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タイ入国情報

スワンナプーム空港の混雑解消に首相が喝!

投稿日:

タイのセター首相がスワンナプーム空港の状況を抜け打ち検査した。
乗客の待ち時間が長すぎるとして改善を要求。
それを受けた空港と出入国管理局が対策を打ち出した。

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タイランドビジョン2030

先週、タイのセター首相が8つのスローガンを打ち出した。


(タイ政府広報より)

タイランドビジョン2030 IGNITE THAILAND
プレミアグローバルインダストリアルハブとしてのタイを加速させる。

8つのハブを掲げている。

4つ目のハブが、Aviation Hubだ。

タイをアビエーションハブとして推進させる。
そのためにもスワンナプーム空港を改善させなければならない。

セター首相がスワンナプーム空港を抜き打ち検査

先週の土曜日にセター首相が予告なしにスワンナプーム空港へ視察に訪れた。
2月5日には抜き打ち訪問しており、今回が2回目だ。
前回は午前中の訪問だったが、今回は土曜日夕方。
利用者の多い時間帯だ。
空港に到着した乗客が、チェックインしてから保安検査場と出国審査場を通過して、ターミナルに入り、搭乗を待つまでの時間を計測したという。
到着者が降機してから入国審査場を通過するまでにかかる時間も計測。
その結果、時間がかかることが判明した。

ピーク時の混雑を解決する方法を見つけてほしいと要請。
詳細な検査のためにもう一度訪問する予定だという。

タイがこの地域のアビエーションハブとなるべく推進していく。
関係者はサービス精神を持って、観光客が到着した瞬間に好印象を与えるよう配慮してほしいとセター首相。

参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2748194

スワンナプーム空港混雑解消策

首相の抜き打ち視察と要請を受けて、AOT(タイ空港公社)と出入国管理局のトップがあらためてスワンナプーム空港を視察し、対応策を発表した。

現在、乗客の保安検査場と出入国手続き完了までの所要時間はピーク時で1時間10分、平均で46分。
ピーク時の乗客は1時間あたり5,000人から6,000人。
待ち時間を30分までにすることを目標にする。

そのため、以下の対策を取る。

AOTでは、3月30日までに乗客サポートのために新たに800人のスタッフを配置する。24時間体制で乗客の利便性を向上させる。

出入国管理局は3月1日に新たに200人の職員を配置。今年末までにはさらに400人を配置予定。合計600人の職員増加で対応。

自動化ゲートは、合計80基を増設する計画。6月15日までに新たに20基を設置し、7月15日までにはさらに60基を増設する。

保安検査場では、新しい機会の導入により、モバイルバッテリーの検査が容易となり、乗客は靴を脱ぐ必要がなくなる。

ターミナル4階出発フロアでは、CUPPという共通旅客処理システムを運用し、CUSS(セルフチェックインシステム)とCUBD(セルフバッグドロップ)を利用できる。
航空会社24社に要請して、出発4時間前にチェックインを開始する。
これらのシステムにより出発フロアの混雑を軽減させる。

首相が打ち出したアビエーションハブ政策に沿って、空港サービス能力を拡大するプロジェクトを推進している。
滑走路の能力を1時間あたり68便から94便に増やすため、第3滑走路を建設。
ターミナルの東部分を拡張させる。これによりキャパシティは年間1,500万人の増加が見込める。2024年に工事を開始し、2027年に完成予定。
SAT-1(サテライトターミナル)の完成により、空港のキャパシティを年間4,500万人から6,000万人に増加させる。

まとめ

スワンナプーム空港の改善は間違いなく進んでいる。
タイ開国後の混雑ぶりに比べればかなりマシになってきた。
出発時ならKIOSKによるセフルチェックインとセルフバッグドロップに対応する航空会社が多い。外国人も出国自動化ゲートが利用可能となった。
到着時に混雑するのはやむを得ない部分もある。到着便が集中するとどうしても混み合うもの。
それでも首相は納得せずに、喝を入れた。
国のトップが事前予告なしに直接視察して改善を命じたわけで、それがいいのか悪いのか、なんとも言い難いけれど。
スワンナプーム空港の混雑がよりいっそう改善されるならばそれでよし。
個人的にはスワンナプームよりも関空の混雑のほうをなんとかしてほしい。

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