関空からタイ・エアアジアXのフライトでドンムアン空港へやって来て、タイに入国した。
日本からドンムアン空港でタイ入国するのはひさしぶりだ。
タイデジタル到着カード導入後はもちろん初めてのことになる。
スワンナプーム空港でのタイ入国については、以前のレポートを。
関連記事:タイ入国 TDAC登録はチェックされるのか?現地レポート
今回は2025年9月頭時点の最新のタイ入国事情について、ドンムアン空港編をお届け。
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TDAC(タイランドデジタルアライバルカード)
2025年5月より、タイ入国にはTDAC、タイデジタル到着カードの登録が必須となっている。
事前に登録しておかないと本当に入国できない。イミグレーションで入国を拒否されて、登録してこいと追い返される。
⇒https://tdac.immigration.go.th/arrival-card/#/home
(Google検索すると、最初に偽物のTDAC登録サイトが表示されることがあるので要注意。TDAC登録は完全無料だが、偽サイトはクレジットカード決済を要求されることがある)
さて、関空でエアアジアのカウンターでチェックインする際には、TDACの登録をお願いしますねと言われた。
実際に登録しているかの確認はない。口頭で告げられるのみだ。
TDACはタイ到着予定日の3日前より登録可能となっている。
現地到着時にも登録可能だが、なにかと忙しない。必ず事前登録しておこう。
登録を終えると、EメールでTDAC完了の番号やQRコードが送られてくる。念の為に、スマホにスクショしておくといい。心配な人は紙に印刷しておいてもいいけれど、たぶん提示する場面はないと思う。
タイ入国
エアアジアのフライトがドンムアン空港に着陸したのが午後2時6分。
実際に降機したのが午後2時15分だった。
着陸から降機まで9分とは、ドンムアン空港は動きが早い。
ボーディングブリッジでターミナルビル内へ。
案内板に従って、ARRIVALと書かれたイミグレーションへ進む。
途中には、TDAC登録を促す看板と登録端末が設置されている。
もし、日本で登録していなくとも、ドンムアン空港到着後にこの端末を使って登録することもできる。
端末の利用はもちろん無料。
コンコースを進んでイミグレーションへ。
14時19分、入国審査場に到着した。
イミグレーション近くにも同様の端末は設置されている。
入国審査場のブースは、手前側だけでなく、奥のほうにも並んでいる。
みんな手前側で並びはじめるため、奥のほうが空いているようだ。
手前側は10人以上待っている列がほとんどだが、奥は5,6人待ちの状態。
10分と待たずに順番になった。
提示するものは、パスポートとここまで乗ってきたフライトの搭乗券のみ。
まったく何も質問されなかった。
TDACの登録済みのQRコードの提示も必要なし。
パスポート番号とTDACが紐づいているようで、自動的に検出されるシステムらしい。
列に並んでいる他の外国人の様子を見ていたが、中にはスマホや紙を係官に見せている人がちらほらいた。それがTDACのQRコードなのか、ホテル滞在証明書や帰国フライトの予約確認書なのかは不明。
TDACでは、宿泊先の登録が必須となっている。旅行者であれば最初に泊まるホテルを記入しておけばいい。在住者は自分の住んでいる家やアパートの住所を記入しておく。
また、TDACでは任意とはなるが、タイを出国するフライトの情報を登録する。決まっていない場合は空欄のままでも大丈夫だが、余計な疑念を避ける意味でも、なるべくなら帰国便も登録しておこう。
帰国フライトの予約の有無やホテル予約の有無は何も聞かれなかった。
というかこれまで実際に書類を提示する形で確認されたことはない。
今回も無言のままスタンプを押してくれた。
ノービザであれば滞在日数は60日だ。
14時30分、イミグレーションを抜けた。
下に降りるとバゲージクレームと税関になっている。
SIMカード売り場や両替所もある。
ちなみに両替レートはどこも横並びで、1万円=1954バーツ。
極悪レートなので決して手を出さぬよう。
トイレにだけ寄っておく。
今回は預け荷物がないため、そのまま税関へ。
申告するものなしのグリーンレーンを通っていく。呼び止められることなく素通りできた。
14時33分、無事にタイ完全入国を果たす。
降機からここまでの所要時間は18分。
ドンムアン空港の入国はやっぱり早くていい。
ドンムアン空港到着後にすること
到着ロビーに出て、右手へ進むと、パタヤ行きバスチケット売り場がある。
パタヤ行きバスの本数は少なく、次のバスは午後5時30分との表示。
現在午後2時15分なので、あと3時間15分後だ。
少しでも早くパタヤへ行くならば、スワンナプーム空港へ移動してから、パタヤ行きバスに乗ったほうがよさそうだ。
さらに進むと、パタヤ行きバスやバンコク市内行きエアポートバスのターミナルであるサービスホールとなっている。
サービスホール脇には喫煙所が2箇所あるはず。
INTHANINというコーヒー屋のすぐ近くに置いてあった灰皿が撤去されていた。
バスターミナル前の歩道上に置いてあった灰皿も撤去された。
これでサービスホール付近ではタバコが吸えなくなった。まあ、空港関係者はそのあたりの路上でテキトウに吸っているけれど。
国際線到着後の最寄りの喫煙所は、ターミナルビルを出て左手へ進み、国内線ターミナル入口の向かい側あたりにある喫煙ルームかな。
いや、到着フロアから4階の出発フロアへ上がり8番出口から外に出たところの喫煙所のほうが便利かも。
暑い外を歩かずに済むので。
隣の国内線第2ターミナル4階にあるCLOUD EXCHANGEという両替屋のレートを確認しておく。
1万円=2170バーツ
国際線到着エリアの両替所に比べると、200バーツ以上もいい。
国内線ターミナルまで移動するのが面倒であれば、国際線到着後に外へ出て、タイ国鉄ドンムアン駅の旧プラットフォーム内にあるハッピーリッチへ行くといいだろう。
おそらくレートはCLOUDと同じくらいのはずだ。
国際線ターミナル到着口からは、ハッピーリッチのほうが近い。ただし、外に出て少し歩く必要があるため、けっこう暑いのが難点。
CLOUDのほうは涼しいターミナル内を歩くだけでいい。
また、国鉄レッドラインでバンコク市内へ向かうならば、レッドラインのドンムアン駅構内にもハッピーリッチがあるため、そこで両替すればいい。
まとめ
TDAC登録だけは忘れずにいれば、ドンムアン空港での入国は楽でいい。
スワンナプーム空港に比べれば、規模が小さくて、降機から入国までスムーズに進む。
ドンムアン空港到着後も両替やら喫煙やら移動やらも問題なし。
日本からの直行便ではエアアジアのみとなる。エアアジアでバンコクへ行く人も心配無用だ。
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