本日8月19日にCCSA本会議が開催され、ポストパンデミック期における観光セクター復興支援策が承認された。
かねてより観光スポーツ省とタイ国政府観光庁から提案されていたビザ滞在期限延長が認められた形だ。
日本からのノービザ入国の滞在期限が45日間に延長されることになった。
広告
ノービザ滞在期限が45日へ延長
2022年10月1日より来年3月31日まで、一部ビザの滞在期限が延長となる。
ビザの滞在期間が延長対象となるのは2つ。
ビザ免除対象国からのノービザ入国が、現行の30日から45日に延長。
到着ビザ(Visa on Arrival)での入国では、現行の15日から30日に延長。
到着ビザ対象国は18ヶ国:15日から30日へ延長。
観光ビザ免除対象国は52ヶ国:30日から45日に延長
相互協定によるビザ免除対象国が13ヶ国ある。協定によって滞在可能日数は異なる。
日本は観光ビザ免除対象国で、観光目的でのタイへのノービザ入国が可能となっている。
現行では30日滞在で、10月1日からは45日滞在可能となる。
到着ビザとは、タイ到着時に空港でビザを取得するもの。
中国やインドが対象となっている。
今回のビザ滞在期間延長措置は、主にインド人をターゲットにしたものだろう。
中国人観光客がほとんどいない現状では、インド人が最大顧客となっている。
現在のインド人観光客は到着ビザだと15日しか滞在できない。これを30日に延長すれば、さらに多くの金を落としてくれるのではないかという目算だ。
日本からタイ入国での最大滞在日数
観光ビザについては特に延長措置は発表されておらず、現行の60日のままだと思われる。
ノービザでも観光ビザでも滞在期間の延長は、タイ国内のイミグレーションオフィスで手続きすれば可能だ。費用1,900バーツ。
延長期間は30日となっている。滞在期間延長も45日に延長されるかは不明。おそらく30日のままだと思われるが、正式発表待ちだ。
滞在期間延長が30日のままだとすると、10月1日以降のタイ滞在期間は以下のようになる。
ノービザ入国:45日+30日=75日
観光ビザ入国:60日+30日=90日
厳密にいえば、滞在延長は2回まで認められる。ただし、2回目は7日延長のみ。あくまで非常措置という位置づけだ。費用は同じく1,900バーツ。
2回目延長まで含めれば、ノービザ入国で最大82日、観光ビザ入国で最大97日となる。
まずノービザでタイに入国して、75日滞在。
それからラオスあたりで観光ビザを取得して、またタイに戻り、90日滞在。
これで合計165日となる。
今回のノービザ滞在期限延長は、タイ中長期滞在沈没希望の人にはちょっとした朗報。
ノービザで75日滞在できる。2ヶ月と15日。
11月1日に入国しても年明けまでタイで過ごすことができる。
月単位で休暇を取ってタイに来る欧米人は多い。年末年始にはノービザ滞在延長の恩恵を受けるファランが増えそうだ。
広告