タイのソンクラーン祭りは、ユネスコの世界無形文化遺産に認定された。
今年2024年はタイ全土で盛大にソンクラーン関連のイベントが開催される計画だ。4月1日から21日まで続く。
通常時のソンクラーンは4月13日から4月15日の3日間が祝日となるが、今年は4月12日が特別休日に指定された。また16日が振り替え休日となり、合計5連休。
パタヤでは、ソンクラーンの祭りとして、ワンライが知られている。街中で盛大に水かけが行われる。ワンが日、ライが流れるといった意味で、まさに街中が水で流されるようなほどの勢いがある。
ワンライはチョンブリ地方の伝統的な祭りとなっており、パタヤ以外にも実施。
ワンライの歴史と開催地スケジュールについて、パタヤ市から発表されている。
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目次
ワンライパタヤの歴史
パタヤ市がワンライパタヤの歴史について解説している。
「知ってますか? ワンライパタヤが90年以上あることを」
ワンライパタヤの歴史には1932年(仏暦2475年)に遡る。
当初は、平和の祭典として、チョンブリ県人民党によって開催された。
その後、インドシナ戦争によってイベントは中止となり、1947年になりようやく再開された。
タイの新年の伝統に基づき、当初は4月1日から7日にかけて、開催。名称は、チョンブリ県ソンクラーン祭りへと変更される。
ワンライとは、「海の民の新年のタンブンの日」もしくはかつて「ワンライの日」として知られていたものに由来する。
今年のワンライパタヤは、4月19日午前7時半よりワットチャイモンコンとパタヤビーチロードで開催される。
ワンライパタヤは90年以上の歴史を持つ伝統的な祭りだ。
ワンライ開催スケジュール
ワンライは、チョンブリ北部からラヨーンにかけて日替わりで実施される。
ワンライの開催地が次々に移動していていく形だ。
4月14日にはじまり、最後は4月22日まで続く。
ワンライ2024の開催地スケジュール
4月14日 パナットニコム
4月15日 パーントーン
4月16日 ワットタム
4月16日 バンセーン
4月17日 ソイヌン ワットスッターワート
4月17日 バンセーン
4月18日 ナックルア
4月18日 ラン島
4月19日 パタヤ
4月20日 バンサレー
4月21日 マープタープット
4月21日 バンカイ(ワットパイローム)ラヨーン
4月22日 バーンブン
以下、開催地ごとの地図をまとめておく。
ただし、詳細については一部はっきりしない。
4月14日 パナットニコム
チョンブリ県の北部、チャチュンサオと隣接するエリア。
具体的な開催地は不明。
4月15日 パーントーン
これもチョンブリ県の北部で、パナットニコムの隣のエリア。
4月16日 ワットタムサーマキー
これは場所が判然としないが、パタヤタイにあるワットタムサーマキーのことだと思われる。
寺の敷地内での開催だろう。
4月16日と17日 バンセーン
会場はバンセーンビーチ。2日間開催。
4月17日 ソイヌン ワットスッターワート
パタヤのソイヌンパブワンの奥にあるワットスッターワートにてワンライが開催。
4月18日 ナックルア
パタヤの北隣にあるナックルア。メイン会場はランポー市場公園だが、ナックルア全域で水かけ実施。
ポティサンエリアでもワンライは実施。
関連記事:ナックルアのワンライ
4月18日 ラン島
パタヤのバリハイ桟橋からフェリーで行ける島。
ナックルアと同日開催。
ラン島のどこで実施するかは不明。
4月19日 パタヤ
パタヤ全域でワンライ実施。
ビーチロードは歩行者天国になり各種イベント開催。ローカルエリアも含めてパタヤ全域で壮絶な水かけが行われる。
関連記事:パタヤのワンライ2023年レポート
関連記事:2019年パタヤのソンクラーンはワンライでフィナーレ。非日常世界における非日常的祭り。
グーグルマップではパタヤのエリアにナックルアも含まれているが、ナックルアのワンライは18日で終了するため、19日には実施なし。
4月20日 バンサレー
パタヤの南隣にある海辺の町。
4月21日 マープタープット
ラヨーン、チョンブリ県境の近くにあるエリア。ウタパオ空港にも近い。
4月21日 バンカイ(ワットパイローム)ラヨーン
ラヨーン県のバンカイ地区にあるワットパイローム。
詳細不明。
4月22日 バーンブン
ランワイの最後はバーンブンへ。
ラヨーンからチョンブリに戻り、おしまい。
以上。
チョンブリ北部から始まって、南下していき、パタヤを通り、バンセーンからラヨーンまで。最後はまたチョンブリに戻る。
ワンライの水かけが大好きでたまらないという人は、4月14日から祭りを追いかけてラヨーンまで行けば、毎日水かけが楽しめる。
今年のソンクラーンは4月12日に始まる予定だ。
パタヤでは4月11日にフライングで水かけがはじまるかもしれない。
無類の水かけ好きはパタヤを中心に滞在すれば、ワンライを追いかけつつ、10日以上毎日水かけができることになる。
個人的にはワンライナックルアとワンライパタヤには10回ほど参加している。
パタヤでのソンクラーン水かけは毎日続きのでもはやうんざり気分だが、ワンライは特別だと感じる。
まだ参加したことがない人はワンライだけでも体験しておきましょう。
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