5月17日の規制緩和第2フェイズより導入された追跡プラットフォームであるThai Chana（タイチャナ）。
店に入る際にQRコードを読み取ってチェックイン登録。退店する際にはチェックアウト登録を行う。
当初はショッピングモールとモール内テナントで導入されていた。
関連記事：タイの店舗訪問客追跡プラットフォーム Thai Chanaの使い方
導入店舗のショッピングモール以外にも広がっていくと予想されていた。
スーパーでもセブンイレブンでもThai Chana
昨日、パタヤカンにあるFoodland Supermarketを訪れた。
店に入ったところで、まずは検温。
その先にはQRコードが掲示してあり、チェックインしてくださいと言われた。
ここもThai Chanaか。
まあスーパーは当然だよな。
退店する時はチェックアウト登録が必要。
なお、Thai Chanaは、当初はタイ語のみだったが、現在は言語設定ができるようになっている。
最初の画面を最下部にこっそりと表示されていて、機種によるかもしれないが、少しスライドさせないと見えない。
タイ語か英語かを選択できる。
でも、特に意味はないかと。
左側の緑のアイコンがチェックイン、右側のドラゴンボールアイコンがチェックアウトだとわかっていればいいんで。
いずれ中国語も導入されるということだ。
タイ入国が解禁されると大量の中国人がやってくる。英語は全く話せないし、タイ語もだめ。そんな中国人がQRコード登録で揉めるのは必至。早めに手をうっておいたほうがよさそう。
その後、缶コーヒーを買い忘れていたので、セブンイレブンへ。
すると、店先にはQRコードが掲示してあり、店員からチェックインするよう言われる。いや、以前から掲示はしてあっても登録しろとは言われなかったが、今回は問答無用。
ついにコンビニでも始まったか。
LINEを立ち上げ、QRコードを読み取り、Thai Chanaにアクセスして、チェックイン登録をする。
一連の流れはすごく簡単なんだけど、少々面倒くさい。
なお、スマホが使えないとか、登録したくないという人は、店先に置かれたノートに自分の名前と電話番号も記帳する必要あり。
レジで会計を済ませると、レジ前に貼られたQRコードでチェックアウト登録してくれと言われた。
ちゃんとチェックアウト登録もしておかないと、ずっとコンビニに滞在していることになってしまうので忘れないように。
Thai Chana登録かノート記帳をしないと、コンビニにすら入店できない。
むろん、検温と手指消毒も必須。
これが今のタイの厳しさだ。
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偽のフィッシングサイトにご用心
タイ政府広報によれば、Thai Chanaの偽サイトが確認されているとのこと。
Thai Chanaと似たようなドメイン名で、偽のサイトに誘導して、個人情報などをフィッシングする。
怪しいドメインからSMSが直接送られてきたら、要注意。
Thai Chanaは、アプリではなく、プラットフォームだ。アプリをダウンロードする必要はない。そういった要求をするようなサイトは偽だと思っておくこと。
（注意：QRコードを読み取るには、LINEを立ち上げる必要があるけれど）
普通にショッピングモールやスーパーやコンビニ店頭に貼られたQRコードを読み取るだけならまったく問題ない。
でも、Thai Chanaを思わせるQRコードを設置して、それを読み込ませて変なサイトにアクセスさせるような手口もこの先出てくるかも。
まとめ
どんどん拡大されていくThai ChanaのQRコード。
現在のところ登録済みの店舗は、10万以上にのぼる。
すべてのセブンイレブンやファミリーマートといったコンビニで導入済みかは不明だが、全店舗導入となるのは必至だ。
いずれはもっとローカルな店舗でも導入されていくだろう。
そして、娯楽施設にも導入されるのは間違いないと思う。
コンビニでも始まったQRコード。
感染拡大対策の厳格ぶりには素直に称賛したいという思いの反面、やっぱり缶コーヒー一本買うだけのためにQRコード登録はやりすぎじゃないかとも感じてしまう。いや、個人情報がどうのこうのという前に、単純に面倒くさいだけだが。
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