連日多くの感染者が報告されているチョンブリ県だが、ようやく減少傾向が見えてきた。
4月9日以降では最も低い数となった。
パタヤでは開国へ向けたワクチン接種計画を始動させる。
広告
チョンブリ県感染状況
5月13日、チョンブリ県発表による新規感染者は56人(前日57人)。
(CCSA発表によるタイ全国統計値とは集計タイムラグにより数値が異なることがある)
死者累計11人(+1)
新規感染者内訳
ムアン地区6人
シラチャー地区5人
バンラムン地区(パタヤ)30人
他
累計
4月新波での累計は県全体で3,547人(回復済み2,153人、治療中1,383人)。
ムアン地区が900人、シラチャーが445人、バンラムン(パタヤ)が1,552人となっている。
5月1日以降の各地区感染者数推移
上からバンラムン(パタヤ)、シラチャー、ムアンチョンブリ。
バンラムン地区が飛び抜けて感染者数が多い。
新規感染者の感染経路内訳
・家庭内で感染者と接触 8人
・職場で感染者と接触 7人
・調査で確認 12人
・調査中 29人
また、146人の接触者と1,113人の積極調査による検査の結果を待っている。
チョンブリでは連日多くの検査を実施している。
5月12日の検査件数は2,684件で、うち陽性確認が57件。単純計算による陽性率は、2.1%。
陽性率は低下しつつあり。
現在の感染は家庭や同僚の間で広がっている。
たとえ2,3人でもあっても、一緒に集まって食事をするのはリスク要因となる。
チョンブリ県保健局では、パーティに参加しないこと、集まって食事をしないことなど注意喚起を出している。
5月13日から19日まで、バンラムン地区役所に設置された車両式検査場にて、バンラムン地区とパタヤ市の住人に対する無料の検査を実施している。
チョンブリ県リスクスポット
チョンブリ保健局では、連日感染者タイムラインを元にした感染リスクスポットを発表。
(パタヤ抜粋)
・The Place Restaurant(ソイブッカオ)
・ロットゥー(サタヒップ-バンコク ラップラオ線)
・ロットゥー(バンコクバンナー-サタヒップ線)
パタヤワクチン接種計画:10月1日開国へ向けて
昨日パタヤ市役所にてパタヤでのワクチン接種計画と隔離無し入国実現に向けた会合が開かれた。
6月中旬までに、観光事業のスタッフ(娯楽施設やホテルやレストランで接客にあたる人たち)に3万回分のシノバックワクチンを投与する。
3万人のワクチン接種は、バンコク病院パタヤ、パタヤ市病院、屋内スタジアム、他2つ、合計5会場で実施する。
3日間で完了する予定。
ナックルアとノースパタヤの1,400人はバンコク病院で。
パタヤ中心部とラン島など近隣エリアの1,000人はパタヤ市病院で。
その他5,000人は屋内スタジアムで。
6月下旬にはアストラゼネカワクチン19万回分が接種できるようになる予定。
ワクチン接種登録のための詳細は近くまとめる。
目標は1日あたり1万回の接種。
これを3ヶ月で達成する。
最終的には人口の70%のワクチン接種により集団免疫を獲得して、パタヤでの隔離無し入国を実現させる。
外国人観光客隔離無し受け入れ再開のための準備に3ヶ月要するので、ワクチン接種計画にも沿ったものとなる。
また、本日のパタヤ市長の発言によれば、5つのワクチン接種会場では、ウォークインでの接種も可能にする予定とのこと。
政府によるウォークインワクチン接種のためのガイドライン策定を待っている。
広告