ひさしぶりにターミナル21パタヤへ寄ってみた。
1年以上は来ていないような気がする。
ターミナル21はパンデミック前と後とでは、そこまで大きな変化はない。一部テナントが撤退してしまったが、入れ替わりがあるのは通常時でも同じこと。
今では空きテナントはほぼ見当たらない。客も多く絶好調だ。
フードコートでおいしいカフェを見つけた。今回のメインはカフェで。
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TERMINAL 21 PATTAYA
ターミナル21名物の飛行機。
飛行機の下はマーケットになっている。
随分前からこのようなスタイルに変わったのは知っているが、実際に訪れたのははじめてかも。
まあこれといってほしいものはなかったかな。気になったのは、巨大なイカ揚げくらい。
建物内には、毎度おなじみのエッフェル塔。
エッフェル塔下のイベント広場では、聞き慣れた歌が流れている。
♪パニックパニック
クレヨンしんちゃんのイベントをやっていた。
タイでも人気です。
レストランに大きな変化はないみたい。
すき家は健在だ。
かつや、ペッパーランチ、幸楽苑も営業。
日系ではないだろうけど、新しい寿司屋のSUSHI PLUS。
寿司は30バーツより。カニ味噌が160バーツ。
寿司はスシローより安いけれど、味は不明。
タイ料理屋チェーンのtummourができていた。
北海道ホタテ入りのカオソーイが590バーツ。
びっくりする価格。
tummourってこんなに高級志向だったっけ。
1階には日系ラーメンの豚骨火山が健在。
シンガポールホーカーの海南鶏飯はとっくに撤退して、Good Old Cafeという店に変わっている。
PIER 21
ターミナル21名物の格安フードコートが、PIER21。
種類豊富で、その安さが魅力的。
テーブルの数は多いけれど、いつも満席に近い状態だ。昼飯時は席を探すのに苦労する。少し時間をずらせば席は見つかりやすい。
煮込み豚バラ肉のガパオライス
ポークリブやポークベリーを煮込んでいる店が気になった。
煮込みポークベリーのガパオライスにしてみる。
並サイズが59バーツ。PIER21にしては高いほうか。
鶏肉のガパオライスなら39バーツだ。
知らないうちにカードでの精算方法が変わっていた。
以前は前売りでデポジットしたカードを店員が精算機に通していたけれど、今はカウンターに置かれた精算機に客が自分でスキャンするようになった。
残額は精算機の小さなモニターに表示される。
煮込みポークベリーのガパオライスはこんな感じ。
ぶつ切りの豚バラ肉をガパオ炒めにしたものだ。
豚バラ肉はとろとろに近いまでにしっかりと煮込まれている。
味付けは通常のガパオライスと大差ないけれど、豚バラ肉自体に味が染み込んでいて、独特の味わいと食感だ。
バラ肉だけあって脂身も多いのだけど、くどさは控えめ。でも食べ過ぎると胃もたれしそう。
このタイプのガパオライスははじめてだけど、これはおもしろいなあ。
付け合せのスープはすっきりしていて、口直しにちょうどいい。
59バーツはPIER21にしては高めだけど、食べる価値はあると思う。
街中の店でこのような料理があれば、80バーツくらいしそうなんで。
コームーヤーン
2日後、またもPIER21へ。
今回は、イサーン料理にする。このブースはターミナル21パタヤの開業当初からずっとやっている。
コームーヤーンが48バーツ。
パタヤ最安値なのは間違いない。
ナムトックムーは45バーツで、これもたぶんパタヤ最安値だろう。
コームーヤーンとカオニャオで合計58バーツ。安い。
肝心のお味のほうはというと、コームーヤーンの肉質が今ひとつだ。
脂身少なめのように見えて、けっこう脂っこい。
肉も固い。
肉の下処理と漬け方と焼き加減のどれもが物足りない。
タレはけっこうおいしい。
タレをたっぷりつけて、カオニャオと一緒に食べるとイサーン気分に浸れるかなと。
まあコームーヤーンが48バーツで気軽に食べられるのはパタヤではここくらいなので、一人で訪れている人にはいいかも。
Lalla Coffee Corner
さて、今回の目玉は料理ではなくカフェだ。
水代わりにコーヒーを買うことにした。
Lalla Coffee Cornerというブースだ。
こんな店あったのか。知らなかった。
100%アラビカ種とのこと。
Lalla(タイスタイルラテ)のアイスが32バーツ。
アメリカーノのアイスが27バーツ。
カプチーノのアイスが35バーツ。
カフェラテのアイスが35バーツ。
安いなあ。
100%アラビカ種でアイスアメリカンが27バーツはかなり安い。
まず、アイスのカプチーノから。
注文時に甘さの度合いを聞かれた。今回は、普通の甘さ(ワーンポカティ)で。
さすがに甘さ強め。
でもコーヒーの苦さが深みがしっかりとある。
アラビカ種100%ということで、Pangpondのコーヒーを連想させる。
これはいける。うまい。
気に入った。
甘さ50%くらいに指定してやると、もっとよさそう。
Pangpondが60バーツに対して、こちらは35バーツ。
価格を考えると、パタヤ屈指のカフェかもしれない。
ここ数年でパタヤのカフェの値上げラッシュがひどい。
ローカルなカフェスタンドでも、当初は30バーツだったものが、35バーツ、40バーツ、そして45バーツへと値上げするほど。
今や35バーツで飲めるカフェは希少だ。
もちろん昔ながらのインスタントを使ったカフェイエン屋台であれば25バーツ程度で飲めるけれど、あれは別物。
2日後、またLallaへ。
店名を冠したLalla(タイスタイルラテ)のアイスにしてみる。32バーツ。
オーダー時に甘さについては聞かれなかったのでおかませで。
カプチーノよりも色が薄くなった。
ミルクと練乳多めということみたい。豆も違うのかな。
カプチーノよりも甘さが強い。
それでも苦みと深みがあって、これもなかなかおいしい。
でもやっぱりカプチーノのほうがいいな。
3バーツの差額なので、35バーツのカプチーノにすべき。
次回は甘さ控えめでオーダーする。
いやあ、いいカフェを見つけた。
こんなカフェが街中にあったら、毎日通ってしまいそう。
ターミナル21に来たら、必ずここで購入するようにしよう。
ドリンキングストリート跡地
おいしいコーヒーを持って、PIER21の裏口から駐車場へと出る。
夕日がまぶしい。
下を見下ろす。
以前あった中国人向けのクラブが取り壊された。
ここはパンデミック中に違法営業を繰り返していたはずだ。BONEという名称だったが、その後、CLUB ONEに変更。
何度か違法営業取り締まりでニュースになっていた。
その関係かは不明だが、完全に瓦礫の山となった。
まあ中国人団体客の回復がちょっと遅れたことも影響しているのかも。
そして、セカンドロード側を見下ろすと、長方形の空き地が樹木に覆われている。
パンデミック前にはドリンキングストリートがあった場所だ。
一度も再開することなく、取り壊しとなってしまった。
その後、なにかできるのかと思いきや、まだ何の工事も始まっていない。すでに木が大きく成長してしまうほどの時間、放置されている。
この光景は何度見ても悲しい。
でもパタヤに沈む夕日はキレイ。
かつて賑わっていた頃のドリンキングストリートを体験している人は、ターミナル21の駐車場から見下ろして、悲しみに暮れましょう。
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