タイのソンクラーンが終了した。
4月13日から15日がタイのソンクラーンで、休日の関係もあり、今年は4月12日の土曜日から開始したところが多かった。16日まで水かけをやっていたところもあったかもしれないが、さすがに17日はやらない。
ソンクラーンは終わった。
でも、それはチョンブリ地方以外でのこと。
パタヤではこれからがソンクラーンの本番だ。いよいよクライマックスのワンライを迎える。
今年からは水かけに関して警察当局の取り締まりが厳しくなっており、いくつか事件も起きて、警察署へ連行される事態も起きている。
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パタヤの水かけの禁止事項と事件簿
毎年のことであるが、パタヤではソンクラーンの水かけでトラブルや事件が起きている。
禁止事項を破るケースは、はっきり言って、数え切れない。
水かけ無法地帯と化している。
それでもやはり禁止事項はあるわけで、当局も取り締まりに動いている。特に今年は厳しめだ。
今さらながら禁止事項をいくつか紹介。
日没後の水かけは禁止
水かけは日中の明るい時間帯だけに行い、日が沈んだ夜は水かけをやめようというもの。
これは不文律であって、法律で決まったものではない。日没後は、店や施設側が客に対して水かけを推奨せずに、やめさせるよう促すのがパタヤの暗黙のルール。
でも、まったく徹底はされていない。
特に外国人旅行者にはそんな不文律はまったく通じない。
夜でも平気で水かけをしている外国人は多い。
ウォーキングストリートは特にひどい。夜でも歩けない。
バー側でも客が集まるならと水かけを止めることはしないのが現状だ。
ローカルエリアでタイ人が日没後に通行人に対して水かけしているところをきつく注意されているところは見かける。
まあ、子どもが遊んでいるくらいなら許容範囲なのだが、夜にバケツで水をぶっかけてくるのは本当にうざい。
高圧水鉄砲禁止
水道パイプを改造して作った水鉄砲だ。これは警察により摘発されている。あまりにも威力がありすぎて危険すぎる。しかも、外国人は、通行人の耳の穴や目を標的に狙ってくる。耳や目に障害が残る事例も発生している。
摘発しても摘発しても切りがないが、やらないよりはまし。
今年も多くの改造水鉄砲が押収されている。
(画像:パタヤ市)
押収されるだけで、外国人利用者は販売者が逮捕されたという事例は聞いたことがない。
給水車に乗っての水かけ禁止
大型の給水車の上に乗って、道路を走りながら、道路脇の人などに大きなホースで水を噴射する光景を目にすることがよくある。
これは観光客がそれなりに大きな金を払って、給水車を丸ごとチャーターして、街中へ繰り出している。
以前は見過ごされてきたが、今年のソンクラーンは厳しく取り締まるようになった。
給水車の上に人を乗せて、そのまま走行することは違法行為とのこと。まあ当たり前だが。
(パタヤ市警察より)
実際に摘発されて、給水車ごとパタヤ警察へ連行されている。
給水車に上に乗っていたのは中国人旅行者だった。
バンコクでも同じように中国人が給水車の上にのって大暴れしていると報道されている。
また、給水車が他の車両の通行を妨害する形で路上駐車することも多いが、これも違反行為なので、摘発するとパタヤ警察は注意喚起している。
狭いソイの中で大きな給水車が止まっていると、まったく車が動かなくなる。
水風船投擲禁止
これは実際に目にしたことがないけれど、水の入ったビニール袋を走行するバイクに投げつける行為があるもよう。
パタヤ警察から注意喚起が出ている。
傷害罪などに問われる可能性あり。
さすがに危なすぎるだろうに。
ソイ6で事件
ソイ6で事件が起きた。
酔っ払ってテンションの上がった外国人が、ソイ6のバーで働く女性たちに失礼な行為を繰り返し、止めに入ったセキュリティに抵抗したり挑発したりしたそうだ。それで我慢できなくなったセキュリティが外国人を殴打した。その様子でSNSで流されて、バズったような形。
セキュリティは警察署で取り調べを受けたが、当の外国人はどこかへ行ってしまったとのこと。
(パタヤ市警察より)
祭りに喧嘩はつきものとはいえ、酔っぱらいはほどほどに。
ワンライ
さて、パタヤのソンクラーンはこれから。
4月16日と17日のパタヤは、水かけは小休止。特にローカルエリアでは大人しくなる。
ただし、ソイ6やソイ7やソイブッカオといった外国人エリアでは、水かけを継続して実施している。
パタヤのソンクラーンの本番は、ワンライだ。
4月18日は、ナックルアでワンライ。
ナックルアとポティサンエリアで盛大な水かけ祭りの開催だ。
以前の様子はこちらから。
関連記事:ナックルアのワンライ
今年は大規模な交通規制が実施される。
道路は通行止めや一方通行となる。
車はほとんど動かなくなるので、参加したい人は、徒歩でどうぞ。
4月18日には、パタヤでも水かけが復活する。ローカルエリアでも普通に水かけをやる。パタヤワンライに向けて雰囲気が盛り上がっていく。
むろん、ソイ6やソイ7では毎日水かけ継続。
そして、4月19日はパタヤワンライだ。
これがクライマックス。
ビーチロードは歩行者天国となり、あちこちでイベントも開催。街全体が水かけ祭り会場と化す。
交通規制もあるけれど、車と人の数が多すぎて、道路はどこも大渋滞だ。
パタヤ市警察より出されている交通情報。赤い部分は大混雑する道路。
パタヤ中心部は車での移動はほぼ絶望的。バイクでも移動がしんどいほどだ。
どうしても移動しないと行けない人は、地図情報を参考に。まあ無理だと思うけど。
ワンライは朝から夜まで街中で水かけをしている。どこを歩いてもすぐに全身ずぶ濡れとなること必至だ。
この日は日没後の水かけも普通にオッケーという雰囲気。下手すると夜中まで続く。
20日になると、昨日までの狂乱が嘘のように、水かけはピタッと止まる。午前中にはゴミが各所に散乱しているが、午後にはそれも撤去されて、何事もなかったかのように、パタヤの日常が戻って来るのがおもしろい。
ただ、前日に遊び疲れて、ぐだぐだのタイ人や外国人が多い。
ではパタヤ滞在中の人は、ワンライを楽しみましょう。濡れるのが嫌な人は朝から夜中まで部屋に籠もることを推奨。
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