タイに入国する際にはTM6と呼ばれる出入国カードの記入が必須だ。
入国時のパスポートコントロールで入国分を切り取られて、出国時に残りを回収される。
外国人はTM6がないと出入国できない。
パスポートに半券だけがぺらぺらと挟まれている状態で、もしなくすと出国時にトラブルとなるため、けっこう鬱陶しい存在だ。
そのTM6がどうやら一時免除となりそうだ。
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出入国カードは提出不要に
昨日の閣議にて、空路でタイに入国する外国人旅行者はTM6を一時的に免除すると承認したと、首相府スポークスパーソンが発表。
外国人旅行者の入国手続きを簡素化し、到着者増加に伴う空港での混雑を緩和するのに役立つとしている。
タイ人帰国者については5年前よりTM6の記入は不要となっている。。
適用となるのは空路入国のみで、陸路と海路での入国では引き続きTM6の記入が必要。
また、実際の開始日は決定していない。関係機関で協議検討のうえ、1週間程度で決定するとのことだ。
空路でのTM6廃止が決定すれば、年間6,500万バーツかかっているTM6用紙の印刷コストが4,550万バーツ節約できるという。
入国者のデータは、到着空港での生体認証システムと航空会社からの情報を介して収集可能とのこと。
タイ行きのフライトに搭乗すれば、機内で渡されるのがTM6だ。
数年前に様式が変更になったが、いまだに継続中。
つい先日、ラオスからタイに陸路入国したが、やはりTM6は必要だった。
開始日はまだ決定していないが、空路入国ではTM6が不要となる。陸路入国では継続して必要。
慣れればサクッと記入できて、特に難しいことはなにもないが、面倒には違いない。
パスポートコントロールの列に並ぶ際、前の人がちゃんとTM6をきちんと記入していないと列の進みが滞ることもしばしば。
また、出国分の半券をパスポートのページにホッチキス留めしてくれることが多いが、パスポートがホッチキスの針だらけになってしまいがち。
タイあるあるだ。
TM6の廃止は以前から話には出ていたが、なかなか実現せず。
今回こそは実現してほしい。
タイランドパスとTM6の廃止でタイ入国は容易に
タイランドパスの廃止が検討されている。
明後日17日のCCSA本会議にて検討され、承認されれば、7月1日タイランドパス廃止が決定する。
関連記事:タイは空港や公共の場での検温終了へ、タイランドパスと医療保険も廃止へ
また、空港での検温廃止も承認されそうだ。
もしもタイランドパスが廃止され、TM6も免除されるとしたら、タイ空路入国の手続きはかなり楽になる。
最低1万ドルを補償する医療保険加入義務も解除される見込みだ。(まだ正式決定ではない)
必要なのは、パスポートとワクチン接種証明書だけでいいことになる。
ワクチン接種証明書がない場合は、事前の陰性証明書が必要とされるはずだ。
現在はタイランドパスのチェックカウンターがあり、そこを通過しないと、パスポートコントロールへ行けない。
来月からタイランドパスが廃止されれば、ワクチン接種証明書(or陰性証明書)の確認カウンターは設置されるかもしれない。
もしくは、パスポートコントロールでワクチン接種証明書もまとめてチェックする可能性もある。
詳細は運用方法はまだわからない。
まだ仮定の話で正式決定したわけでもないし、具体的な入国手順も決まっていないが、空港到着後の手続きはかなり簡素化されることになるだろう。
検温については、サーモスキャンが設置されていて、コンコースを歩く旅行者の体温をはかっているだけなので、旅行者自身の負担は変わらない。
タイランドパス廃止や検温廃止などの提案は、16日のCCSA本会議で決定される。
詳細はその後発表される。
いよいよ、タイ入国はノーマル状態に戻る。
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