今回のバンコク行きは、関空発のピーチを利用した。
Peach MM091便の到着予定時刻は23時55分だ。
関連記事:関空第2ターミナルからバンコクへ、Peach MM091便搭乗記
まさに真夜中のスワンナプーム空港到着となる。
深夜のスワンナプーム空港に到着したあと、どうすればいいのか? 両替、SIMカード、バス、タクシーは?
実際に様子をみてきた。
ちなみに、深夜にスワンナプーム空港に到着する日本発フライトは他にもある。
成田発ではZIPAIRが21時45分到着予定、タイ航空が21時55分、JALが23時、ANAが23時45分、などなど。
フライトがディレイすれば深夜0時着もありうる。
参考までに。
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目次
深夜のスワンナプーム空港到着ロビー
今回の関空発バンコク行きのピーチスワンナプーム空港に降り立ったのが午前0時6分。予定より11分のディレイだ。
イミグレーションまでの移動途中に両替所や免税店あり。
イミグレーションを通過して、バゲージクレームに入ったのが0時40分頃。
バゲージクレーム内でも免税店がまだ営業している。
両替所やSIMカード販売所もオープン。
次いで税関を通って、到着ロビーへ。
こんな深夜だけど人は多い。送迎車の案内板もたくさん出ている。
到着ロビーでも、SIMカード売り場と両替所は一部営業している。
ただ日中に比べると数は少ない。
銀行ATMは稼働している。
このあたりにある両替所はレートが極悪だ。1万円が2200バーツ台。
市中の両替所では2470バーツほどだ。
なお、地下のエアポートレイルリンク切符売場奥には市中と変わらない高レートの両替所が並ぶ。
その中にあるスーパーリッチの営業時間は、午前5時半から午後11時半まで。
他にも2つの両替所が並んでいるが、おそらく同じ営業時間のはず。
深夜0時到着のフライトだとスーパーリッチの営業時間には確実に間に合わない。
どうしてもタイバーツの現金がほしいならば、ATMでのクレジットカードキャッシングがおすすめだ。
関連記事:タイでの両替最強か、JCBカード海外キャッシングのネット繰上返済
3階と4階のレストランとコンビニ
スワンナプーム空港の到着フロアは2階だ。
3階は一般のレストランエリアとなっている。こちらは多くの店が営業している。コンビニもオープン。
4階が出発フロア。
コンビニもやっている。
チェックインカウンターの端っこにあるコンビニはローソンで、おでんの販売なんかもある。ただ、深夜でもおでんがあるかは不明だが。
スワンナプームを深夜に出発するフライトは多いため、3階と4階はほぼ通常営業といったところ。さすがは24時間空港だ。
地下1階のエアポートレイルリンク
地下1階にはエアポートレイルリンクと呼ばれるスワンナプーム空港とバンコク市内を結ぶ電車の乗り場がある。
敷地内に入ることはできるものの、入口付近では床掃除の真っ最中。
エアポートレイルリンクの運行は終了している。
エアポートレイルリンク時刻表
スワンナプーム空港発(平日)
始発 05:30
最終 00:02
スワンナプーム空港発(土日祝)
始発 05:29
最終 00:08
Peachのフライトの到着予定時刻が23時55分。
予定より15分くらい早く到着して、イミグレーションでの待ち時間がほとんどなしのうえ、エアポートレイルリンク駅まで猛ダッシュでいけば、最終に間に合う可能性があるかないか。
ほぼ無理だと思う。
奥にはスーパーリッチという優良両替所があるが、先述のとおり午後11時半閉店のため両替不可。
さらに奥へと進めば、スリープボックス(BOXTEL)というカプセルホテルや、ノボテルエアポートホテルがある。
きちんとした睡眠が取りたいならば、スリープボックスを朝まで借りるのもいいだろう。
エアポートレイルリンク駅前のセブンイレブンは深夜でも営業。
このあたりのベンチで寝ている人も見かけた。
空港野宿は節約旅行の基本といえる技だ。
空港野宿して始発のエアポートレイルリンクでバンコク市内へ移動するのもありだろう。体力はかなり必要だが。
1階のバス乗り場
1階の7番から8番出口付近には、パタヤ行きバス乗り場、バンコク行きバス乗り場、タクシー乗り場、フードコートなどがある。
パタヤ行きバス
パタヤへ直行できる便利なエアポートバスだ。
始発が午前7時、最終が午後9時となっている。
深夜0時台なので、当然、チケット販売ブースは真っ暗。
Today Bus fullとの表示が残っていた。
おそらく、21時の最終バスまで満席だったのだろう。
深夜にパタヤへ行くにはタクシーを使う必要あり。
もしくは翌朝の始発バスまで待つこと。始発のバスは人気のため、できれば早めに並んでおくか、前日までにネットで予約しておくのがベター。
バンコク市内行きバス
バンコク市内行きの新しいバスサービスができている。
アソークやシーロムまで乗換なしで移動可能だ。
関連記事:スワンナプーム空港からバンコク市内ホテルまでの新しいエアポートエクスプレスバス
アソーク・プロンポン方面行きの始発が7時40分、最終が18時。
全然間に合わない。
深夜にバスでバンコク市内へ行くならば、トランスポーテーションセンターへ無料シャトルバスで移動すれば、市内行きのロットゥーやローカルバスが出ている可能性あり。
ロットゥーはオンヌット行きが運行されているが、深夜でもあるかは不明。
(昼間のトランスポーテーションセンター)
市内各方面行きのローカルバスは夜中でも出ているはずだが、目的地は時間はよくわからない。
あまり慣れていない短期旅行者には、かなりハードルが高い。
カオサン行きバス
外に出ると、カオサン行きバス乗り場がある。
カオサン行きのS1バスは、始発が午前6時、最終が午後8時。
もうひとつのカオサン行きバスであるLIMO BUSの最終は午後9時。
どう考えても深夜到着便では利用不可。カオサンまで直行したい人は、翌朝まで待つのがベター。
どうしてもすぐ行きたい人はタクシー利用で。
もしくは、トランスポーテーションまで移動して、バンコク市内行きのローカルバスを見つけて、さらにどこかで赤バス59番に乗り換えれば行けそうな気もするが、本当に可能かどうかは不明。
(昼間のトランスポーテーションセンター)
ハードルはかなり高い。
マジックフードポイントとコンビニ
パタヤ行きバスチケット売り場のすぐ近くにあるフードコートのMAGIC FOOD POINTは、深夜でも営業している。
ただ、すべての食物ブースが深夜営業しているわけではない。
それでも何らかの食事にはたどりつける。
3階のレストランは高価なため、スワンナプーム空港内で安く食べるにはこのフードコートがベターだ。
また、ビルから外に出て左手には、マジック系列のコンビニがある。
市中価格に近い設定だが、わずかに高い。それでも空港内のコンビニよりはマシのはずだ。24時間営業。
コンビニのさらに先に進むと、喫煙所あり。
コンビニで缶コーヒーを買って、喫煙所で一服する。
喫煙所そばの中庭のような風景が好きだ。
喫煙所は各フロアを出て端っこにあるため、わざわざ1階まで来る必要はないけれど。
ちなみに、1階にはPCR検査場がまだ健在だ。
日本の水際対策が撤廃された今となっては、日本人旅行者にはほぼ関係なくなったが。
エアポートタクシー乗り場
1階の7番と8番出口付近にエアポートタクシー乗り場があり。
端末で番号札を取って、タクシーを手配する形だ。
この時間帯はがらがら。
タクシー自体は多く待機しており、すぐに乗車できるはずだ。
本来のルールでは、メーターを利用して、その他空港手数料として50バーツ必要。深夜料金に関する規定はないはずだ。
メーター利用が必須となっているが、まともにメーターを倒してくれるタクシーは少ないかもしれない。
昼間だと、空港からバンコク市内のたとえばアソークやナナ付近まではトータル500バーツ請求されるケースが多いようだ。
深夜だと600バーツほどか。
これは空港使用料と高速道路代込みの価格。
まあ深夜なので道路渋滞しないはずで、高速道路代は必要ないかもしれないが。
なお、メーターを利用だと250バーツ前後。これに空港使用料50バーツと、高速道路代が加わり、400バーツほどだろうか。
道路渋滞がなければ、空港からアソーク付近までは30分ほどで行けるはず。
深夜にさっさとバンコク市内まで移動するならタクシー一択だ。
もしくはGrab配車アプリを利用する方法もあるが、深夜でどれだけ手配可能かは不明。
深夜1時半までナナやアソークのホテルにたどりつければ、夜遊びにはなんとか間に合うだろう。
深夜2時ないし3時閉店となっている。
パタヤへの移動
パタヤ行きタクシーも利用可能。
長距離となるため、メーターはほぼ使ってくれない。交渉制となり、おそらく1500バーツから2000バーツの間が言い値となる。深夜なので2000バーツ請求されそうな気もする。
深夜のスワンナプーム着でも、そのままパタヤへ行きたい人は、事前に送迎者を手配しておくといい。
有名なMr.Tタクシーなら、全込みで1,200バーツだ。
関連記事:スワンナプーム空港-パタヤ間の移動はMr.Tタクシーで、全込み1200バーツ
日本語で予約するなら、KKdaysというサービスがいい。
Mr.Tよりは少し高くなるが、事前のクレジットカード決済可能で、あとは到着ロビーで担当者と合流して、タクシーに乗るだけ。
関連記事:スワンナプーム・ドンムアン空港からパタヤへは、KKdayのチャータータクシーが安くて便利。日本語予約、クレジットカード決済。
ちなみに、今回は事前手配した送迎車で、スワンナプーム空港からパタヤへ直行した。
午前1時5分に出発し、高速道路へ入る。途中の渋滞はゼロ。ひたすら走る。
午前2時10分には高速7号線のパタヤ出口へ。
2時15分頃には、パタヤ市街地に。
所要時間は1時間10分ほど。
この時間なら、ぎりぎりウォーキングストリートの閉店前にたどりつけそうだ。
3時閉店の店でかろうじて遊べる程度だが。
まとめ
深夜0時のスワンナプーム到着は、なかなかしんどいものがある。
レストランやフードコート、コンビニは営業しているし、人もたくさんいる。治安面は問題なし。
レートは悪いが両替もできるし、SIMカードの購入もできる。
空港からの移動が面倒だ。
バンコク在住者であれば、タクシーでさくっと移動してしまえばいいけれど、短期旅行者には何かと無駄が多い。
パタヤ行きはタクシーしか方法がない。事前の送迎車手配がベター。
節約派は、朝まで空港野宿して、朝一番でバンコクやパタヤへ移動しましょう。
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