バンコク・ドンムアン空港には2つのフードコートがある。
一つは、国際線第1ターミナルから国内線第2ターミナルへ移動する通路のところにある24時間営業フードコート。
ここは旅行者向けのため、お値段少し高め。
もう一つが、国内線第2ターミナルからレッドライン・ドンムアン駅へ向かう途中の通路にあるマジックフードパークだ。
昔は国際線ターミナル1階外の駐車場エリアにもフードコートがあったが、現在は閉鎖されている。
ローカルプライスで食べられるのはマジックフードパークとなる。
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ドンムアン空港のマジックフードパーク
国内線ターミナルをREDLINEの案内板に従って進んでいく。
セブンイレブンの脇の通路をさらに進む。
すると右手にMAGIC FOOD PARKがある。
入って左手のキャッシャーで、前売りカードを購入する。金券の変わりで、好きな金額を指定すればいい。余った分はあとで返金してもらえる。
返金の締め切りは夜9時30分まで。
店内はちょっと古めかしいけれど、ちゃんとしたフードコートだ。
基本的には空港職員がよく利用するものだけど、一般旅行者でももったく問題ない。
ちょうど昼飯時の正午の入店だったけれど、意外と空いていた。
やはりタイ人多め。空港スタッフと旅行者が半々くらい。
パンデミック前は、このフードコートが中国人団体ツアーの食事コースに入っていて、とんでもなく混雑することもあったが、今回は中国人は個人利用者がちょっとだけ。
これなら気持ちよく利用できる。
カオマンガイやクィティアオやカオカームーなど定番の料理が並ぶ。イサーン料理もある。
カオマンガイはちょっと値上げして60バーツに。以前は50バーツだったはず。
イサーン料理では、ラープとナムトックが70バーツ。
ママートムヤムが75バーツ、クィティアオが65バーツ。
カオカームーは60バーツ。
かろうじてローカル価格ではあるものの、もはや激安食堂ではなくなった。
タイの物価高騰はドンムアン空港フードコートにも当然及ぶ。
カオソーイ
今回選んだのはカオソーイだ。
Jan Prodという店名で、タイ北部料理専門店のようだ。
タイ北部式カレーソースのライスヌードルが40バーツ。
カオソーイは、豚と鶏肉が65バーツ、ビーフが85バーツ。
ここは完全ローカル仕様だな。
カオソーイガイにする。鶏肉入りのカオソーイだ。
あっという間に完成。これが素の状態。
薬味や野菜などがカウンターにたくさん並ぶ。
どんぶりに好きなだけ放り込んでいくスタイルだ。
ライムも入れ放題。漬物も入れ放題。野菜も入れ放題。タイ人客はこれでもかと大量の野菜を追加し、ライムも3つくらい絞っていた。
まあほどほどに漬物と玉ねぎを追加し、ライムは2個絞る。唐辛子も追加。
もともとボリューミーな外観がさらに豪華になった気がする。
鶏肉は大きいし、太麺も乾麺もたっぷり入っている。
スープはやや甘め。ココナッツミルクの甘ったるい感じではないけれど、ちょっと刺激が足らないかな。
唐辛子を足してやるとちょうどいい。
うん、これはおいしいカオソーイだ。
野菜というか薬味たっぷりな感じもいい。
朝から何も食べておらず、がつがつと食べ進める。
スープは熱々ではないけれど、ぬるくもなく、食べやすい温度。
これは箸とレンゲが止まらない。
いや、よかった。
空港のフードコートでこのようなカオソーイが65バーツで食べられるのはお得だと思う。
本場チェンマイのカオソーイの名店に比べるのは野暮ってもの。このレベルのカオソーイでも十分だ。
国際線ターミナルからはけっこう遠いのが難点。
レッドラインでバンコク市内へ向かう、もしくバンコク市内からレッドラインでドンムアンに到着した際には、ちょうど通路の途中にあるため、使い勝手はいい。
ドンムアン空港内で安くておいしい料理を食べたければ、マジックフードパークへどうぞ。
カオソーイはおすすめです。
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