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空港やバス関連

タイから大麻入り荷物を間違って日本に持ち込んで大騒動に

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タイのSNSで話題になっている事件がある。
タイから日本へ旅行するタイ人旅行者が日本の空港到着時のバゲージクレームにて、間違った荷物を預けていたと気付いた。中身を確認すると、大量の大麻が詰め込まれていた。その量、実に24キログラム。
タイ人旅行者は日本の税関に知らせたが、日本へ入国できず困難な事態に直面したという。

自分の荷物だと思いきや、中からは大量の大麻が出てきたらそれはびっくりする。
大量の大麻入りカバンでもスワンナプーム空港の保安検査場を通り抜けていた。これはどういうことなんだと。

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スワンナプーム空港の保安検査

この件について、タイ空港公社およびスワンナプーム空港が経緯を説明している。
とりわけ、大麻入りカバンがスワンナプーム国際線の保安検査をすり抜けたことについて、詳しく述べている。

タイ人乗客はスラタニー空港で荷物を預けてから国内線でスワンナプーム空港に到着。国内線バゲージクレームにて自分の荷物を受け取る。が、この時、間違って他人の荷物を自分のものだと勘違いして受け取ってしまっていた。
タイ人乗客は、スワンナプーム空港で日本行きフライトのチェックインを行い、他人の荷物を自分の荷物だと勘違いしたまま受託手荷物として預けた。
その後、空港セキュリティ部門が手荷物検査を実施した。基準通りに検査したところ、爆発物は発見されなかったため結果はクリア。手荷物はそのまま航空機に積み込まれた。
CAAT(タイ民間航空局)が定める規則と基準に従って、手荷物の検査は実施されている。AOT(タイ空港公社)は、航空機への武器や爆発物やテロの原因となる物体の持ち込み防止するために、アメリカ運輸保安局(TSA)とECAC(欧州民間航空会議)の基準に合致した爆発物検査装置を手荷物検査システムに取り付けてある。
タイの空港では、チェックインカウンターで旅行者に情報提供している。大麻の郵送については、目的地の国の法律を確認するよう推奨する。多くの国では依然として大麻は違法となっているため、それぞれの国の法律に基づいて法的措置が取られる可能性がある。
タイの空港は手荷物検査のすべての手順が国際基準に従って実施されていることを改めて確認した。
乗客に対しては、到着地での法的トラブルを防ぐため、手荷物を預ける際には特に注意するよう呼びかけている。

以上のような内容だ。
スワンナプーム空港側としては、正規の手順で保安検査を実施しており、空港セキュリティとしては問題ないというスタンスである。

スワンナプーム空港国内線バゲージクレーム

国内線のため税関はない。空港スタッフによる荷物タグの確認も特に行われていない。

なお、本来の荷物の持ち主は外国人で、その人物からは荷物の紛失届が出ていた。
この人もびっくりしているはずだ。
タイでは大麻が合法化されており、一部規制はあるものの、正規の手順を踏んで大麻を所持したり、持ち運ぶことは問題ない。もちろん爆発物でもないため、大麻を詰め込んだカバンをタイ国内線フライトで輸送することも問題ないことになるはずだ(実際の運用規則は不明だが)。タバコや風邪薬を受託手荷物に入れていても問題ないのと同じ理屈となる。
その外国人は合法とわかっているからこそ、ロストバゲージを申告したのだろう。

今回の問題は明らか。
国内線到着時に間違って他人の荷物をビックアップして、中身を確認せずに国際線出発チェックイン時に荷物をそのままチェックインしたのが問題だ。

日本到着時に気づいいて、自分から税関に告げたからまだよかったものの、もし気づかずに税関をそのまま通過しようとして、カバンを検査されて大量の大麻が見つかっていたら、日本入国どころか刑務所に入るところだった。

タイからの帰国便での預け荷物

というわけで、タイから日本へ帰国する日本人も預け荷物には注意しておきましょう。
スワンナプームから直接日本行きフライトにチェックインするだけなら、間違って他人の荷物を預けてしまうことはないだろう。
たまに、他の乗客らしき人物から受託手荷物重量がオーバーするからといった理由で、かわりに荷物を預けてくれないかと頼まれるようなことがある。これはゼッタイにやってはいけないこと。常識すぎるほどの常識だけど、本当に駄目。もし、カバンの中に大麻を仕込まれていたら、日本で大変なことになりかねない。
タイに限らず、世界中の空港でも同じこと。他人の荷物を預かるのは厳禁だ。

あとは、日本到着時のバゲージクレームで他人の荷物を間違ってピックアップしないこと。
今回の件でははっきりしたが、タイの空港のセキュリティチェックではカバンに大量の大麻があっても、通過できるわけだ。
いちおう、タイの空港では麻薬取締局などとも連携して、空港を通過する密輸を防止するようにしているとのことだが、保安検査機でチェックされるのは爆発物に対してなので、大麻には反応しない。通過できてしまう。
タイから日本へ到着して、バゲージクレームで他人の荷物を間違ってピックアップしてしまい、その中に大麻が隠されていたら、これまた大変なことになる。まあ、税関が荷物タグを確認すれば、誤解は解けるかもしれないが、調査に時間がかかりそう。
似ているカバンはいくらでもある。バゲージクレームで荷物を受け取る際は、タグを確認するようにしましょう。
というか、ごく普通に荷物を預けて、ごく普通に自分の荷物をピックアップすればいいだけのこと。実際には圧倒的大多数の人は今回のような問題を起こさないわけだが、中には本当に起きてしまうケースもある。ご注意を。

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