沈没日記46
32歳との2回戦を終えて、また次なるペイバーに向けて雌伏の時がはじまった。
毎日のようにペイバーは無理。
かといって10日のインターバルは長すぎる。
最近は、それなりに節約ができており、予算的には厳しくなくなっている。
10日で2回くらいなら何とかなりそうなペース。
とりあえず目の前でアラブ人にかっさわれた23歳が次の目標。
ゴーゴーバーでの新規開拓もやっていきたい。
やっぱり、レベル的にはゴーゴー嬢のほうが高いしね。同時にペイバー代も高いんで、仕事終わりに部屋に来てもらう作戦を取るしかなさそうだ。
32歳キャッシャー
ペイバーしたばかりの32歳キャッシャーバービア嬢とは、その日の夜にバービアで再会。
もうすぐ田舎へ帰るので、今晩は同僚たちとお別れ飲み会。ペイバー不可と言われる。
どのみち、まだペイバーのタイミングではないんで、問題なし。
次の日もバービアをのぞきにいってみたが、彼女の姿はなし。
LINEで連絡しても返事なし。
うーん、もう田舎へ帰ってしまったのかも。
大人な魅力が忘れられない。
惜しいことをしたかな。
23歳バービア嬢
こちらは、LINEで連絡を取り合っている。
どうやら、アラブ男に連続してペイバーされている模様だ。
時間ができたら連絡するから待っていてねとお願いされた。
そういえば、パタヤタイでトムヤムラーメンを食べている時に、23歳バービア嬢を見かけた。
くだんのアラブ男と仲良さそうに手をつないで歩いていた。
このあたりはアラブ人も多いんだよねえ。
まあ仕事なのはわかっているけど、あまり見たくないものだ。
ショーガール Showgirls
LKメトロのゴーゴーバーも少しだけのぞいておく。
ショーガールに久しぶりに入った。去年の10月以来かも。
ここは、新規オープン当日に訪れた覚えがある。2012年か2013年。
当時は2階部分も使用しており、かなり豪華なゴーゴーバーだった。2階ダンスフロアの床がガラス張りになっていて、1階から見上げることもできたっけ。近所にあったMASHから大量移籍してきて、ダンサーも多かった。
第二のバカラになれそうなキャパシティがあったはずなのに、その後あっさりと2階は閉鎖されて、1階だけの営業となった。
さて、現在のショーガール。
1階部分だけとはいえ、在籍嬢はそこそこ多い。
深夜1時過ぎという遅い時間帯だったが、目算で30人近い。
ステージ上に10人弱踊っていて、それが3交代していた。
全体的に年齢層は高め。
数人は選べそうなレベルが残っている。
もう少し早い時間帯なら、意外といけるかも。
じっと一人で飲んでいたが、誰一人寄って来なかった。
ちょっと悲しい。
せめて営業トークくらいしてほしかった。
75バーツのドラフトビール1杯で退散。
パラダイス Paradise
うーん。
ひどいね、こりゃあ。
タイミングが悪かったかなあ。
ステージ上にはおばさんダンサーが数人踊っているだけ。
待機中ダンサーを合わせても10人ちょっとかな。
レベルは、推して知るべし。
ウェイトレスは陽気で雰囲気は悪くないんだけど、さすがにこれでは選ぶものも選べない。
以前は、穴場的ゴーゴーバーで好きだったのだが。
客は数人しかいませんでしたね。
まあ、無理もないか。
バービアのファランたち
特に収穫なく、最後はなじみのバービアへ寄ってしまうのも、無理のないこと。
やっぱりバービアが気楽でいいんだよねえ。実に落ち着く。
19歳バービア嬢からビリヤードに誘われる。
バービア嬢が勝ったらレディドリンク進呈、わたしが勝ったら20バーツという約束で勝負。
って、不公平じゃね?
でも、わたしの勝利。
悔しがるバービア嬢に「コーサオバー」と言って、しっかり20バーツをもぎとっておいた。
勝負は勝負である。
20はタイ語で「イーシップ」だが、イサーン語(ラオ語)では「サオ」と言う。
イサーン語で他にも独自の数字の呼び方があるかは不明だが、このサオは使用頻度が高いんで、覚えておいて損はなし。特に、ラオスに行くとよく使われていますね。2万のことは、「サオパン」と呼んでます。
イサーン出身バービア嬢同士の会話でも、ちょこちょこ聞こえてくるかな。
そんなこんなで遊んでいると、続々とファランが来店。5人ほどのグループ客。
しかも続々とリンガベル。
どうなってるんだか。
テキーラ限定のようで、バーカウンターの上にはずらりとショットが並ぶ。
わたしにも、テキーラがまわってきた。
別にテキーラが好きなわけではないけれど、出されたものを飲まないわけにはいかない。
ありがたくタダ酒をちょうだいする。
お礼の挨拶をすると、イングランド出身とのこと。
イングランドファランたちは大騒ぎ。そのうち、バーカウンターの上で踊りだした。
お祭り好きな連中ですな。
少々はた迷惑だが、店にとってみれば上客。
支払いは数千バーツのようでした。
で、嵐のようなファラン軍団が去っていき、今度は、くたびれまくったファランが一人で来店。髪の毛はぼさぼさだ。
年の頃なら50過ぎで、おせじにも髪型ルックスファッションともイケているとは言いがたい。
典型的な沈没ダメファランである。
チャンビールをちびちび飲みながら、バービア嬢を物色。まあ、やってることはわたしと変わらないが。
獲物が見つかったのか、そのバービア嬢と熾烈な交渉がはじまる。バービア嬢は、30過ぎくらいで体はかなりの力士体型。
ファランはタイ語がまったくダメで、バービア嬢は英語が苦手。ベテランバービア嬢が間に入って通訳している。
このバービアのバーファインは400バーツ。
すると、ファランは大げさに手を振り上げて、拒否。300バーツに下げろと要求。
ママさんもやって来て、それは無理だとばっさり。
まあ当たり前か。さすがにバーファインの値引きは無理でしょ。よほどの常連だったらサービスしてくれる可能性もあるが、一見客では無理。
それでも、引き下がらないファラン。
シビアな交渉が続く。
結局、バービア嬢へのお手当込みの総額1300バーツで決着を見たようだ。
「明日、彼女に900バーツ払ってね」と通訳係のおばさんバービア嬢がファランに英語で告げていたので、たぶんロングでのペイバーだろう。
うーん、さすがファラン。
キーニャオな奴は、とことんキーニャオだ。
キーニャオ=けち
このファランにとっては、バーファイン300+チップ1000のトータル1300バーツしか考えられないのだろう。
さすがのわたしも、初回ペイバーでロング900の提示はできないなあ。
それにしても、今どきロング900バーツのオファーをよく受けたなバービア嬢も。カネに困っているなら、そのオファーでも飲まざるを得ないのか。厳しい世界だ。
まあ、お互いに合意すればそれでオッケー。
どんちゃん騒ぎで派手に遊ぶもよし、ちびちびとキーニャオに遊ぶもよし、楽しければいいんですよ。