9月10日午後にCCSA本会議が開催され、今後の規制措置について話し合われた。
その後のCCSA会見にて詳細が発表となった。
規制緩和が実施されるかもしれないという期待もあったが、結論は、現行の規制措置内容をそのまま継続するというものとなった。
広告
9月末まで規制措置延長
プラユット首相を議長とするCCSA本会議にて、感染状況と対策について見直しが行われた。
感染者数と死亡者数は減少傾向にある。
だが、この減少傾向をより確かなものにし、10月の開国へ向けてスムーズに移行するため、現行の規制措置を9月末までさらに2週間延長することが最善だと判断した。
よって、ゾーニングや規制措置内容は変化なし。
8月1日に設定されたゾーニング設定は9月末まで継続する。
・最高度厳格管理地域(ダークレッド・ゾーン、29都県):バンコク、カンチャナブリ、チ ョンブリ、チャチュンサオ、ターク、ナコンパトム、ナコンナーヨック、ナコンラチャシマ、 ナラティワート、ノンタブリ、パトゥムタニ、プラチュアップキリカン、プラチンブリ、パタ ニ、アユタヤ、ペチャブリ、ペチャブン、ヤラー、ラヨーン、ラチャブリ、ロッブリ、ソンク ラー、シンブリ、サムットプラカン、サムットソンクラーム、サムットサコン、サラブリ、ス パンブリ、アントーン
・最高度管理地域(レッド・ゾーン、37県):ガラシン、ガンペンペット、コンケン、ジャ ンタブリ、チャイナート、チャイヤプム、チュムポン、チェンライ、チェンマイ、トラン、ト ラート、ナコンシータマラート、ナコンサワン、ブリラム、パタルン、ピジット、ピサヌロー ク、マハサラカム、ヤソトン、ラノーン、ロイエット、ラムパーン、ラムプーン、ルーイ、シ ーサケート、サコンナコン、サトゥン、サケーオ、スコータイ、スリン、ノーンカーイ、ノー ンブアランプー、ウタラディット、ウタイタニ、ウドンタニ、ウボンラチャタニ、アムナート チャルン
・管理地域(オレンジ・ゾーン、11県):クラビ、ナコンパノム、ナーン、ブンカーン、パ ヤオ、パンガー、プレー、プーケット、ムクダハン、メーホンソーン、スラタニ
規制措置も現行のものをそのまま9月30日まで継続する。
ダークレッドゾーン(バンコクやパタヤなど)
午後9時から午前4時までは夜間外出禁止。
集会は25人まで。
レストラン店内飲食は可能だが、飲酒は不可。
コンビニやスーパーなど店舗の営業は午後8時まで。
レッドゾーン
夜間外出禁止と移動制限なし
集会は50人まで
レストラン店内飲食は午後11時まで、飲酒は不可。
オレンジゾーン(プーケットやサムイなど)
夜間外出禁止と移動制限なし
集会は100人まで
レストランは通常通り営業できるが店内飲酒は不可
タイ全土でバーやパブなどの娯楽施設は閉鎖のままとなる。
会見では、9月末での非常事態宣言の解除、10月開国の具体的内容などについて言及はされず。
日本から追加でアストラゼネカワクチン30万回分が到着した。さらに日本からは、550万ドル相当の医療機器が寄贈されることになっている。
タイでは10月に2,400万回のワクチン接種を行う予定。
計画では、10月中にすべての県において人口の50%がワクチン接種を受ける。
まとめ
バンコクやチョンブリ(パタヤ)はレッドゾーンのまま。
これまで通りに夜間の外出禁止が続く。
次の規制緩和は10月からとなりそうだ。
また、10月開国の詳細は不明のまま。
規制緩和と開国をどうように折り合いをつけていくのか、今月後半には詳細が明らかになっていくはずだ。
広告