5月28日のタイ国内状況。
新規感染者は連日の3000人越え。
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タイ全国の感染状況
5月28日発表、タイの新規感染確認者は3,759人(前日3,325)
(累計144,976)
国内感染(病院にて検査):1,374人
積極調査:1,073人
刑務所:1,294人
外国からの入国:18人
死亡:34人(累計954人)
亡くなった34人のうち、バンコクで24人、サムットプラカン3人など。
男性18人、女性16人。
33歳から92歳。
高血圧20人、糖尿病16人など基礎疾患をもっていた。
タイ国内における致死率は0.66%に上昇。
回復済み:97,872人(+4,044)
治療中:46,150人
重症患者は1,226人(+25)、うち人工呼吸器をつけているのは405人(+6)。
刑務所クラスターと海外からの入国をのぞいた国内感染は2,447例。
国内感染上位10県
バンコク973
ペチャブリ658
サムットプラカン221
ノンタブリ102
サムットサコン55
チョンブリ42
パトゥムタニ39
ソンクラー39
ナコンパトム36
アユタヤ32
バンコクでは、新たに3つのクラスターが発生。27地区で39のクラスターを監視中。
29県では新規感染者が確認されなかった。
4月1日以降の第3波の新規感染者推移グラフ
青色が国内感染、黄色が積極調査、灰色が刑務所クラスター、ほとんど見えないが水色が海外からの入国者。
刑務所クラスターが報告されていて上下が激しいが、国内感染はここ1ヶ月ほど横ばい状態が続いている。
外国からの入国18人は、隔離中の検査で陽性が確認されたもの。
カンボジアから帰国したタイ人11、マレーシアから1人、インドから4人、オマーンから1人。
インドネシアから到着したフィリピン人の船員1人。
アジア各国の統計
日本は新規感染者は4,536人(前日3,901)とまた増加に。
インドでは新規感染者が大きく減少してきた。
マレーシア、カンボジア、ベトナムでは増加傾向のまま。
特にマレーシアでは7,000人を越えており、感染拡大がおさまらない。マレーシアは6月1日から2週間の全土ロックダウンに踏み切る。
タイワクチン接種状況
2月28日から5月27日までの累計:3,347,050回
初回接種:2,319,304人(+104,583)
2回目接種:1,027,746人(+33,585)
完全なワクチン接種を終えた人数が100万人を越えた。
政府は国の計画としてワクチン接種を定め、全国的なワクチン接種開始日を6月7日に定めた。国籍に関係なくすべての人がワクチン接種を受けることを重要視している。
5月27日よりバンコクでは一般向けのワクチン接種予約登録が始まった。コンビニでも登録可能。これは、バンコク在住タイ人向けのもので、外国人は対象外。
在住外国人のワクチン接種登録は6月7日から開始となる。
タイFDAが中国のシノファームワクチンの緊急使用を承認。
2回のワクチン接種が必要で、推奨間隔は28日。
アストラゼネカ、シノバック、ジョンソンエンドジョンソン、モデルナに続いて5番目の承認となる。
タイ入国者数(フライト)
タイ外務省が空路による入国者数を発表している。
2021年5月22日から5月28日
タイ人:3,067人
(商業フライト147便、チャーター2便)
外国人:2,677人
(商業フライト191便、チャーター1便)
外国人の入国者数は先週が2,949人だったので今週は減少している。
やはり現在の感染状況では入国をためらう人が多いようだ。
2020年4月4日から2021年5月27日累計
タイ人:178,365人
2020年6月9日から2021年5月27日累計
外国人:133,077人
CCSAブリーフィング概要
・変異株に国の名前をつけるのは正しくない。どこそこの国で最初に見つかったまたは最初に検出された変異株というフレーズを使うのがベター。
・ワクチン初回投与の配分計画は、医療関係者が34%、サムットサコンなどリスクエリアに住む人々が38%。
・CCSAでは、9月までにタイ国民ならびに在住外国人の両方の少なくとも70%のワクチン接種を目指している。1人あたり2回の接種を行うため、計1億回の接種が必要となる。
・パトゥムタニに新しい野戦病院を開設する。障害者向けの施設で、ベッド数は224床。6月1日稼働開始となる。
タイ変異株に非ず
イギリス公衆衛生庁(PHE)がタイで初めて発見されたC.36.3変異株による感染が109例が見つかったと発表。英マスコミはこれをタイ変異株と報道。
が、タイの医療科学局が声明を出した。
これはエジプトからの旅行者が隔離中に検出されたものであり、患者はすでに回復している。
この変異株はタイ国内感染では発見されていない。
よって、現状では、タイ変異株とはみなされない。混乱を生じせしめるような誤った情報を流さないようメディアに注意を促している。
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