スワンナプーム空港からバンコク市内ホテルまでの新しいエアポートエクスプレスバス

バンコク・スワンナプーム空港からバンコク市内まで直接行くことができる新しいバスサービスが登場した。
Airport Expressというもので、アソークやプロンポン、シーロム、チャイナタウン近辺にある停留所まで送ってもらえる。運賃は180バーツ。
スワンナプームからアソーク、プロンポン、シーロムまで乗り換えなしのバス1本で行けるのは大きなメリットだ。

スワンナプーム空港のAirport Expressバス

スワンナプーム空港とバンコク市内を結ぶ新しいバスサービスとなる。
スワンナプームからバンコク市内だけでなく、バンコク市内からスワンナプームへ行くことも可能。

スワンナプーム空港のバスチケット売り場は、1階の7番出口と8番出口の間あたり。

パタヤ行きエアポートのチケット売り場の並びに新しくできている。

訪問時は夜中のため、すでにブースは閉店済みだったが、昼間は営業している（はず）。
パンフレットは置いてあった。

180バーツで、スワンナプームからバンコク市内へ送ってもらえる。
チケットは現地購入できるし、事前の予約も可能とのことだ。

停留所は決まっており、宿泊予定ホテル近くの停留所で下りることになる。

ルートと時刻表

ルートは全部で３つ。

Sukhumvit（ブルーライン）

エムクォーティエ-トンロー

スワンナプーム空港-プルマンバンコクグランドスクンビット-ラディソンブループラザバンコク-エムクォーティエ-ホテル日航バンコク-グランドセンターポイント-ラディソンオントンロー-グランドメルキュールバンコクアトリウム

BTSアソーク駅ないしMRTスクンビット駅近辺であれば、最初の停留所であるプルマンバンコクかその次のラディソンブルーで下車すればよさそうだ。プロンポンであれば、エムクォーティエで下車。トンローであればホテル日航といった具合だ。

ナナ近くは通らないのが残念だが、アソークまで行ってくれるのはとても便利。
所要時間はバンコク市内の渋滞次第だ。
終点のグランドメルキュールまでは2時間半かかるとの想定。
スワンナプーム空港から最初の停留場であるブルマンバンコクまでは、40分から1時間程度だと思われる。

始発は午前7時40分、最終が18時。

パンフレットにはもっと多くの時刻が記載してあるが、ホームページの時刻表が正しいようだ。

Sathon（グリーンライン）

サトーン-MBK

MRTのルンピニー駅、シーロム駅、MBKへ行くならこのルート。
シーロムにはタニヤとパッポンがある。

China Town（レッドライン）

チャイナタウン-オールドタウン

フアランポーン駅、ヤワラー（チャイナタウン）、王宮へ行くならこのルート。
カオサン通りの近くにも立ち寄るが、スワンナプーム空港からはカオサン通り直行バスが運行されており、わざわざこのバスに乗る必要なし。

予約方法

Elephant Airport Expressという会社が運営しているらしい。
ホームページあり。

詳細⇒https://elephantairportexpress.com/

予約は、GET VOUCHERから可能。支払いはクレジットカードが使える。

ホテルは検索できるし、リスト一覧からも選択可能。
ホテルリストには、バス停からのホテルまでの距離も記載あり。
リストにあるホテルへ直接送迎してくれるわけではない。

ルートから外れるホテルはリストに掲載がない。
アソークからナナ方面へ少し進んだホテル、たとえばマンハッタンホテルは掲載がないため、ラディソンブループラザを下車場所に指定しておくといい。

旅行代理店のKlookでは、日本語での予約が可能。
料金は為替によって変動するが、現在は782円。

⇒乗合空港送迎（スワンナプーム国際空港（BKK）⇔バンコク市内）

事前予約しておけば満席で乗車できないおそれはなくなるけれど、たぶん現地購入しても問題ないと思う。

スワンナプーム空港からの移動手段比較

スワンナプーム空港からバンコク市内への移動方法はいくつかある。

まず、タクシー。
1階にエアポートタクシー乗り場がある。
本来はメーター利用が必須だが、メーターを倒さずに定額で要求されることもある。空港からアソークあたりまでだと、総額500バーツほど。
メーター利用かつ高速道路を利用しないならば、空港手数料の50バーツを加えて300から350バーツ程度だろう。
また、タクシーだと大型荷物があると別料金が加算されることがある。
エアポートエクスレプレスバスは、1個あたり30kgの荷物が2個まで無料だ。

次に、エアポートレイルリンク。
地下に列車乗り場がある。
エアポートレイルリンクは、アソークへは直結していない。
マッカサン駅で途中下車して、MRTに乗り換えてからアソークへ行く。もしくは、終点のパタヤタイ駅まで行き、BTSに乗り換える必要がある。
トータルで70から80バーツほど。
総所要時間は1時間ほど。
バンコク市内の渋滞とは無関係で、運賃が安いのが利点だ。

エアポートエクスレプレスバスだと、料金180バーツ。ブルーラインの場合はアソーク近くのプルマンバンコクが最初の停留場のため、アソークまでの所要時間はタクシーとほぼ変わらないと思われる。
あとは、空港でのバスの出発時間までの待ちの長さ次第。
タクシーはすぐに出発するが、バスは待たなくてはいけない。

別の移動手段としては、ロットゥーもある。
スワンナプーム空港ターミナルビルからは無料シャトルバスで5分くらい行ったところにトランスポーテーションセンターがあり、ここからバンコク市内やドンムアン空港行きのバスやロットゥーが出ている。
オンヌット行きのロットゥーがあり、運賃は忘れたが30バーツ程度だったかと。
短期旅行者にはちょっと難易度高め。

まとめ

アソークやシーロムに乗り換えなし1本のバスで行けるのは便利だ。エアポートレイルリンク+BTSorMRTよりは高いけれど、時間的には早くなるはず。ただバンコク市内が大渋滞していれば電車のほうが早いだろう。
タクシーよりは安くて、アソークなら所要時間は変わらない。
バスの本数が少ないのが気になるところだ。1時間半から2時間に1本しか出ていない。
スワンナプームに到着したタイミングに合わせて、タクシー、エアポートレイルリンク、エアポートエクスレプレスバスを使い分ければいいと思う。
選択肢が増えるのがいいことだ。