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タイ入国情報

サンドボックス計画をCCSAが承認。7月プーケットとサムイ島、8月クラビ、9月パタヤ開放へ。

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先日のテレビ演説でプラユット首相が10月のタイ開国を目指すと宣言した。
まずは7月1日のプーケットサンドボックスでの開放から始まる。
6月18日のCCSA本会議にて、サンドボックス計画が承認され、7月から10月
にかけての各観光都市の開放に向けたタイムテーブルをTATが発表した。
紆余曲折はあったが、どうやら今回ばかりは本当に開国へ向けた動き出す。

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CCSA発表

まず、6月18日に開催されたプーケット首相を議長とするCCSA本会議で決定された内容がその後の定例ブリーフィングで発表された。

プーケットサンドボックスは2021年7月1日開始に向けて今や軌道に乗っている。
まずはプーケットにてサンドボックスのパイロット版が開始され、そのあとにスラタニー県、サムイ島、パンガン島、タオ島が続くことになる。

保健省では、開放のための計画について、以下のような準備を提案している。
1現地での感染状況を監視するためのオペレーションセンターを設置する
2地元の人々に情報を適提供して準備すべきであり、地元からのフィードバックと懸念は考慮に入れるべきである。
3新たな感染拡大を防ぐための予防措置を講じて、地域住民と旅行者の安全を確かなものにしなければならない。

この枠組がうまく機能すれば、他の県も同じ枠組に従うことになるだろう。

CCSAでは、プーケットとスラタニー(サムイ島など)のサンドボックス計画に関する入国手順や滞在中の措置についてのガイドラインを公表した。

プーケットとサムイ島ではルールが若干異なる。
プーケットではSHA+認定ホテルに宿泊だが、サムイ島ではALQホテルに宿泊する。
プーケットは滞在中の移動はすぐに自由になるが、サムイ島では最初の3日間はホテルに隔離され、その後は限られたルート上のみ移動可能となる。

これまで発表になったサンドボックスのルールとほぼ変わらない内容だ。

プーケットサンドボックスの開始は7月1日で決定(内閣による最終承認はまだだが)。
今回のCCSAの発表ではサムイ島も含まれているが、ブリーフィングでは具体的な開始日の言及がなかった。
プーケットのあとに続くとだけ語っていた。

18日夜になり、TAT(タイ国政府官公庁)から詳細が発表された。

TAT発表のタイ開国計画

TATが公式サイトを更新した。

タイは2021年7月1日の開放計画を確認した、と題する発表だ。

7月から「アイランドアプローチ」を開始、8月からはルートを拡大、9月からは「シールドアプローチ」、そして10月にはより多くの観光地の開放へ続ける、と副題がついている。

以下、本文をまとめていく。

TATは、ワクチン接種済みの外国人観光客の隔離無し入国再開計画の準備ができていることを確認した。7月1日からの「プーケットサンドボックス」モデルと、7月15日からの「スラタニープラス」からスタートさせる。
その後は、クラビ、パンガー、パタヤ、チェンマイ、ブリラムなど他の観光地が続くことになる。
CCSA本会議にて開放計画が承認された。このあと、内閣からの最終承認を受けるために提出される。

ピパット観光スポーツ省大臣は、以下のように述べた。
「プラユット首相が120日以内にワクチン接種済み外国人観光客に対して国を開放するという目標を設定した。これはタイの観光産業のすべての人に希望を与えるものだ。
タイの120日以内の開放計画は、バンコクあるいは76の県の再開準備が整った場合のことで、地元の人々がワクチン接種を終え、一日あたりの感染者が20から30人以下であることを意味している。重要なことは、タイの市民は安全でなければならず、公衆衛生のガイドラインは遵守しなければならない。」

アイランド&シールドアプローチ

首相の120日以内のタイ開国目標設定のもと、TATはタイ観光スポーツ省より開国へ向けた戦略を調整するよう指示された。
そこでアイランド&シールドアプローチで、第3四半期のパイロット開放と10月からのさらなる開放を目指すことになった。

アイランドアプローチ(Island Approach)
7月1日:プーケットサンドボックスでプーケット開放
7月15日:スラタニー(サムイ、パンガン、タオ島)開放
8月:「拡大(Extention)」コンセプトがプーケット訪問者に対して導入され、クラビ(ピピ、ンガイ、ライレイ島)とパンガー(カオラック、ヤオ島)を開放

シールドアプローチ(Sealed Approach)
9月:チェンマイ(ムアン、メーリム、メータン、ドイタオ)、チョンブリ(パタヤ市、バンラムン、サタヒップ)、ブリラム(ムアン地区とChangエリア)で特定のエリアとルートを開放開始

ブリラムは、Chang国際サーキットでタイランドMotoGPが開催される10月8日までに人口の70%のワクチン接種が必要となる。

10月もしくは第4四半期内:バンコク、チャアム、ホアヒン、およびその他の準備が整った観光地をワクチン接種済み外国人観光客に開放

また、TATでは、パタヤ(ラン島)を含め、近くに観光島があるような東部経済回廊県(チャチュンサオ、チョンブリ、ラヨーン)の開放も検討している。

プーケットならびにサムイ島開放ガイドライン

CCSAが発表したガイドラインをTATが詳しく伝えている。
これは、プーケットならびにスラタニー(サムイ島、パンガン島、タオ島)に開放に限定してもの。
これを叩き台として、パタヤなど他の観光地の開放計画のガイドラインを定めていくことになるだろう。

到着前

対象は、外国人旅行者、タイ国民、外国人移住者。(注:以前のCCSAの発表ではタイ国民と外交官は対象外とされていた)
保健省が定める感染国リストのうち低リスクあるいは中リスク国からの旅行にかぎる。リストは15日ごとに更新される。
最低21日前には低中リスク国に滞在している必要がある。(注:高リスク国から一度低リスク国に移動して、そこからすぐにタイへの渡航は不可ということ。日本は現在高リスク国リスト入りしている。)
出発14日以前に、完全なワクチン接種を受けていること。タイ保健省が登録しているか、WHOが承認しているワクチンにかぎる。
もしも過去に感染したことがある者であっても、14日前までにワクチン接種が必要。
出発72時間以内に発行された陰性証明書が必要。
最低10万ドルを補償するコロナ対応の医療保険に加入する必要がある。
COE(入国許可証)の申請が必要。

到着時

PCR検査を含むスクリーニングチェックを受ける。
英語版のMor Chana アプリケーションをダウンロードしてインストールする。
指定車両で、事前予約したホテルへ直接移動し、そこで検査結果を待つ。
(注:CCSA発表資料では、チェックポイントもしくはホテルで検査を受けると書いてある)

プーケット:SHA+認定ホテルにチェックイン
サムイ島:ALQ(地方代替隔離)ホテルにチェックイン

陰性確認後
プーケット:プーケット内のどこでも自由に移動可能
サムイ島:宿泊ホテルの施設やサービスのみ利用可能

滞在中

プーケット:
最低滞在日数は設定されていない。プーケットから直接離れて他国へ移動する必要がある。
タイの他県へ移動して旅行を続けるならば、プーケットに最低14泊しなければならない。

サムイ島:
1-3泊目:宿泊ホテル内の施設やサービスを利用するために部屋を出ることができる。
4-7泊目:サムイ島の特定ルートの旅行可能
8-14拍目:サムイ島、パンガン島、タオ島の間を移動可能

滞在中には2回のPCR検査を受ける必要がある。
それぞれ、6-7日目、12-13日目。
(注:PCR検査代は旅行者自己負担)

国内旅行

プーケットあるいはサムイ島・パンガン島・タオ島から、他のタイ国内の目的地へ旅行する場合は、それぞれの県のよって定められたガイドラインと規制措置に従い、保健省によって発行された14泊滞在完了証明書や陰性証明書など必要書類を提示する必要がある。

参照:https://www.tatnews.org/2021/06/thailand-confirms-reopening-plan-from-1-july-2021/

CCSAとTATが発表したガイドラインは以上の通りとなる。

事前発表では、追跡用アプリケーションのほか、GPS機能付きのリストバンドの装着が必要という話が出ていたが、今回のガイドラインには記載なし。

大まかなガイドラインはこれでほぼ決定とみて間違いなさそう。
実際の細かいルールはこれから追加と変更がされていくだろう。
最終決定はまだ下されていない。
そもそもプーケットサンドボックス自体がまだ最終決定は受けていない。
来週の閣議で承認されると見られている。
また、来週にはプラユット首相がプーケットを訪問して、準備状況を視察することになっている。
本当の最終決定はそのあとになりそうだ。

まとめ

プーケットの7月1日開放は既定路線であったが、7月15日のサムイ島開放は少し意外だった。
ただ、サムイ島入国の条件はかなり厳しい。アイランドアプローチに含まれているが、実際にはシールドルートモデルといえる内容だ。最初の3日間はホテル内に隔離され、4日目以降も特定のルートしか移動できない。つまり、指定された観光施設にツアーで訪問することになる。8日目以降は自由な移動が可能となりそうだ。
この条件では旅行者は集まりそうにない。また、サムイ島への国際線直行便は近隣諸国からに限られる。
プーケットやサムイへのスワンナプームでの乗り継ぎ便が認められるかはまだ正式発表はない。

9月のパタヤ開放は、シールドアプローチを取る。滞在できるのはパタヤ中心部やサタヒップのみ。サムイ島と同じような措置で、移動が制限されることになりそうだ。
でもこれはまだまだ先の話。

まずは、プーケットの開放が試される。次にサムイ島。
この2つがうまく進めば、さらなる開放が待っている。
ワクチン接種計画も含めて、すべてうまくいけば10月のタイ開国へつながる。

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