連続ホテル宿泊記第2弾は、ソイブッカオ南端近くにあるスーパーベッドオテルをお届けする。
アラブ人向けっぽいネーミングである。
ホテルの名前からしてオテルである。ホテルではない、オテル。
アラブでは、ホテルがオテルという発音になる。
少なくともトルコではそうだった。
(2018年追記)
その後、ホテル名が変更となった。
現在は、イエス オテル バイ ベンヤ (Yes O'tel Pattaya By Benya)
おそらく、ホテル内に関しては変化なさそう。
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スーパーベッドオテル(Super Bed 'otel)
看板
入り口は少しわかりづらいので、この看板を目印に入っていこう。
ホテル正面玄関
レセプション
古めかしい昔からある格安ホテルといった風情。
旅行者向けというより、商人が利用するビジネスホテルといった雰囲気だろうか。
古めかしいが、ほどよく清掃されており、決して汚くはない。
高級感はないが、重厚感がある。
家具類は意外としっかりしている。
各階の廊下に置かれたソファーも無駄に豪華。
レセプション横のソファーでは、ホテル従業員らしき子供がずっと寝ている。子供用自転車も置きっぱなし。
公私混同も甚だしいが、その分アットホームともいえるホテルだ。
おしゃれなホテルが増えてきた中、こういった昔ながらのホテルはどこか懐かしい。
室内
最低限必要なものはすべてそろっている。
エアコン、タブルベット、サイドテーブル、テレビ、冷蔵庫、ホットシャワー、トイレ、洗面台、作業用机、イス。
サイドテーブルの上には、館内電話とコンセントあり。反対側のサイドテーブル上には読書灯と部屋用照明のスイッチとコンセントもある。便利。
セーフティボックスは、クローゼットの中に。
かなり幅広なサイズで、わたしの11.6型ノートブックが余裕で入った。13.3型だとギリギリ、斜めにすれば入るかも。
このセーフティボックスは利用価値高い。
わたしは外出時に貴重品とともにノートブックもセーフティボックスに入れていた。
冷蔵庫は中型のもので、無料のペットボトルの水が2本入っているだけ。
テレビはブラウン管で古めかしい。チャンネル数も少なく、写りも悪い。
NHKワールドだけはしっかり写っていた。
テレビは期待できない。
バルコニー付きなのがうれしい。
灰皿が置いてあり、部屋の中でも喫煙可能だが、わたしは外で吸っていた。
物干し台はついていないが、エアコン室外機の下にハンガーをかけることができる。
室外機の風と直射日光の2重効果で、あっという間に洗濯物が乾く。
気持ちいいくらいに早い。
もちろん部屋によりけりだが、わたしが宿泊した5階の部屋からの眺めはこんな感じ。
真正面は雑木林で、その向こうにソイ15のコンドミニアム群が見える。
廊下の窓から外を眺めてみると、階下にアクションストリートバービア群が見えた。
ホテル真横の敷地となっている。実際に入り口までは、ブッカオ通りを少しだけ歩く必要がある。
Wi-Fiのパスワードは電話機に貼り付けてある。
が、パソコンスマフォともほとんど繋がらなかった。
最大の難点は、シャワー。
シャワー自体は問題ない。湯量はやや少なめだが、きっちり浴びることができる。
アメニティは石鹸、シャワーキャップ、シャンプー。
洗面台のシンクも大きい。
安ホテルにしては上出来である。
問題なのは温度調節をする目盛りが、やたらと高い位置にあることだ。
おそらくゆうに2.5メートルは越えている。
届くわけがない。
この写真は、わたしが手を伸ばしているところ。
湯量調整はぎりぎり届くが、温度調整までは到底不可能。ほぼ天井近くの高さだ。
ひどいよ、この配置。
まあ、すでにほどよい温度に調整されていたので、特にいじる必要はなかったけれど。
もし、前の客が変な温度設定にしていたら、イスを持ち込んできて調整し直す必要あり。
館内には、スイミングプールも付いているが、ロビー内にあって、これまた小さいことこの上なし。
子供が軽く水浴びする程度のシロモノで、リゾート感は皆無。
あとで知ったのだが、どうやらホテル内にサウナが併設されているようだ。
実際に使えるかどうかは不明。
エレベーターは本来9人乗りだが、現在は3人までに制限されている。
4人乗るとどうなるのか、はたして重さに耐え切れるのか、わたしには試す勇気はない。
心配された中東系の客ともほとんど出会わなかった。というか、ガラガラかも。
夜も静か。
決して防音がしっかりしているわけではない。廊下を歩く音はよく聞こえてくる。
が、特に騒がしい客もおらず、ゆっくり眠ることができた。
ジョイナーフィーは無料。というか、IDカードのチェックすらなかった。単にレセプションの人間が見落としたいただけかもしれないので、本当のところはわからないが、たぶん大丈夫でしょう。
レストランは付いていないが、注文すれば簡単な朝食セットは用意してくれるみたいだ。100バーツか120バーツ。
ルームサービスで出前もしてくれるのは親切だ。
地図と周囲の施設
地図
ブッカオの南端近くにある。
隣にはバービア群のアクションストリート。徒歩1分といったところ。
ブッカオ沿いには、バービアが多数点在している。
LKメトロまでは徒歩5分くらいだろうか。
ソンテウに乗ればあっという間だ。
コンビニはホテルの斜め前にファミリーマートがある。
パタヤタイとの交差点付近にある市場は、火曜日と金曜日限定ながらも、巨大な規模で開催される。
その他の曜日でも営業している店もある。
⇒ソイブッカオの火金市場。安い衣料とローカル気分を求めるならここへ。
火・金市場向かいの屋台街にあるクイジャップタイもおいしい。
⇒ブッカオ火金市場の屋台群にあるクイジャップがおいしかった
ウォーキングストリートまでは、乗り合いソンテウで5分足らず。
帰りは、パタヤタイを走る乗り合いソンテウでブッカオ入り口まで移動してから徒歩で2,3分ほど。
すべて徒歩でもウォーキングストリートまでは、15分あれば充分行けるはずだ。
パタヤに慣れてくれば、これまた便利な立地である。
ある程度パタヤに慣れた夜遊び派には、たまらない立地とも言える。
おいしいカオマンガイが食べたければ、ブッカオとパタヤタイ交差点にあるカオマンガイ屋がおすすめ。カオモッガイもおいしい。
⇒ブッカオとサウスパタヤ交差点にあるカオマンガイ屋台の鶏肉が肉厚かつジューシーでおいしかった。
⇒カオモッガイ@ソイブッカオとパタヤタイ交差点のカオマンガイ屋
焼豚入りバミーが食べたいなら、市場近くにあるファミリーマート前の屋台がいい。焼豚ご飯(カオムーデーン)も置いてある。
⇒ブッカオのおすすめバミーとカオムーデーン屋台
スーパーベッドオテル宿泊料金
税込みで2160円だった。約700バーツ。
価格は予約時期やサイトによって異なるので、それぞれチェックしてほしい。
⇒アゴダ
総評
部屋はゆったりとした広さで、設備自体は特に問題ない。
古めかしさはしょうがないが、特に不潔でもない。
バルコニー付きで洗濯には便利だし、パタヤに慣れている人なら立地も問題ない。
700バーツは決して高くはないが、この価格帯ならブッカオ界隈には他にもお得なホテルはある。
ドゥアンナミンホテルなどは、バルコニーもスイミングプールも付いていて、同じ程度の価格帯となっている。
古さは似たようなものかな。
⇒ソイブッカオおすすめホテル、ドゥアンナミン(ドゥアンナムイン)は居心地良好のままだった
そんなわけで、わたしはよほどのことがない限り、スーパーベッドオテルをリピートすることはないだろう。
決してコスパが悪いホテルではないと思うが、これといった魅力もまったくない。
セーフティボックスくらいなものかな。
あえておすすめすることはないですが、繁忙期に他の人気ホテルが満室だったり高値になっていたりと、宿泊するホテルが決まっていないなら、ぎりぎり選択肢に入れてもいいかもしれない。そんなレベルのホテルです。
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