広告

当サイトは広告を利用しています。リンク先を通じて当サイトに収益がもたらされることがあります。

タイ国内情勢

バンコク・パタヤの娯楽施設営業時間延長は認められず、でも3年ぶりの規制なき年越し

投稿日:

現在、パタヤやバンコクやプーケットなど観光エリアでは、ナイトライフ娯楽施設の営業時間は午前2時までとなっている。
観光経済促進のため、営業時間を午前4時まで延長するよう業界団体から要請が出ており、観光スポーツ省でも政府に働きかけている。
また、店舗での酒類販売時間の制限もなくすよう要求が出ている。
その結果はどうなったのか。昨年のように特例はあるのか。

広告



娯楽施設営業時間延長不可

娯楽施設営業時間延長については、観光スポーツ省をのぞいた省庁から反対意見が出ていた。
保健省では、娯楽施設営業時間延長は、暴飲や飲酒運転を助長し、交通事故の増加につながるという懸念があるとして反対を表明。

そんな中、12月22日に国会アルコール飲料政策委員会が開催され、提案が検討された。委員長は保健省副大臣がつとめた。
結果は、提案却下となった。
午前4時までの娯楽施設営業時間延長は認めない。

また、アルコール販売時間の規制は現状のまま継続する。午前11時から午後2時までならびに午後5時から0時までしか販売を認めない。

理由は、先に保健省が示した懸念と同じものだ。
酒の販売時間を延長すれば、酒の消費量が増加し、暴力犯罪のリスクが高まり、交通事故が増加する。

新年でもあっても、酒類販売時間は延長されないとしている。
昨年12月20日から今年1月4日の「危険な7日間」ではタイ全国で2,707件の交通事故があり、2,672人の負傷者と333人の死者が出た。

参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2467037/ny-alcohol-measures-stay

コンビニやスーパーでは、酒の販売時間が定められている。

販売できるのは、11時から14時と、17時から24時のみ。
コンビニではきっちり守られていて、本当に売ってくれない。
でもソイの中にあるような個人商店では普通に買うことができたりもする。

バンコク・パタヤの閉店時間は午前2時のまま

というわけで、ナイトライフ娯楽施設の閉店時間は、現行の午前2時のままとなる。
これはパタヤやバンコクやプーケットやサムイなど観光に特化した一部エリアに限られる話だ。
地方都市では娯楽施設の営業は午前0時までとなっている。たとえば、ウドンタニーにはバービアが多いが、いちおう午前0時閉店ということになっている。

パタヤでは、午前2時閉店が建前であっても、実際にはもっと遅くまで営業している店は少なくなかった。
かなり緩いのが実情だったが、10月頃に大型摘発があったため、現在は午前2時閉店厳守となっている。これまた建前上の話で、相変わらず一部店舗では午前2時以降も営業を続ける。
もし午前4時まで正式に営業許可が出ていれば、堂々と遅くまで営業できることになったわけだが、あっさり却下された形だ。

規制なき新年

保健省からは、新年のイベントでも感染防止対策にも注意喚起が出されている。
タイは10月1日に完全開国し、ほとんどの規制は撤廃された。
エンデミック宣言したところで感染がゼロになったわけではなく、感染患者も亡くなる人もまだ出ている。

昨年末は規制がまだ厳しく、娯楽施設はレストランという名目で許可を得た店だけで、あくまで飲食店として営業が許可されていた。営業は午後11時までだった。
大晦日にかぎり、特例として午前1時まで営業時間延長が認められた。
確かに盛り上がった。
カウントダウンイベントも開催された。
人が多く集まり、深夜まで酒を飲んだ。
が、オミクロン株流行開始というタイミングであり、結果として年明けからはばたばたと感染者が出た。タイは国を再度閉じた。

今年は、大晦日の特例措置はなし。通常どおり午前2時閉店だ。

保健省としては、特に規制を強化せず現状維持をとりつつ、感染対策はしてほしいというところだろう。
今年の年明けは本当に大変だったんで。

なお、パタヤカウントダウンは実施されるが、花火大会は中止するとの発表があった。
この発表を受け、タイ政府観光庁からは、バンコクのアイコンサイアムでのカウントダウンはキャンセルしないと声明が出された。
政府や観光スポーツ省からの中止命令は出ていないという。

まだ一週間近くあるため、予断を許さない状況ではあるものの、カウントダウンイベントと娯楽施設営業は通常通りに営業できそうだ。
花火は無しで、営業時間延長も無し。
自粛はあっても規制強化はない。
規制のない年越しは、2019年以来となる。
2020年のカウントダウンは完全に中止。12月29日に娯楽施設は突如閉鎖となった。大晦日のパタヤはゴーストタウン状態だった。
昨年は規制がある中での年越しとなった。
タイ開国後、初のカウントダウンだ。
元通りに年越ししたい。

広告

-タイ国内情勢

Copyright© パタヤ千夜一夜 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.