沈没日記11
ムーピンとカオニャオの朝食
朝は意外と早起き。
まだ午前10時前だった。
目を覚ますと、横で寝ているはずのカラオケ嬢の姿がない。
ベランダでスマフォゲームをしていた。
珍しい。わたしより早く起きているなんて。
わたしの顔を見るなり、「グッドモーニング」よりもまず「ヒューカオ(腹減った)」。
はあ、相変わらずで。
わたしの体調もそれなりに回復。
腹も減っている。
時刻は午前10時。
よし、パートンコーだ。
まだ間に合うだろう。
ソイブッカオを市民病院方面へ移動して、パートンコー屋台を探すも、見当たらなかった。
新年の休みなのか、すでに品切れになったのか。残念。
ああ、食べたかったなあ、パートンコー。
関連記事:タイの朝食といえば、パートンコー(揚げパン)。練乳シロップをつけて食べると病みつきの味だ。ソイブッカオでどうぞ。
そのかわり、近くにあったムーピン屋台で、ムーピンとカオニャオを購入する。
タイの朝ごはんの定番の一つですな。
ムーピンとは、味付き豚肉の炭火焼き。
見るからにうまそうな焼き加減。一本10バーツ。
すると、屋台の上には、なぜかパートンコーの袋が置いてあるのを発見。
「そのパートンコーどこで買ったの?」とおばちゃんに聞いた。
「ともだちにもらったの。あなたパートンコー食べたいの? じゃあ、これもついでにあげるよ」
と、サービスで一袋もらえた。
ラッキー。なんとかパートンコーにありつけた。
ありがとう、おばちゃん。
カラオケ嬢には、さらに、ママーとヨーグルトとポッキーのイチゴ味。
もう、朝からどれだけ食べる気だ。
本日の朝食はこんな感じとなりました。
ムーピンはおいしいけど、朝から甘辛いタレはちょっとしんどいかな。
ただでもらったパートンコーもおいしかった。おばちゃんの親切が身にしみる。
ひさびさのブンブン
さて、食後は、久々にやりますか。
だらだらとベッドに横たわるカラオケ嬢の服を脱がせる。
「うひゃ~」とかわいい悲鳴を上げながらも、脱衣に応じるカラオケ嬢。
月光仮面は月へ帰っていった。
わたしの体調は戻ってきた。
実に1週間ぶりのブンブン合体である。
気持ちいいに決まっている。
気持ちいいのだが、どうにも気持が入っていかない。
カラオケ嬢のノリももう一つか。
とりあえず出すものだけ出した感じかなあ。
排泄感ですっきりしたものの、どこか味気ない。
ふーむ、ちょっと気持が遠のきはじめたのかな。
クリスマスイブから年明けまで、いろいろあったからなあ。
今が正念場かも。
ソイチャイヤプーンの100バーツビザ
夕方まで、お互いに昼寝。
わたしのほうが長く寝ていた。
やはり体調の回復は万全ではないようだ。
わたしが寝ている間に、カラオケ嬢はまたママーを食べていた。本日2食目。もちろん、ポッキーも空箱となり、ヨーグルトもなくなっている。
さらに、腹が減ったという。
食べたいものは、ビザ。
そういえば、クリスマスの頃にもピザが食べたいと言っていたなあ。
日本のピザに比べればかなり安いとはいえ、タイ飯よりは割高なピザ。チェーン店でも200バーツ近くする。
どこか安いピザがないものかと思案して、ソイチャイヤプーンにある食堂「THAISAAN」で聞いてみることにした。
ここはタイ料理イサーン料理からファラン飯までなんでもそろう便利な食堂だ。
⇒ソイチャイヤプーンにある食堂。ぶっかけ飯、イサーン料理、洋食まで何でもそろって、日本語も通じるよ。
ハワイアンピザのMサイズが100バーツ。
てっきり取り寄せるのかと思いきや、自分の店の厨房でピザを焼き始めた。
こんなローカル食堂でピザを焼いているとは意外だった。
焼き上がりまで待っていると、店内にはわたし一人。すると、ファランの客がやってきた。
わたしのことをタイ人の店員だと勘違いしたのか、あれこれ注文してくる。
タイ語表記しかないメニューを読んでくれとも言う。
いやいや、店員じゃないし、そもそもタイ人じゃないし。
まあ、注文くらい取れるだろうけど、さすがにねえ。
奥にいる店員を呼んであげた。
ようやくピザが完成してお持ち帰り。
100バーツのピザハワイアンはこんな感じでした。
うーん、まあ、ローカル食堂の安ピザなんで、こんなもんでしょう。
パイナップルの量、多し。
肝心のチーズは少なめ。
生地は硬め。
味は薄め。
カラオケ嬢はケチャップとチリソースをどばどばかけて食べておりました。
ウォーキングストリートやバービア群の露天で売っている一切れ50バーツくらいのピザに比べれば、コスパは断然いいけど、味は少々残念か。
ピザはちゃんとした店で食べましょう。
ブッカオなら、パタヤアベニューへ抜けるソイ15入り口にあるイタリアンレストラン「VOLARE」は間違いなし。
パスタもピザも一級品。お値段高めだけど。
LKメトロ入り口のバミーナム
その後、カラオケ嬢はわたしのバイクに乗って、アパートへ戻る。
あとで迎えに行くことになった。
夜12時頃に、電話がかかってきた。
友だちのパーティに行くから、何時に戻ってこられるかわからないという。バイクの鍵はアパートの管理員にあずけているから、受け取ってくれと。
おいおい、面倒なやつだなあ。
鍵を受け取ってから、完全一人行動。
まずは、LKメトロのソイダイアナ側入り口にある屋台へ。
すっきりしたスープのバミーが食べたくなったのだ。
相変わらずスープはうまい。
ここのスープはそのままでもいける。
が、わたしの味覚が変わったのか、以前は薬味を入れずとも満足できたのだが、今では唐辛子、砂糖、酢、ナンプラーと一通り盛り込まないと自分好みの味にならなくなった。
焼き豚がいまいちなのが残念。あと、写真ではわからないが、もやしの量が異常に多かった。
でも、おいしくいただきました。
現在は、1杯40バーツ。
LKメトロ近辺で飲み歩いたあとは、ここのバミーナムがちょうどいい感じですよ。移動しなくていいし、酔っ払っていても平気。
バービア22歳の新人嬢と遊ぶ
LKメトロ内を散歩してみるものの、特に入りたいゴーゴーバーもバービアも見当たらず。
なじみのバービアの一つへ移動。
数日ぶりにビールを飲む。
うーん、うまい。
バービアは、いつもと変わらぬメンツかと思いきや、新顔が一人増えていた。
さっそく、わたしの横にやってくる。
珍しく非イサーン出身の22歳。
パタヤに来て4日目。
タイ北部出身だけあって、色白だが、ややぽっちゃり体型。
愛嬌はあるけど、ペイバーには至らないレベル。
ビリヤードで遊んでみるが、さすがに新人、とてつもない下手くそだった。
3回に1回は、狙った球にさえ当たらないレベル。
そろそろレディードリンクを奢ってあげないといけないタイミングで、客のファランがリンガベル。
おお、ラッキー。
バービア嬢にもわたしにもビールがまわってきた。
しばらく、22歳とおしゃべりして過ごす。
わたしがその22歳バービア嬢をペイバーしないとわかると、ママさんが次回入荷予定の新人の写真を見せてくれた。
19歳でスタイルはよさそうだけど、顔がもう一つかなあ。
でも完全新人だし、機会があれば、お試しペイバーしてみようか。
楽しく飲んで、バービア嬢とバービアにチップ20バーツずつ。ビール代は60バーツ。合計100バーツの安い遊びだった。
深夜に裸踊りするファラン
体調が万全ではないので、大人しく帰ろうかと思ったが、どうにも寂しくなってもう一軒だけハシゴ。
ブッカオにあるバービアへ。
ビールはやめてコーラにした。
バービア嬢の数は多いけど、選ぶにはきついかなあ。
すると、女連れのファラン軍団が来店。総勢6人くらい。
一気に大賑わいだ。
イングランド出身のやつらは、すでに酔っ払っており、騒ぐ気満々。
がんがんベルをならしている。
代わりばんこでリンガベル攻撃だ。
ファランは、ほんとノリで遊ぶよなあ。
あいにくとわたしはコーラなんで、せっかくのリンガベルドリンクを辞退させてもらった。
ファランの二人は、バービア嬢と4目並べ勝負。
負けたらシャツを脱いでブラ姿で踊れという無茶な賭け。若いバービア嬢は怖くなって勝負から逃げたが、歴戦のおばちゃんバービア嬢2人が応戦。かっこいいぜ、おばちゃん。
で、ファラン2人は、あえなく敗北。
ファラン2人は、シャツどころからパンツまで脱ぎ捨て、バーカウンターの上で裸踊りしておりました。それもわたしの席のすぐ真横で。
目の前で見るファランのソレは、さほど大きくなかった。日本人でも勝てるな、アレになら。でも、このノリには勝てないや。
ファランの年齢はおそらく40代後半くらい。ファラン、バカすぎ。
大笑いさせてもらった深夜3時のブッカオバービアであった。
深夜4時になっても、カラオケ嬢からの連絡は無し。
昼間に久々のブンブンはしたし、夜中にファランの裸踊りで爆笑したし、ただ酒も飲んだし、楽しい1日であったはずなんだけど、どこかすっきりしない気分だ。
やっぱり一人寝は楽しくないや。