タイは、10月から外国人観光客の受け入れ再開を実施した。
最初は、特別観光ビザ(STV)の新規発行によって、長期滞在外国人を呼び込もうとしていた。
STVは、初回90日滞在可能で、2回まで延長でき、合計270日滞在できるという長期滞在向けの特別ビザだった。
が、ビザ発給条件が厳しく、一部中国人と欧米人が利用しただけにとどまったようだ。
その後、ひっそりと観光ビザ発給が再開された。
結局、10月にタイを訪れた外国人観光客は1,201人となった。
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11月のタイへの外国人観光客は3,065人
公式データによると、11月にタイに到着した外国人観光客は、3,065人となった。
昨年同期は、339万人の外国人観光客がタイを訪れている。
実に1000分の1に減少したことになる。
3,065人の国籍別内訳や入国資格(STV、観光ビザ他)の詳細は不明。
10月後半には観光ビザ発給は再開しており、おそらくは、観光ビザでの入国が増えているものと思われる。
日本からも観光ビザでのタイ渡航の話を聞くようになった。
とはいえ、1ヶ月で3,065人である。
10月と比べると3倍に増えたとはいえ、絶望的なまでの少なさに変わりはない。
12月からは56カ国に限定してノービザ入国が認められるようになった。日本からもノービザでタイ入国が可能となっている。
ハードルは下がりつつあるので、さらに外国人観光客のタイ入国が増えるだろう。
が、14日間の隔離は必須のまま。
劇的な観光客増加は望めない。
しかも、ここにきて世界中で感染状況が悪化。さらにタイ国内においてもクラスターが発生し、タイ全土に感染が拡大しつつある状況だ。
なお、今年1月から11月にタイを訪れた外国人観光客は合計670万人。前年比81%減。670万のうち、669万人は1月から3月の入国となっている。
昨年全体の観光客は約4000万人。タイのGDPの11.3%を生み出した。
来年2021年の外国人観光客の数については、いろんな機関が予想しているが、政府としては500万人と見積もっているようだ。
参照:https://www.bangkokpost.com/business/2042439/3-065-foreigners-allowed-in-during-november
パタヤでは
12月のタイ入国外国観光客の数はまだ不明。
それなりに増えているはいるはずだ。
実際にパタヤでも隔離検疫を終えて戻ってきたというパタヤリピーターの旅行者に出会っているし、新しく入ってきたであろう欧米人を見かける機会が増えてきた。
日本人もわずかながらパタヤに戻っているようだ。
でも、数でいえば、圧倒的に少ないまま。
逆にクリスマスや正月に本国へ戻る外国人も多いだろうし。
1月からは日本発バンコク行きの運航が開始される。
タイ航空、ANA、JAL、ZIPAIRの4社だ。
ビザ免除措置を実施するなどタイ旅行へのハードルは確実に下がりつつあるが、それでも14日間隔離があるかぎり、急カーブを描いて旅行者が戻って来ることはない。
当分の間は、今の状況のパタヤが続きそうだ。
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