なにかとお騒がせのエアアジアが、日本発着路線の夏期スケジュールを正式に発表した。
日本語での正式告知はわりと珍しい。
また、3月と4月のタイ・エアアジアXの日本路線の運休についてもアップデートあり。運休となる具体的な便名と日時が明らかとなった。
広告
エアアジアの日本路線2023年夏期スケジュール
3月24日付けでエアアジアホームページにて日本語での発表があった。
エアアジア各社の日本発着線の2023年夏期スケジュール（2023年3月26日から2023年10月28日）だ。
タイ・エアアジアX（XJ）：成田＝バンコク（スワンナプーム空港）、関空＝バンコク（スワンナプーム）
タイ・エアアジア（FD）：福岡＝バンコク（ドンムアン空港）
エアアジアX（D7）：羽田＝クアラルンプール、関空＝クアラルンプール
エアアジア・フィリピン（Z2）：成田＝マニラ、関空＝マニラ
エアアジアによる日本路線線は、全部で７路線。
タイ・エアアジアX
成田発は１日２便のダブルデイリーで週14便に増便。
関空発は１日１便に加えて、週４便の計週11便に増便。
タイ・エアアジア
福岡発バンコク行きは、これまでの週4便から毎日運航へ増便。
これで、日本とバンコクを結ぶ路線は、最多時で週32便となる。
エアアジアX
羽田発クアラルンプール行きは毎日運航。
関空発クアラルンプール行きは週4便。
どちらも現状維持だ。
エアアジア・フィリピン
成田発マニラ行き、関空発マニラ行きのどちらも毎日運航。
これも現状維持だ。
増便となるのはバンコク行きのみ。
引用ならびに詳細⇒https://newsroom.airasia.com/news/2023/3/24/airasia-s23schedule-from-to-japan
タイ・エアアジアXの運休問題
タイ・エアアジアXの日本路線運休問題については、先日記事にした。
関連記事：タイ・エアアジアXの日本＝バンコク路線が一部運休に、ゴールデンウィーク出発に注意
タイ・エアアジアXが運航するバンコク-日本線のうち、2023年3月26日から4月9日の間と、4月24日から4月30日のフライトを減便するというものだ。
理由は機材繰りのせいだとしている。
当初は英語のみの発表だったが、その5日遅れで日本語でもプレスリリースが出ている。
たぶん、日本人からの問い合わせやクレームが殺到したものと思われる。
内容は英語版と同じだ。欠航となる具体的な日時便名は明らかとなっていない。
が、今回発表された夏期スケジュールには、運休情報が補足として書かれてある。
これが機材繰りができずにキャンセルとなる便と考えてよさそうだ。
成田発XJ603便とバンコク発XJ602便は、3月27日から4月3日、4月6、24、27日が運休。
関空発XJ611便とバンコク発XJ610便は、3月26日から4月7日、4月24、28日が運休。
やはり、増便にあたるフライトの一部が欠航となるようだ。既発便はそのまま運航されると。
運休となるフライトを予約している人にはキャンセル通知が届いているはず。
増便分を予約している人のフライトが既発便へと自動的に変更になっているとの話もきく。
運休に該当している人は、いや該当していなくとも、今一度予約状況をチェックしなおしたほうがいい。
ゴールデンウィークの前倒しで、4月27日や28日のフライトでタイへ向かおうという人も多いはず。キャンセルに該当しているならば、早めに対応しましょう。無料で日程変更可能だ。
まとめ
日本発バンコク行きがエアアジアだけで最大週32便となる。
東京発は週14便、関空発は週11便、福岡発は週7便。
たしかにこれだけ見れば大きな進展に思える。
が、エアアジアが増便すると言っても、本気で信じてはいけない。
もうこれまで何度も再開や増便と宣伝して、そのたびにキャンセルを繰り返してきた経緯がある。
今回の突然のキャンセル騒動にしても、まだおさまっていない。
誰もエアアジアの言うことを額面どおりに信じるわけにはいかない。
まあ、今回の運休と夏期スケジュールは、珍しく日本語でプレスリリースを出しているくらいだから、それなりに確かな予定ということなのだろうけど、まだまだ油断はできない。
すでに運航中の便に関しては大丈夫だとしても、増便分は安い運賃で出ていても安易に飛びつかないほうが賢明かもしれない。
今回は無料で日程変更可能だけど、次はどうなるか。
いやもう本当にちゃんと飛んでほしい、エアアジアには。
飛べばいいんだ、飛べば。あとは何も文句言わないから。
広告