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タイ国内情勢

タイ全土でドローンの使用禁止に

投稿日:

タイとカンボジアの国境紛争は停戦合意がなされた。
が、一部では停戦実施後にも攻撃があったとの報告が出ている。
タイ側、カンボジア側それぞれが相手の攻撃だと非難しているような状況だ。
タイの上空には正体不明のドローンが飛行していて、タイ軍が調査している。
CAAT(タイ民間航空局)では、いくつかの県でドローンを禁止した。
ブリラム、チャイナっと、チャンタブリー、ロッブリー、ナコンラチャシマー、ナコーンサワン、ペッチャブーン、ピチット、プラチンブリ、サケオ、シーサケット、スリン、トラート、ウボンラチャタニだ。
正体不明のドローンが飛んでいたのはウボンラチャタニだった。

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タイ全土でドローン禁止

その後、CAATから緊急通達が発令された。
タイ全土でのドローン禁止だ。

一部県だけでなく、タイ全土でドローンを飛ばすことは禁止される。
この制限は、2025年7月30日から2025年8月15日まで、または新たな通知があるまで有効となる。

この措置は、国家安全保障および安全上のリスクへの予防的対応として実施された。治安活動を支援し、公共の安全を確保することを目的としている。

禁止措置に違反した者は、法的罰則の対象となる。
最長1年の懲役もしくは最高4万バーツの罰金あるいはその両方が科させる可能性がある。
また、軍は国家安全保障上の脅威とみなされる無人航空機を破壊する権限を有している。

以上がタイ全土ドローン禁止のあらまし。
かなり厳しい措置だ。
夏休みに日本からタイへ旅行してドローン撮影しようと考えている人もいるかもしれないが、へたに飛ばそうものなら、ドローンが破壊され、さらに本人も逮捕される事態になりかねない。

タイでのドローン飛行ルールは厳しい

そもそも、タイでドローンを飛ばすのはかなりハードルが高い。
実に細かいルールが定められており、普通の短期旅行者がタイでドローンを飛ばすのは実質的に不可能といえるほどだ。

事前準備と登録にすごく時間と手間がかかる。
まず、国家放送通信委員会とタイ民間航空局の両方に登録が必要。
大型のドローンの場合は運輸大臣の書面による承認も必要だ。
次に飛行前の手順と認証も大変。
操縦者はCAATによるテストを受けることを推奨されている。
補償額100万バーツ以上の保険に入る必要もある。

操縦者はタイ到着後に登録が必要。
操縦士資格を取得にするにはオンライン試験に合格しないといけない。
すべての手順をクリアすれば、実際にドローンを飛ばすことができる。
ただ、制限は多い。
空域ガイドラインによって、飛行可能な場所は限られている。
市街地、政府庁舎、病院、軍事区域、その他の制限区域では、特別な許可がないかぎり、飛行は禁止される。
飛行は日中の晴天時のみで、目視範囲内でのみ認められる。カメラのみをナビゲーションに使用することは不可。
空港から9km以内は飛行不可。
重量2kg未満のドローンだと、安全距離は30メートルまでに制限される。

すべての手続きを英語もしくはタイ語で行い、がちがちのルールに縛られて状態で飛行しないといけない。
一般的な日本人旅行者に到底無理なレベルだ。

たまに動画サイトやSNSで一般人が撮影したと思われるドローンの映像を見かけることがあるが、タイ滞在の専門家でもないかぎり、ほぼほぼ違法撮影だと思われる。

ちなみに飛行禁止エリアには、パタヤビーチ上空も含まれる。
パタヤビーチ付近を空から撮影できるのは、パタヤ市がPRのために撮影しているか、特別許可を受けた人のみだ。それら以外は違法。

詳細は知りたい人は、CAATにコンタクトを取るようにしましょう。
どのみち、8月15日まではタイ全土でドローンは完全禁止だ。飛ばせば逮捕されかねない。

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