広告

当サイトは広告を利用しています。リンク先を通じて当サイトに収益がもたらされることがあります。

フライト情報

タイ国際航空の非常口席に居座った乗客が逮捕される

投稿日:

タイのローカルニュースで少し話題になっているのが、タイ航空機内での出来事だ。
有料の非常口座席に勝手に座ったあげくに、最後は現地の警察に逮捕されたという話である。

広告



TG920便での逮捕劇

My Pride My THAIというフェイスブックの投稿で明らかとなった。

7月19日のバンコク発フランクフルト行きTG920便の機内で事件が起きた。
インド領空を飛行中、一人の乗客が自分の席を離れて、本来は追加料金が必要な「long-leg」シートに勝手に座った。

引用:My Pride My THAI

足元の広い席というやつで、投稿された写真をみるかぎりでは、エマージェンシーシートや非常口座席などと呼ばれている最前列のシートだ。
前の席がないため、足を好きなだけ長く延ばすことができるため、一部では貧者のファーストクラスなどとも呼ばれる。
以前はタイ航空でも無料で非常口席の指定が可能だった。
が、2019年からは、有料化されている。
日本からバンコクへの区間では50USドル、バンコクからフランクフルトでは100USドルだ。

いくら席が空いているからといって、料金を払っていない人が勝手に席を移動してはいけない。
よって、キャビンクルーは勝手に座った乗客に対して、自分の席に戻るよう伝えた。
それでも乗客は移動せず、キャビンクルーは説明して、再度退席を求めた。
すると、その乗客は騒ぎ始めて、ものを投げたり、椅子を破壊しようとした。
キャビンクルーはパイロットに電話し、解決策を模索。

この様子を8列後ろで見ていたフェイスブックの投稿者は、てっきり暴れる乗客が拘束されるものと思っていた。
が、このあとの事態は予想と逆に進んだ。クルーたちは、暴れる乗客をまずは落ち着かせて、状況も落ち着いた。
その後は何もなく10時間が経過。くだんの乗客は、機内を歩いたり、他の乗
客と話をしたりと、まるで何もなかったかのように行動した。

そして、TG920便は、無事にフランクフルト空港に着陸し、駐機場へ。
機長より「まだ席に座ったままで立ち上がらないように」とのアナウンスが流れる。
その2分後、完全武装したドイツの警察官が機内に入ってきて、非常口席に無理やり座りあげくに暴れた乗客を即座に逮捕した。

これが事件の顛末となる。
機長の話によれば、非常口席に居座った男は体が大きいため、誰かが怪我させられる可能性が高かった。
そこでいったん落ち着かせて、フランクフルトに到着するのを待つことにしたという。

機長やキャビンクルーの判断と行動には、多くの称賛が寄せられている。

その場で無理やり押さえつけようとすれば、キャビンクルーだけでなく他の乗客にも怪我人が出たかもしれない。
また、インド上空での出来事だったようで、機内で身柄を拘束できたとしても、近くの空港に緊急着陸するか、タイまで戻る必要があったかもしれない。そうなればフライトは大幅に遅延する。
そこで、非常口座席にそのまま座らせておくことを選択。その間に関係機関に通報しておき、ドイツ到着後に武装警官に逮捕させた。
これにより、キャビンクルーや乗客の安全は守られ、フライトを変更することなく無事にフランクフルトまで飛行することができた。

その後、問題行動した乗客がどうなったかは不明。
しばらくは身柄を拘束されることになるだろう。

まあ、非常口席に勝手に座るのは駄目なのだが、キャビンクルーや機長の命令に従わずに暴れたことがなにより駄目。
逮捕されて当然のケースだ。

TG優先座席指定

個人的には過去何度となく非常口席やバルクヘッド席を利用してきた。
タイ航空のフライトでは、ほぼ毎回のように非常口席を取っていたものだ。
かつては、チェックイン時にエグジットローとかエマージェンシーシートをお願いすれば、アサインしてくれたものだ。
英語ないしタイ語が話せることが条件となっていたが、どちらも話せますとクリアした。

その後、条件が厳しくなっていった。
基本は有料化された。
マイレージ会員だったり、上級ステータスがあれば、無料で指定可能だったりもしたが、それもなくなった。

現在は、優先座席指定は有料だ。
日本-バンコク路線は50ドルかかる。

タイ航空の非常口席やバルクヘッド席のヘッドレストカバーには、 RESERVED Preferred Seatと書かれており、追加料金が必要となっている。勝手に座っては駄目とわかるようになっている。

昔は勝手に移ってくる乗客も少なくなかったように思う。
特にどことはいわないが、某国や某国の乗客は平気な顔して空いている席に勝手に座ろうとしていたものだ。

でも、現在は不可だ。
昔は無料で指定できたが、現在は有料である。
わざわざ50ドルや100ドル払って非常口席にしたのに、隣にタダで座ろうとする客がいたらたまったものではない。

貧者のファーストクラスは、もはや昔の話だ。タイ航空では無料で非常口席に座ることができない。
フルブッキングの満席状態であれば、上位予約クラスの客が非常口席にまわしてもらえる可能性はあるけれど、乗客が勝手に移動することは不可。
無理やり座って、キャビンクルーの要請を拒否して、あげくに暴れようものなら逮捕される。
機内では機長の命令は絶対だ。背けば、地上に降りてから機外へ放り出されるか、逮捕となる。
こんなことする日本人はまずいないと思うけれど、気をつけましょう。

広告

-フライト情報

Copyright© パタヤ千夜一夜 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.