいい。
キロ単位でなくてもオッケー。
たとえば、500グラムなら、英語でハーフキロ、タイ語でクルンキロとなる。
シーフード以外のタイ料理も充実している。
味は問題なし。料金的にも安め。
あさり炒めはおすすめ。
カオパット(焼き飯)もいいね。大盛りにすると、すごい量になるので要注意です。
一人で訪れても問題ないが、できればグループで訪れましょう。いろんな料理を楽しめるしね。
女性連れでも安心です。
というか、ウォーキングストリートで知り合った夜の女性とウォーキングストリート近辺でシーフードを食べるなら、マリーンシーフードがベストです。
高いシーフードレストランへ連れて行こうとする女性には要注意で。
以前は、マリーンシーフードの向かい側にも安くて美味しいレストランがあったが潰れてしまった。
ビアガーデン BEER GARDEN
最後にもう一軒だけ。
ウォーキングストリート入り口近くにあるのがBEER GARDENを紹介。
ウォーキングストリート正面ゲートのわずか手前にバービア群がある。
その脇道を進んだ奥が、ビアガーデンとなる。
店内
名前はビアガーデンだが、普通のレストランになっていて、夜景を眺めながら食事が取れる。
しかも海が目の前。
PATTAYAサインが見えたり、漆黒の海原に船上レストランが浮かぶ。
照明は極力抑えられていて、かなりロマンチックな雰囲気だ。
値段は観光地価格ながら、わりと良心的。
ただし、酒類は高めなので、食事メインと考えよう。
ここで食事するならカップルやグループがいいでしょうね。
バーカウンターエリアなら、一人でも大丈夫。
以上、いろいろ紹介してきたけど、結局は、安かろうが高かろうが、それぞれの予算に応じて、自分の好きなものを食べればいいんじゃないでしょうかね。
まあ、知識として場所と値段を把握しておけば、選択肢が広がるんで、各自で選んでくださいませ。
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