タイでは4月1日より入国制限が一部緩和された。
出発前のPCR検査陰性証明書が不要となり、ワクチンを接種していない旅行者の強制隔離期間が5日に短縮された。
4月1日以降タイ入国者は増えているものの、まだまだ少ない。
明日のCCSA本会議にてタイ到着時のPCR検査を廃止する案が提出されることになった。
うまくいけば5月1日よりPCR検査は不要となる。
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タイ入国時のPCR検査をATK検査に置き換える
アヌティン保健大臣が、明日金曜日開催のCCSA本会議にて、タイ到着時のPCR検査をATK検査に置き換えるよう提案すると声明を発表した。
政府スポークスマンによれば、新しく提案された規則では、5月1日より空港もしくは指定施設で迅速抗原検査検査(ATK)を受けることができるようになるだろう。
4月1日に事前の陰性証明書取得は不要となったが、外国人観光客誘致のためにはさらなる緩和が求められる。
Test&Go入国の場合でも、事前に1泊分のホテル予約とPCR検査の予約が必要で、ホテル業者によれば、この規則がタイへ向かう旅行者の足を引っ張っているという。
陰性証明書廃止となったが、それでも到着数は期待には答えられていない。
タイホテル協会とタイ工業連盟は、Test&Goプログラムの終了を望んいている。
アヌティン大臣は、ソンクラン休暇が新規感染の急増を引き起こさなければ、さらなり規制緩和の可能性があるという。
ソンクラン中に人々が旅行して、家族の集会を開くと、1日あたりの新規感染者は5万から6万に急上昇する可能性があると保健省では警告している。
先だって、ピパット観光大臣がPCR検査廃止やタイランドパス終了について提案する予定だと述べていた。
でも提案するかどうかを決定するのは保健省の責任だともしていた。
保健省のアヌティン大臣がPCR検査のATKへの置き変えを提案するということは、保健省で方針が決まったということだ。
むろん、明日のCCSA本会議で提案がそのまま承認されるかはわからない。
否決されたり、結論が先送りになるかもしれない。
また、ピパット観光大臣は6月1日までにタイランドパスを終了するとの提案も考えているとのことだった。
タイランドパス終了について保健省がCCSA本会議に提案するかどうかは不明。
タイでは7月1日にエンデミック宣言する計画を立てている。
パンデミックからエンデミックへ移行することにより、規制緩和を撤廃し、元の生活に戻ることが目標だ。
タイ入国者数とさらなる規制緩和
CCSA資料によると、3月にタイに入国した人は、1日あたり8,810人だった。
4月1日-6日の統計
タイ入国者81,852人(検査陽性者311人、陽性率0.38%)
・Test&Go86,258人(269人、0.35%)
・サンドボックス4,688人(35人、0.75%)
・隔離906人(7人、0.78%)
平均すると1日あたり13,642人。
3月よりも明らかに増えている。
4月1日の入国制限緩和後、スワンナプーム到着国際旅行者は1日あたり11,623人で、これは3月の平均より66%増加したという。
ただ、2019年のタイへの旅行者は1年間で3,990万人だった。1ヶ月あたり332万人で、1日あたり約11万人。
旅行者が増えているとはいえ、2019年の12%にすぎない。
これではタイの観光業の復興は厳しい。
そこで、タイ旅行の足かせとなっている入国制限を緩和するよう観光業界では訴えている。
うまくいけば5月1日にタイ到着時のPCR検査がATK検査へ置き換えられる。
6月1日にはタイランドパスの終了となるかもしれない。となれば、Test&Go制度も終わるだろう。
完全に以前と同じには戻らないにしても、パスポートとワクチン接種証明書だけでタイ旅行できるようになるかもしれない。
まとめ
昨日木曜日の定例CCSA会見は明日に延期となった。
本日金曜日のCCSA本会議後に会見が開かれることになる。
来週はソンクラン休暇があるため、おそらくCCSA本会議も会見もないものとみられる。
となれば、明日のCCSA本会議で大きな規制緩和が決定するかもしれない。
もしくは、再来週まで持ち越しとなることも考えられるが、そうなると4月下旬。
5月1日から到着時PCR検査撤廃するにしても準備期間が短くなってしまう。
空港もしくは指定施設でATK検査を実施するとのことだが、具体的な方法はまだわからない。
タイランドパス申請のために、事前ホテル予約の必要性が残されるのかも不明。
まだ正式には何も決まっていない。
本日午後からのCCSA会見に注目しよう。
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