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パタヤ近況

パタヤのバリハイで放置された高層コンドミニアム、取り壊しか建設継続か?

投稿日:

パタヤのウォーキングストリートを抜けた先には、バリハイ埠頭があり、そのすぐそばに丘がある。
PATTAYA CITYと書かれた大きなサインが有名だ。

バリハイと丘の間に狭いスペースに建つのが、建設途中で放置されたままの高層コンドミニアム。
幽霊マンション状態でずっとここに建っている。
たぶん10年くらいこのままだ。

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バリハイコンドミニアムは取り壊しか建設継続か?

地図

明らかに異質で異様な景観となっている。

立地はすごい。
桟橋が目の前にあって、海も目の前。まさにウォーターフロントだ。
ウォーキングストリートまで歩いて数分で行ける。
裏は丘になっており、静かだ。

が、せっかくのパタヤの景観が台無しとなっている。

プラタムナックの丘の頂上にある展望台からの眺めは、このコンドミニアムのせいで、みごとにパノラマが分断されてしまう。
大顰蹙ものである。

このようなコンドミニアムの建設が許可された経緯については、まあ当時の政治家の裏工作がどうのこうのという話があり、結局は汚職が露見して、建設が途中でストップしてしまった。
それから早10年ほど。
幽霊マンションとして放置されること早10年。
いいかげんなんとかしろとパタヤ住民からの声が大きくなってきた。

そんな中、パタヤ市長が声明を出した。

ウォーターフロント
結論は、取り壊しか、建設継続か?

パタヤ市長によれば、パタヤ市は土地所有に関する土地管理局の決定を待っている状態だという。
土地管理局による決定がまだ下されておらず、開発途中のコンドミニアムの法的地位は不明のままだということだ。

そもそもこの土地は、山岳地帯や丘陵地帯の私有を禁止する内務省規定に沿えば保護地域に指定されている。これにより、土地所有証書は違法となり、建設計画の将来は疑問視されている。

パタヤ市長は、最終的な結果について、2つの可能性を上げている。

・取り壊し
土地管理局が土地所有権証書を取り消した場合は、この土地は公有地に戻される。その際には、パタヤ市およびバンラムン郡が、内務省規定に従い、建物の取り壊しを実施する。

・建設継続
土地管理局が土地所有権証書を認めた場合、パタヤ市では建設計画に関する要請を検討したうえで、計画継続を許可する。建設規制法などの法令に従い決定する。

とのこと。
要するに、パタヤ市としては何もできない。
土地管理局の決定を待つしかない。

かりに、土地管理局が土地所有権証書を認めずに、公有地に戻された場合は取り壊しすることになる。
が、はたして、その巨額となろう取り壊し工事費用は誰が負担するのか?
パタヤ市が持つのか。
いろんな疑問が湧いてくるが、とりあえずは、さっさと決定してほしい。
もはや幽霊マンションが見慣れたパタヤの風景と化しつつあるけれど、やっぱりこれは異常なんで。

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