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パタヤ近況

タイ入国規制がまたもや急遽変更に、ワクチン接種証明書がない場合はタイ到着時に検査を

投稿日:

混乱と迷走をきわめる突然のタイ入国規制強化。
情報が錯綜しているが、いまだにタイ政府からの公式発表は見当たらない。

ここまでの流れは、以下にまとめてある。

関連記事:どうなるタイ入国規制強化、本当にやるの?
関連記事:タイ入国にワクチン接種証明書必須、1月9日開始(?)

1月6日にCAAT(タイ民間航空局)が各航空会社あての通達を出した。
これを在タイ日本国大使館がお知らせとして発表した。
新しい入国規制は1月9日開始となっている。
が、本日さらに新しい規制内容が明らかとなった。もはや意味がわからない状況となってきた。

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タイ入国規制がさらに変更に

1月7日夜にCAATが新しい通達を出している。
昨晩CAATのサイトが一時閉鎖されていたのはこのためだったようだ。

以下、新しいタイ入国規制をまとめる。

・18歳以上の乗客は、2回のワクチン接種済みであることを示す証明書を提示
もしくは過去180日以内に回復したことを示す医師の診断書を提示
ワクチン接種を受けていない人は、ワクチン接種を受けていない理由を説明する医師のレターを提示

・感染者の入国を拒否する国からの到着する外国人乗客は、タイ滞在中に加えて7日間を最低1万ドル以上の治療費を保証する医療保険加入書に提示
商用もしくはエアクルーは雇用主からの保証書提示で医療保険免除

・タイのパスポート、国連パスポート、外交官パスポートの保持者は医療保険要件は免除される

・タイのパスポート保持者、トランジット利用者はワクチン接種証明書と医療保険要件は免除される

・航空会社は、乗客が必要な書類を持っているか確認する必要がある。乗客が必要書類を提示できない場合は、タイ到着時に検査を受けることがある

・タイへの旅行中に症状が出た乗客は、目的地に到着した時点での迅速抗原検査を受けることを推奨する。

・航空会社は、食事中と緊急時をのぞき、乗客がマスクを着用をしているか確認する必要がある。

有効期限は、1月9日午前8時から1月31日午前0時59分まで
以上。

参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2477834

変更点

先の通達との変更点は見ておく。

基本は同じ。
すべての空路での外国人入国者は最低2回接種済みのワクチン接種証明書が必要だ。例外は国連と外交官。タイ人はもともと免除。
民間航空局の通達なので空路に限定される。陸路入国については正式発表がない。

タイから出国する前にPCR検査で陰性証明書を取得する必要がある旅行者は、医療保険加入が必要。
たとえば、中国は入国者全員に陰性証明書の提示を求めているため、タイ旅行から中国に帰国する際には、タイ滞在中にタイ国内でPCR検査を受けなくてはいけない。こういう旅行者は医療保険加入が必要だ。
日本帰国時にはワクチン接種3回済みで陰性証明書が免除されるが、2回接種までだと陰性証明書が必要。つまりタイ入国には医療保険加入が必要という理屈となる。
タイ人や外交官は免除。また、タイで働く外国人は社会保障などのレターがあれば医療保険加入の代替とすることができる。
新しい規則では、医療保険の保証額が1万ドルと明確に設定された。ただ、具体的な陰性証明書加入書のフォーマットなどは不明。

次がもっとも大きな変更点だ。
航空会社はチェックイン時に乗客が書類を提出できない場合はフライト搭乗を許可すべきではない、とされていたが、今回の規定では、航空会社は乗客の書類を確認するが、もし乗客が書類を提示できない場合は、その乗客はタイ到着時に検査を受けることになる、と変更された。
書類がなくても搭乗拒否すべきという指示がなくなったことになる。

実際の運用方法はよくわからない。
航空会社は本当に搭乗拒否しなくても大丈夫なのか?
書類を持っていない旅行者は、到着時に検査するとのことだが、スワンナプーム空港もしくはドンムアン空港で、どのように検査するのか。ATKなのかPCRなのか。
はたまた、スワンナプーム空港に到着してきた乗客一人ひとりの書類をチェックするのか。
チェックするにもしても、ワクチン接種証明書は全員必須条件なのでともかく、医療保険加入は次に向かう国によって条件が異なってくる。
たとえ中国からの旅行者だとしても、帰国せずに次にラオスに行くとでも言えば、医療保険加入義務はなくなることになるはずで、いくらでも逃げ道ができそうだ。
航空会社はそこまでチェックしないといけないのか。

新しい入国規制通達の有効期間は、1月9日午前8時から1月31日午前0時59分までとなった。
当初は1月9日午前1時からだったはずだが、少し先送りになった。
今晩のタイ行きフライトではまだ対象にならないはずだ。

直近のタイ旅行者は注意

通達は更新されたものの、相変わらず運用方法については不透明なままだ。
日経新聞の報道によれば、航空会社も対応に苦慮しているとのとこだ。運用方法の詳細がわからず、対応を決めかねると。タイへ向かうフライトチェックイン時には必要書類の確認はせずに様子見するという。

運用開始は明日1月9日午前8時から。
明日の午前発の便は対象となるだろう。
が、実際に航空会社がどのような対応を取るかはわからない。
タイ航空とJALとANAのホームページを確認してみたが、まだ注意喚起は出ていない。
気になる人は、航空会社へ直接確認を。
あわててフライトキャンセルなどはしないほうがいい。まずは確認を。
ただこの数日のドタバタ劇で現場は大混乱必至だ。
チェックインに時間がかかる可能性は高い。普段よりも早く空港へ着くようにしておこう。

とりあえずワクチン3回接種済みの接種証明書があれば、これまでどおりにタイと日本の往復が簡単にできる。
医療保険加入は不要、タイ入国時の検査も不要、日本帰国時の陰性証明書も不要だ。

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