タイ航空は、クリスマスである12月25日から一部国内線を運行再開することになっていた。
路線は、バンコク・スワンナプーム発チェンマイ行きとプーケット行きの2路線。
が、ミャンマーのタチレクに端を発するチェンマイとチェンライでの感染拡大の懸念を受けて、運行再開を延期すると発表した。
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新たな運航再開は来年の1月1日。
チェンマイ行きもプーケット行きも週3便(金土日)で運航予定。
使用機材は、ボーイング777-200ERとなる。
運航スケジュールは2月28日まで。
チェンマイでは感染者が見つかっているが、プーケットでは新規感染は見つかっていない。プーケットへの運航自体は問題ないが、1路線のために運航再開を実施するのは経済的に不可能とのことだ。
よって2路線とも延期とする。
国内の感染状況がさらに悪化した場合は、フライト再開を無期限に延長する可能性もあるという。
参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2033479
4月1日に最後のフライトが飛んで以来9ヶ月、タイ航空の国内線は運航されていない。
来年1月1日に無事に再開できればいいが、これもどうなるかわからない状況だ。
なお、タイ航空の国際線は、来年1月より運航再開予定となっている。
日本路線も再開する。
関連記事:ANAとJALも運航再開へ。2021年1月日本発タイ行きフライトの運航予定。
こちらもあくまで予定ではあるが、さすがに運航再開は実現すると思われる。
国内線と違い、国際線ではタイ入国時の強制隔離がある。
本日の発表では、タチレクに関連した感染例は49件。そのうちチェンライが37件で、チェンマイで5件が確認されている。
チェンマイやチェンライに入る際には国内移動であっても隔離が実施されるという噂が出ているが、これを当局は明確に否定している。
チェンマイとチェンライの感染状況はコントロール下にあって、封じ込めに成功している。他の県と同様に安全であると。
ロックダウンされるという噂もあったが、これも否定されている。
ただ、年末にかけてのチェンライやチェンマイ行きの旅行キャンセルが相次いでいるとの話も伝わってくる。
いくら当局が安全だと宣言しても人心は別物。
たしかにこの状況では、タイ航空の国内線再開は難しいかもしれない。
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