4月1日よりタイ入国制限が緩和され、出発前のPCR検査陰性証明書が不要となった。
この措置によりタイ入国者が増えている。
スワンナプーム空港では到着者が増加中だ。
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スワンナプーム空港国際線到着者増加中
4月1日から4日までで、スワンナプーム空港に到着した海外旅行者は1日あたりの平均が11,628人で、3月の平均7,003人より66%増加しているという。
スワンナプーム空港のゼネラルマネージャーによれば、タイ入国前のPCR検査陰性証明書廃止によるものと考えられる。
これからは国際到着便も増えるだろうと予測。
3月の平均は1日137便の到着だったが、今月は141便となっている。
タイ中央銀行の見通しでは、今年の外国人観光客の予測は560万人。ウクライナ侵攻によっては、見通しに変化なし。
統計上、スワンナプーム空港では到着者が確実に増えている。
出発者はさらに増えているという話も聞く。
これは各国の入国制限が緩和され、ビジネス渡航、留学渡航、観光旅行が再開されたからだろう。
日本行きのフライトのチェックインにも長い列ができることがあるそうだ。
日本は3月より、留学やビジネス目的での外国人新規入国を認めるようになった。
昨年10月の日本行きタイ航空のチェックイン時はほぼ無人だったことを思えば、状況はかなり変わってきた。
日本は一日あたりの入国者上限数を設定しており、4月の日本行きフライトは空席がないケースも発生している。チケットが取りづらくなってきた。
タイ入国者数と陽性率
CCSAでは、タイ入国者数と感染確認者数の資料を毎日発表している。
検査陽性率も発表しており、陰性証明書廃止に伴う陽性率も変化を確認できる。
2022年3月1日から31日まで
入国者273,133人(検査陽性者1,584人、陽性率0.58%)
・Test&Go246,819人(1,062人、0.43%)
・サンドボックス22,142人(380人、1.72%)
・隔離4,172人(142人、3.40%)
3月の1日あたりの入国者数は8,810人だった。
4月1日-4日
57,654人(検査陽性者179人、陽性率0.31%)
・Test&Go53,350人(153人、0.29%)
・サンドボックス3,790人(20人、0.53%)
・隔離514人(6人、1.17%)
1日あたりの平均は14,413人。
このうちスワンナプーム空港到着が11,628人とのことなので、のこりはプーケットやサムイ空港などでの空路到着や、陸路海路での入国ということになる。
4月4日だけの集計では、入国者は18,587人となり、おそらくTest&Go開始以降最大となるはずだ。
4月1日-5日
69,798人(検査陽性者249人、陽性率0.36%)
・Test&Go64,737人(215人、0.33%)
・サンドボックス4,290人(28人、0.65%)
・隔離771人(6人、0.78%)
4月5日のみだと、入国者は12,144人。
4月4日と4月5日には、それぞれ日本からのTest&Go旅行者一人に感染が確認されている。
陽性率がじわりわりと上昇しているのは気がかりだが、まだまだ率は低い。
Test&Goなら300人に1人の割合だ。
ほとんど気にしなくてもいいレベルといえる。
でも、到着時検査で陽性となれば、なんらかの形で隔離はされる。決して自由行動が許されるということはない。
すごく低い確率ではあるが、リスクはあると思っておいたほうがいい。
まとめ
国の往来がようやく本格稼働し始めた。
タイ入国者が増え、タイを出国する人も増える。
この2年、あの巨大なスワンナプーム空港は暗くて閑散としていたものだった。
が、いよいよスワンナプーム空港に人の気配が戻ってきた。
とはいえ、今年のタイへの外国人観光客の予測は560万人。2019年は3,990万人だった。
予測どおり進んでも、2019年の14%にすぎない。
世界から旅行者が集まるスワンナプーム空港がその本来のにぎわいを取り戻すのは来年以降になりそうだ。
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