タイ東部の島、チャン島(チャーン島、コチャーン)。
島だけあってシーフードが豊富なのは当たり前。
宿泊しているホテル近くに、ちょっとローカル風の安くておいしいシーフードレストランがあり、2日連続で通った。
カブトガニからプーパッポンカリーまで、いろいろ食べてみたんで、レポートします。
まずはカブトガニから。
これは、少々グロテスクな外見をお持ちの生物なので、軽く閲覧注意としておきます。
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カブトガニのサラダ(カイメンダー)
タイ語で、カブトガニのことはメンダーと呼ぶ。
川のタガメのこともメンダーだ。カブトガニは海のメンダーといったところ。メンダータレーと呼べばいいのかな。
カブトガニは、日本の一部では天然記念物に指定されているとか。
タイでは、タガメもカブトガニも立派な食用です。
まずは、カブトガニの甲羅側からどうぞ。
まあ、ダースベイダーかエイリアンかといった外見ですな。
で、料理にするとこうなる。
この卵たっぷりの料理は、カイメンダー。
カイは卵のこと。
甲羅の裏にびっしりと貼り付いたカブトガニの卵を食べるわけです。
うーん、見るからに食指は進まない。
というか、食べる前から、もう匂いがダメかも。
磯臭いというか生臭い。
これでもアク抜きしているようだけど。
まあ、ここまで来て食べないわけにはいかない。
が、口に入れてもやっぱり生臭い。
どうやら、タイ人でも生臭いようで、付け合せのサラダと一緒に食べるのがいいみたい。
あとは、ソムタム風にすべて混ぜてしまったサラダにすることもあるそうだ。
カイメンダーの食感は、ぷちぷちというよりぐにゅぐにゅしている。
えー、まずくはないですが、おいしくもないです。
正直なところ、もういらないかな。
でも、タイ人はけっこう好物なようで、パタヤに帰ってから知り合いのタイ人に報告すると、食べたいとの声をいただきました。
ちなみにパタヤでも食べられるみたい。
以前、ビーチロードの縁日で生きたカブトガニが売られているのを目撃したことがある。
まあ、珍しいものが食べたい人は、パタヤとかサメット島とかチャン島とかビーチリゾート地でどうぞ。
プーパッポンカリー
レストラン入り口に生簀があって、カニが売りのようだ。
そこでプーパッポンカリー。
カニのイエローカレー炒め。英語メニューでは、Stir fried crab in yellow curry powderと書いてある。
カニをカレーパウダーと卵でとじてあります。
カニが食べにくいけれど、意外と身がつまっていて、うまい。
カレー粉と卵との相性バツグン。
これが嫌いな日本人はまずいないでしょう。
甲殻類アレルギーの人とか、とにかく殻をむくのが面倒な人はダメだけど。
ちなみにわたしは後者である。カニは面倒くさい。
カレー粉とカニのエキスが染み込んだ卵ばっかり食べてしまう。
ご飯が進むこと進むこと。
友人は無口になりひたすら貪っておりました。
会話が止まってしまう1品でした。
クンチェーナンプラー
わたしが一番好きなシーフード料理。
生エビの刺し身の激辛ソース乗せサラダ。ニンニクもたっぷり乗ってます。
エビの上の緑とか赤いやつが唐辛子。で、エビの下の緑のソースも辛いやつ。
よって、えげつないほど辛い。
舌が麻痺するほど辛い。
でも、この辛さがたまらない。
新鮮な生エビのぷりぷりした食感とあいまって、辛いとわかりつつも、次々に食べてしまう。
生牡蠣
続いても、生もの系。小さなサイズの生牡蠣ですね。タイ語名は忘れました。
薬味がいろいろ付いてきます。辛いタレ、ニンニクチップ、香草を添えて食べましょう。
薬味は、食あたり防止の薬みたいなもんです。
新鮮なうちにぺろりとどうぞ。
過去何度も食べてきたけど、あたったことは一度もないです。
プラームックトートガティアム
イカフライです。
イカの素揚げもありますが、これは衣付きでまさにイカフライ。
揚ニンニク(ガティアム)付きなので、プラームックトートガティアムと呼ぶようだ。
これはうまい。
衣のさくさく感とイカのプリプリ感とのハーモニーが絶妙。
このレストラン、一押しのメニューかも。
トムヤムクンサムサイ
ココナッツミルク入りではなくて、透明スープ(ナムサイ)のトムヤムクン。
まあ、多少濁っていますが、ナムサイです。
ミルク入りなのはナムコンと呼ぶ。
タイ人はナムサイのほうが好きみたいだ。
ここのトムヤムクンナムサイは、マイルドな辛さと酸味でかなり飲みやすい。
エビも大きくて食べごたえあり。
ムール貝のしょうが蒸し
ムール貝というか、ミドリイガイを生姜蒸したもの。
火が通っているので安心。
特に印象に残らない味。
クントートガティアム
イカフライがおしかったので、次はエビフライにしてみた。
パン粉でまぶしたフライではないけれど、これも立派なエビフライ。にんにく(ガティアム)が添えられるのはイカフライと同じ。
これまたおいしいが、イカフライのほうが好き。
カナーナムマンホイ
カナー(カイラン菜)のオイスターソース炒め。
ごく一般的なタイ料理。
箸休めにどうぞ。
プラームックカイヌンマナオ
マナオ(ライム)風味のダシで煮込んだイカです。
わりとさっぱり。
イカ本来の味が堪能できます。
ここのイカはおいしいなあ。
そして、最後に残ったダシがまたおいしい。
ホイシェルプリックパオ
ほたてっぽい貝を甘辛く炒めたもの。海ぶどう入り。
貝の味は、あまり印象に残っていない。
わたしは、貝好きじゃないのかも。
以上、全11品のご紹介でした。
店の名前と場所
看板によれば、JAMAM SEAFOOD RESTAURANT
外観
生簀があって、カニがたくさん。
壁に英語表記の写真見本が貼ってあるので、指差し注文も可能だ。
メニューも英語併記で安心。
カブトガニだけがちょっと高くて500バーツ。
プーパッポンカレーが300バーツだったかな。
あとはシーフードものは、せいぜい200バーツ。
野菜の炒めものは70バーツ。
3人で訪れて、ビール大瓶2本のんで、だいたい1000から1500バーツの間だった。
カブトガニを食べた日はちょっと高め。
場所は、クロンプラオビーチ近く。
GPSを使っていたわけではないので、おおまかな場所となります。
車やバイクで走っていると、すぐにわかるはずです。
地図
Google Mapsにも掲載されているので、おそらくこの場所で間違いないかと。
ほどほどにローカルな雰囲気を残しつつ、英語も多少は通じるんで、外国人旅行者でも利用しやすいです。
チャン島には、他にも似たようなシーフードレストランがいくらでもある。
似たような価格と味で食べられるでしょう。
無理にこのシーフードレストランを訪れる必要はないだろうけど、お近くに宿泊の際は、ご利用のほどを。
イカフライとプーパッポンカレーがおすすめです。
カブトガニは、変わったものが食べたい人向けで。
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