サムットサコーンのエビ市場に端を発したタイ国内感染の新しい波が、ラヨーンを経て、パタヤにも押し寄せてきた。
事態は急激に変化しており、情報も錯綜している。
とりあえず公式発表を元に、バンコクも含め、ここまでの流れをまとめておく。
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12月28日チョンブリの新規感染者が一気に22人
12月28日午後1時半にチョンブリの感染状況が発表された。
新規感染確認が22人
地区別内訳
ムアンチョンブリ地区5人
バンラムン地区17人
累積24人
これまで新波でのチョンブリの感染者は2名のみだった。
それが一気に22人増えて計24人に。
なお、チョンブリ県より2時間前のCCSAの発表では、チョンブリの新規感染確認者は1人で、あと5人が確認中とのことだった。
パタヤはバンラムン地区に属する。
でもバンラムン以上の細かいエリアの内訳は未発表。
なんだかもやもやが残るチョンブリ県の発表であった。
チョンブリ県がパタヤの感染リスク場所を警告
感染者増の発表から数時間後、チョンブリ県がパタヤの感染リスクの高い場所を公表。
以下の場所を訪れたことがある人への警告とアドバイスだ。
・テパシットのボクシング場:12月1日以降
・パタヤ地方裁判所:12月10日以降
・セカンドロードのLEKホテル:12月10~13日、17日~20日、24日から26日
・BONE(ターミナル21裏手):12月5日23時から翌日3時、12月25日24時から3時
もし訪問歴があり、訪問から14日以内に症状が出ているなら、保健当局の指示に従い病院へ行くこと。
⇒https://www.facebook.com/ChonburiPr/posts/3808144405916019
その後、チョンブリのムアン地区にある施設も追加されて、計5所になった。
個々の感染者のタイムラインや状況は発表せずに、いきなり感染リスクの高い場所が突きつけられた形だ。
詳細はまったく不明だが、感染者が訪れた場所ということなのだろう。
それがサムットサコーンからなのか、ラヨーンからなのか、バンコクからなのかはわからない。
もうなにがなんだかわからない状況だ。
バンコクで規制強化発表
感染者が多いバンコクで、都が感染防止対策規制を発表した。
感染リスクが施設に対して閉鎖などを命じた。
期間は12月29日から来年1月4日まで
・競馬場、闘鶏場といった施設は閉鎖
・マッサージパーラーのようなサービス提供店は閉鎖
・パブやカラオケやバーは、レストランとしての営業が許される。
レストランとしての営業では、ショータイムとアルコール提供可能能だが、閉店時間は24時。
ダンスは禁止、客へのサービスは禁止、客と一緒に歌うのは禁止。
細かい部分の規則ははっきりしない。
マッサージ施設が閉鎖なら、ゴーゴーはどうなのか。客は座って飲むだけなら営業できるのか。
レストランとしての業態を取るなら、24時以降も営業を続けられるのか。
このあたりの情報は錯綜しており、当局によるさらなる発表が待たれる。
チョンブリでも規制強化
バンコクに続いて、チョンブリ県が新たな命令書を出した。
バンコクと同じく、感染リスクが高い場所への閉鎖命令と規制強化だ。
・闘鶏場に類する施設はすべて閉鎖
・パブ、バー、カラオケに類するサービス施設では、座って食べるだけが許される。ダンスは禁止。営業は24時まで。
⇒https://www.facebook.com/ChonburiPr/posts/3808440769219716
バンコクと違い、パブやカラオケの営業形態をレストランへ変更せずとも営業可能と読み取れる内容。
ただ、細かい部分は不明。
マッサージパーラーの営業はできるのか。
ゴーゴーも通常通りに営業できるのか。
レストラン形態なら深夜営業は可能なのか。
詳細はまだわからない。
期間もわからない。
バンコクに合わせるのなら、12月29日から1月4日までとなるが。
より詳しい情報は、本日29日中には明らかになってくるはずだ。
おそらくは、バンコクとほぼ内容の規制となると思われる。
とりわけナイトライフ施設に関しては、バンコクの規制をチョンブリ(パタヤ)をそのまま踏襲することが多い。
いずれにせよ、さらなる公式情報の発表を待つこと。
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