2023年6月~7月のイサーン・ラオス旅行シリーズ。
最初の地はイサーンのウボンラチャタニーだった。
ウボンは1泊だけで終わり。
次は、国際バスでラオスのパクセーへ行く。このルートははじめてなので楽しみにしていた。
なんとまあ地下通路を歩いて国境を超えるという楽しいものだった。
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ウボンラチャタニーバスターミナル
パクセー行き国際バスが出るのはウボンラチャタニーバスターミナルだ。
ウボンのバスターミナルは市街地の北のはずれにある。
宿泊しているパーデーンホテルからタクシーで12分かかった。
メーター運賃が70バーツ。80バーツ渡してお釣りはチップで。
ソンテウでも行けるらしい。
あとは、空港発のルートバスでも行ける。20バーツ。
地図
バスターミナルの外は何もない幹線道路。
向かい側に見えるのは、ナコンチャイエアーのターミナル。
ターミナルビルに入ってすぐ左手に国際バスチケット販売所があった。
ウボンラチャタニー発パクセー行きだ。
国際バス時刻表
9時30分と15時30分の1日2本のみ
運賃は200バーツ。
購入時にはパスポートの提示を求められた。
日本人はラオス入国に際しての観光ビザは不要だ。問題なく国際バスのチケットが購入できる。
8時40分に到着して、9時30分のチケットをゲット。
すでに席は残りわずかみたいなことを言っていた。
なにせ本数が少ないので、早めに来ておいたほうがいいかもしれない。
出発まではまだ時間がある。
バスターミナル内には食堂がいくつも並んでいる。
朝からカオカームーをいただく。50バーツ。
これがうまかった。
バラ肉のような部位と、コラーゲンたっぷり部位とのバランスが絶妙。味付けもいい感じ。
これまで食べた中でもトップクラスのカオカームーだった。
朝からいい気分。
国際バス出発
国際バスの乗り場は2番。
9時18分、バスに乗車。
席は指定で、チケットの書かれた番号の席に座る。
満席だった。大半はラオス人のようだ。あとはタイ人。外国人旅行者は自分以外はほぼゼロ。
席はかなり汚れているが、まあ何も問題はない。
車掌がまわってきて、5バーツを徴収された。
タイ人もラオス人も全員らしい。
週末だったため、追加料金がかかったのかもしれない。
9時25分、定刻より早めに出発。
国境があるのは、チョーンメックという町だ。
ウボンからは1時間半ほどの道のりとなる。
国境近くということで、ところどころにチェックポイントがあり、バスは停車。
警官が乗り込んできて、パスポートチェックすることもあった。ただ全員ではなく、前の方に座っているラオス人のみ。
徒歩でタイ‐ラオス国境超え
11時8分、チョーンメックの国境検問所に到着した。
他の乗客は荷物を持たずにそのまま降りていった。
まずタイのイミグレーションで出国手続きをする。
パスパートコントロールのブースは3つほど。
待ち時間はほとんどなく、ものの3分で通過できた。
タイ出国だ。
建物を出ると、ラオス入国の矢印。
鉄フェンスがあって、1本のルートとなっている。
フェンスの向こう側はロータリー広場みたいになっているが、入ることはできない。
矢印に沿って進むと、地下へ降りる階段となる。
反対レーンは、ラオスからタイへの到着だ。
チョーンメック税関の注意事項が掲載してある。
その下をくぐって、地下通路へ。
コンクリートの打ちっぱなしの通路だ。
おもしろいなあ。
通路の上のどこかに国境線があるんだろうねえ。
この方式での国境超えははじめてだ。ちょっと不思議な気分。
地下道を歩いて国境超えなんて、めったに味わえない。
出口が見えた。
光がまぶしい。
地上に出る。
反対側から見た地下通路入り口。
厳重なのかいい加減なのか、よくわからん通路をさらに進む。
GO TO THAILANDの看板。国境とは思えぬラフさである。
このあたりには、ラオスのSIMカード売りが登場。
3日間使えるSIMカードが100バーツ。
ちょっと高いが、ラオスのSIMカードがすぐにほしい人は買ってもいいかも。
タイのAISユーザーなら、Ready2Flyを使ったほうが手っ取り早い。
ラオスのイミグレーションは、大きな空き地の向こう側にあるようだ。
バスの車掌からは何の指示もなかったので、前の人について行くしかない。
てくてくと歩く。
タイ側のイミグレーションオフィスよりもはるかに立派な建物だ。
イミグレーションアライバルはこちらの矢印。
中に入って2階に上る。
パスパートコントロールの手前側には出入国カードとペンが置いてあった。
ラオス入国には記入が必須だ。
外国人は誰もいないようで、記入スペースは無人だった。
パスパートコントロールも待ち時間なし。
何の質問もなく、スタンプを押してもらえた。
日本人はノービザでも滞在期限が15日ある。
そのまままっすぐ進んで、建物反対側へ降りて行く。
エスカレーターがあるが、当然動いていない。
建物を出て、いよいよラオス上陸。地下に潜り、地上の建物をのぼり、また降りてきた形だ。
タイからラオスへの出入国手続きに要した時間は全部で15分くらい。
さっさとやれば10分で終わりそう。
ラオスから出国する際には逆ルートをたどる。
建物周辺ではタクシーの勧誘あり。
ちょうど、国際バスがラオス側までまわってきた。
同じバスに乗って、パクセーまで行くことになる。
外は暑いし、さっさとバスに乗る。
両替屋もバスに乗り込んできた。
まあ闇両替ですな。
バーツからキープへの両替レートは、1バーツが550キープ。
たぶん銀行両替所よりレートはいい。
ドルやユーロも両替可能らしい。
パクセーへ
11時48分、ようやくバスは再出発。
あとはパクセーまで行くだけだ。
しばらく走ると大きな川へ。
メコン川だ。
ノンカイ-ビエンチャンなど、メコン川が国境となっていることが多いが、ここは陸地が国境で、メコン川はラオス内部にある。
メコン川にかかる橋は、ラオス日本大橋という。
日本の無償援助によって建設されたという橋。
なかなか渡りがいのある橋で、眺めもいい。
ラオス人もしきりに外の写真を撮影していた。
橋を渡りきるとパクセー市街地に入る。
交差点を右折して、バスターミナル方面へ進む。
フレンドシップスーパーマーケットを少し過ぎたところでバスは停車した。
小さなバスターミナルになっている。メインのバスターミナルではなさそうだ。
バンコクやビエンチャン行きバスも出ているらしい。
ここから西側にパクセーの観光エリアがある。ホテルのそのエリアに予約済みだ。
大きなバスターミナルは東側に位置する。
一度下車してみる。
壮絶にぼろぼろのサイドカー付きバイクタクシーが待機していた。
ホテルまで5万キープと言われる。約90バーツ。
このぼろバイクで90バーツかよ。高すぎるわ。
メインバスターミナルを見たかったこともあり、もう一度国際バスに乗りなおす。
パクセー到着
12時54分、メインバスターミナルに到着。
ウボンラチャタニーを出てからの総所要時間は、3時間34分。
ウボンから国境までがけっこう長い。
このバスターミナルは、8kmバスターミナルとも呼ばれている。
東に8キロ離れたところにあるから8kmらしい。
地図
すごく大きな敷地のターミナルだ。
ローカル臭と砂埃がむんむんしている。
この雰囲気、いいよね。
トラックの荷台でドナドナされる山羊?さんと目が合う。
建物内には、ウボン行きの国際バスのチケット売り場。
時刻表には、15時発のバスしか見当たらない。
8時半のバスもあるはずだ。
バスチケットは、パクセー市内にあるゲストハウスや旅行代理店でも手配可能。
宿泊したゲストハウスでは、15時のバスが16万キープ(288バーツ)、8時半のバスが17万(305バーツ)キープで売られていた。バスターミナルへの送迎付きだが、ちょっと高いかも。楽でいいけれど。
さて、予約しているパクセーのランカムホテルに向かおう。
でかいバスターミナル内には巨大なソンテウが何台もとまっている。
さすがにこれはどうやって利用すればいいのかわからない。中長期路線のような気がする。
やはり、トゥクトゥク(サムローとも呼ぶ)に頼るしかないか。
ドライバーがしきりに声をかけてくる。
言い値は、ホテルまで5万キープだ。ラオス語では、ハーシップパンと表現する。ハーシップで50で、パンが1000。あわせて5万。ハームンという言い方はほぼしない。
5万キープということは約90バーツ。キープ暴落中だが、90バーツは高い。
交渉すると4万に下がる。いやまだ高い。
別のトゥクトゥクと再交渉。3万キープとなった。54バーツ。
出発。
風が気持ちいい。
パクセーの幹線道路は広い。
車の数は少なめ。
バスターミナルからランカムホテルまでは11分かかった。
けっこう距離があった。
特に8kmバスターミナルに行く必要はなく、手前の小さいバスターミナルで降りたほうがあとが楽。
まとめ
ウドンタニー-ビエンチャンの国際バスと内容は似たようなものだ。同じバスで国境をまたいで隣の国の街まで移動できる。
ビエンチャンとの違いは、地下通路を歩いて国境を超えること。
なかなか楽しい体験だった。
さて、次はパクセー市街地の散策に行ってみよう。
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