運航再開にあたって何かと問題となったタイ・エアアジアXの日本線フライトだ。
まず成田＝バンコク線が運航再開され、その後、関空＝バンコク線も再開された。
成田＝バンコク路線は増便もされ、とりあえず順調にフライトを飛ばしているように見える。
さらなる増便も見込まれる中、ゴールデンウィーク開始時期のフライトキャンセルが発表された。
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タイ・エアアジアXのフライトキャンセル
エアアジアよりフライトキャンセルと補償について発表があった。
タイ・エアアジアXでは、一部期間のフライト本数を減らす。
タイ・エアアジアX（XJ）は、バンコクと成田・大阪を結ぶ路線を運航中だ。
2023年3月26日から4月9日の間と、4月24日から4月30日の間の日本発着のフライトを対象として減便する。
これは、現在運航中の機体の管理と、ポストパンデミック再開によっていくつかの航空機が復帰するのが遅れているためとしている。
日本発着のフライトを予約済みの人は、救済措置が取られる。
・無料のフライト変更：同一ルートにかぎり、新しい日程（2023年12月31日まで）へのフライト変更が1回可能。追加料金不要。
・トラベルバウチャー：タイ・エアアジアX（XJ）のチケット購入に利用可能なバウチャーとしてメンバーアカウントで受け取ることができる。
・払い戻し：予約時の利用規約に基づき払い戻しの対象となることがある。もしポケット経由で購入した場合は、60日以内に自動的にアカウントへ返金される。
また、3月26日から4月9日までと4月24日から4月30日までの期間でフライトが欠航になった場合のみ、一人あたり2,000バーツの補償が適用され、バウチャーとしてアカウントに自動的に振り込まれる。
なお、タイ・エアアジア（FD）による、バンコク＝香港路線も同様の事態となっている。
こちらは機材管理と香港での空港地上スタッフの人員不足のせいとのことだ。
バンコク＝香港線を予約済み人は、無料での日程変更、クレジットアカウントへの返金、ルート変更が可能となっている。
変更ルートは、バンコク＝マカオ、バンコク＝深セン、バンコク＝広州、バンコク＝プーケット＝香港、バンコク＝クアラルンプール＝香港となっている。
実際の運休状況は？
エアアジアからは、キャンセルとなる具体的なフライト名や日時は明かされていない。
期間中のすべてのフライトがキャンセルとなるわけではない。あくまで一部のフライトのみだ。
また、対象となるのは、日本路線路線でも、タイ・エアアジアX（XJ）のフライトだ。バンコク＝福岡線はタイ・エアアジア（FD）の運用であり、キャンセル対象には含まれていない。
とはいえ、エアアジアにかぎらず、LCCでは突然のフライトキャンセルは十分起こりうる。
実際のチケット販売状況を見てみる。欠航になれば、チケット予約も受け付けていないはずだ。
バンコク＝関空路線は、3月26日より1日1便の毎日運航となる予定だ。
しかも4月からは、曜日によっては1日2便となる。
ざっくりとチェックしたところ、一部の日程でバンコク発が販売無しとなっている。
でも関空発は販売中なので、単に売り切れただけかもしれない。
ゴールデンウィークでは一部フライトが完売済みとの表示が出ている。
日程によっては、1日2便目のフライトが運休となっている可能性あり。
おそらくは、この増便分の運休がありそうだ。
バンコク＝成田線も事情は似たようなもの。
すでに1日2便の運航スケジュールとなっているはずだが、一部日程では1日1便のみとなっている。
増便にあたるフライトが運休となる可能性が高そうだ。
欠航のフライトを予約している人のもとには、すでにEメールが送られているはずだ。
旅行代理店で購入した人には、代理店経由で連絡が入る。
キャンセル通知が届いていないならば、運航予定のままということになる。
期間中に予約している人は、メールボックスを頻繁にチェックしておこう。
エアアジアでは現金での返金は原則不可だ。
今回もこれまでどおり、日程変更もしくはバウチャーでの返金対応となる。
珍しいのは2,000バーツのバウチャーが補償されること。
とはいえ、ゴールデンウィークの開始時期に運休となってはたまったものではない。
うまく日程変更できればいいが、下手するとゴールデンウィークの旅行がパーになりかねない。
少なくとも旅行期間の短縮に迫られることになろう。
キャンセル通知が送られてきた人は、すぐに対応のほどを。
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