プーケット開放まであと6日に迫った。
プーケット県内では着々と準備が進んでいる。
が、サンドボックス計画の官報掲載はまだ。COE発行もできない状態だ。
でも実現するのは間違いない。
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プーケットサンドボックス開始初日に440人が到着予定
プーケットサンドボックス7月1日開始に向けて、プーケット内ではリハーサルが進んでいる。
6月23日にはプーケット空港国際線ターミナルでプーケット県知事などを交えてリハーサルが実施された。
これは25日に予定されているプラユット首相の視察に先んじたもの。
プーケット空港によれば、プーケットサンドボックス開始日である7月1日には、5つの航空会社にフライトがあるという。
午後1時半にドーハからのカタール航空が到着、その後、エルアルイスラエル航空、シンガポール航空、フライドバイ航空、エティハド航空と続く。
初日に到着予定の外国人観光客は440人。
徐々に到着者は増えていき、7月中に約1万人の外国人観光客がプーケットを訪れるとプーケット当局は見ている。
プーケット空港に到着した旅行者は、飛行機を降りてから、国際線到着ホールに入る。
ここでサーモスキャンによる体温検査がある。
次に2階の建物にて入国許可に関する書類を確認し、入国手続きを行う。
ゲート1あるいはゲート2からターミナルビル外に出ることができるが、その前に綿棒を使った検査を受ける必要がある。
検査を受けたあとは、ホテルが用意したSha Plus認定の移動車両に乗って、ホテルへ移動する。
まずホテル内で検査結果を待ち、陰性であればプーケット内を移動することができる。もし陽性結果であれば、治療のため病院へ移送される。
結果が出るまでは24時間ほどかかると見られる。
参照:https://www.facebook.com/prphuket2018/posts/812178242814190
なお、先だってのプーケット県の発表では、ヨーロッパ各地からタイ航空の直行便がプーケット到着予定となっている。到着人数は不明。
COE申請にはSHABAでのホテル予約確認が必須
プーケットでは準備が進んでいるサンドボックスであるが、まだまだ決定していない事項が多い。
たとえば、COE発行もその一つ。
タイ入国には事前にCOE(入国許可証)申請と取得が必須となっている。これはサンドボックスでも変わらない。
プーケットサンドボックスでは、ALQ(地方代替隔離施設)ホテルではなく、SHA Plus認定ホテルの事前予約が求められる。
また、COE申請には、支払い済みのホテル予約確認証を送信する必要がある。
プーケットサンドボックスでのCOE申請時には、専用のQRコード付き予約証明書が必要とされる。
これはSHABAというシステムと通じて発行されるもの。
SHA Plus Booking Authenticator、略してSHABA
・ホテルを予約
OTAs(アゴダとかエクスペディアとかの予約サイト)やホテル代理店を通すか、ホテルへの直接予約
顧客はこれが「プーケットサンドボックス」予約であることを明示する
・ホテルが予約を受ける
ホテルはSHABAにログオンして、それぞれの顧客に対する個別のQRコードを作る
・SHABA予約を送り返す
ホテルはSHBA予約の確認書をOTAや代理店や顧客に送付する
・COE適用
顧客は、COE申請時にSHABA予約を入力する
これがSHABAを利用してCOE申請の流れ。
6月24日時点ではまだSHABAは稼働していない。
おそらく数日中には実装されると見られるが、現時点ではSHABAが利用できないため、QRコード付きのSHABA確認書も発行されず、たとえSHA Plusホテルを予約していたとしても、COE申請が進まない状態となっている。
さらには、COE申請時にはサンドボックスという項目もない。
サンドボックス開始まであと6日だが、COEすら取得できない。
そもそも、サンドボックス計画自体は内閣の承認を得ているが、官報への掲載はまだだ。
よって最終的な正式決定はしていない。
まとめ
プーケットでは外国人観光客受け入れ再開準備が着々と進んでいる。
ヨーロッパや中東からフライトも到着予定だ。
SHA Plus認定を受けたホテルもすでに300軒ほどある。
でも、COE発行はまだできない。
さすがにあと数日ですべてのルールが最終決定するはずだが。
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