7月5日発表のチョンブリ県の感染状況。
新規に確認された感染者はわずかに増加した。バンラムン・パタヤではクラスターが発生し、建設現場労働者キャンプが閉鎖となった。
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チョンブリ県感染状況
7月5日、チョンブリ県発表による新規感染者は279人(前日275人)。
死者累計51人(+1)
新規感染者内訳
ムアンチョンブリ地区24人
シラチャー地区53人
バンラムン地区(パタヤ)102人
他
累計
4月以降の第3波での累計は県全体で9,757人(回復済み6,041人、治療中3,665人)。
ムアンチョンブリ地区が2,756人、シラチャーが2,037人、バンラムン(パタヤ)が2,677人となっている。
各地区別感染者推移
上から、バンラムン(パタヤ)、シラチャー、ムアンチョンブリ。
4月、5月、6月の各月累計と7月各日の数値が並ぶ。
バンラムンは5月6月と減少していたが、各地でクラスターが発生し、大きく増加傾向に。
7月5日発表のタイ全国での新規感染者は6,166人。うち海外からの輸入症例をのぞいた国内感染は6,154人。
タイ各県の新規感染者上位10県
バンコク1,729人、サムットプラカン411人、サムットサコン389人、パトゥムタニ352人、ソンクラー318人に続き、チョンブリの279人は全国6番目の多さとなった。
新規感染者の感染経路内訳
・バンラムンのフアイヤイ地区の製氷工場でクラスター 22人
・バンラムンのシンテック社建設現場労働者キャンプでの積極調査 21人
・バンラムンのフアイヤイ地区の製氷工場で積極調査 14人
・シラチャーの工場でのクラスター積極調査 13人
・サタヒップ朝市場クラスター 14人
・パーティ参加の感染者と接触 1人
・医療従事者 1人
・不特定多数の人と接する高リスク職業 1人
・高リスクエリアから移動 バンコク3、パトゥムタニ3、プーケット1
・高リスクエリアから感染者と接触 サムットプラカン2、ラヨーン1
・家族間で感染 60人
・職場で感染 46人
・調査中の感染者と接触 44人
・調査中 32人
335人の接触者と1,583人の積極調査による検査の結果を待っている。
チョンブリでは検査件数を発表している。7月4日の検査件数は3,038件で、うち陽性確認が275件。単純計算による陽性率は11.4%。
バンラムン・パタヤ詳細情報
バンラムン地区保健局がさらに詳細な感染状況を発表している。
実質的にパタヤの感染者数となる。
新規感染者102人
累計2,677人
累計死者14人
バンラムンの新規感染者の内訳
・ノンプルー 42人(累計1,553)
・ナックルア 11人(累計608)
・フアイヤイ 44人(累計211)
など
感染経路も発表
・フアイヤイ地区の製氷工場クラスター 23人
・シンテック社建設現場労働者キャンプクラスター 23人
・フアイヤイ地区の製氷工場クラスター 16人
・建設現場労働者クラスター 7人
・調査中 6人
・職場で感染 6人
・調査中の感染者と接触 6人
・リスクエリアに訪問 2人
チョンブリ県リスクスポット
チョンブリ保健局では、感染者タイムラインを元にした感染リスクスポットを発表。
シラチャーとムアンチョンブリのローカル市場ばかり。
パタヤは掲載なし。
パタヤの建設現場労働者キャンプ閉鎖
7月5日付けで、チョンブリ県命令第48号が発出された。
バンラムンのノンプルー地区にあるSyntec建設会社の建設現場労働者キャンプを閉鎖。保険当局の許可なしに出入りすることを禁ずる。特に以下の現場への移動には厳格な管理が求められる
・ナックルアのGrande Center Point Hotel Pattaya 2 建設現場
・ターミナル21パタヤの駐車場建設現場
・パタヤセカンドロードにあるDiscovery Beach Hotel 建設現場
この3つの建設現場は以下の命令に従うこと
・労働者キャンプから建設現場への出入りは、チョンブリ県が定める移動措置を遵守すること。
・下請け業者などが現場で作業を行う場合は、当局に事前連絡すること。
2021年7月6日から8月2日まで有効
以上。
シンテック社の労働者宿泊所からそれぞれの現場へ労働者が派遣されていくようだ。
建設現場は3つともパタヤの中心部といえる場所となる。
ターミナル21パタヤの駐車場建設現場
Discovery Beach Hotelは、ソイ6/1のセカンドロード側で建設中のホテル。
Grande Center Point Hotel Pattaya 2は、ドルフィンロータリー近くのナックルアで建設中。ターミナル21上にあるグランドセンターポイントホテルの系列のようだ。
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