タイへの民間旅客便の乗り入れは依然として禁止されている。
その一方、タイから外へ向かう国際便の運航が禁止されているわけではない。
通常運航便は欠航が続くタイ航空だが、バンコクからヨーロッパやアジア方面行きのスペシャルフライトは運航している。
タイに足止めされている外国人の帰国便という意味合いに加えて、日本など入国制限を緩和している国へ向かうタイ人の利用を見込んでいるようだ。
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日本行きスペシャルフライト
現在発表になっているスペシャルフライトは10月から11月にかけてのもの。
ヨーロッパ方面は、コペンハーゲン、ストックホルム、ミュンヘン、フランクフルト、ロンドン、パリ。
毎日ではなく便数は限られている。
なお、10月25日から今年いっぱいまでバンコク~ロンドン・フランクフルト路線でエコノミープラスシートを新設する。
エコノミークラスの前4列をエコノミープラスシートに設定。
3人掛けシートの真ん中の座席を取っ払うとのことだ。
シート間のピッチが広がるわけではなさそう。
食事サービスはビジネスクラスのものが利用可能。
預け荷物もエコノミークラスよりも優遇される。
アジア方面へのスペシャルフライトは、台北、ソウル、東京となる。
東京行きTG642便は、10月7日、10日、14日、17日、21日、24日、28日、31日となっている。
つまり週2便、水曜日と日曜日の運航となる。
運行情報を検索すると、どうやら11月も週2便の運航を続けるもよう。
また未決定ながら、関空便も運航するという計画もあるようだ。
運賃は、片道でエコノミークラスが19,555バーツから、ビジネスクラスが41,745バーツからとなっている。
エコノミークラスで約7万円。
⇒https://www.thaiairways.com/en_TH/book/offers/special_offers/special_flights.page
先日、ANAが11月以降のフライトスケジュールを発表して、バンコク発東京行きのフライトを一部増便としていた。(元々は欠航だったものを一部運行再開という形)
JALも同様に日本行きフライトを増やしつつある。関空行きも再開した。
日本からバンコクへのフライトはすべて運休のまま。
タイ航空でも11月末まで日本発バンコク行きのフライトは運休が決定している。
日本からタイへのフライトは特別便のみ。
フライトを予約しても、タイ大使館でCOEを取得しないと搭乗はできない。これはタイ人も同様。
タイから日本へのフライトは、日本人ならば何も問題なく搭乗可能。日本の空港で検査を受けたあと、14日間隔離の自主待機は必要とされる。
タイから日本へのフライトが増えていることで、タイにいる日本人なりタイ人なりが日本へ行くのは容易になってきた。
でも日本からタイへ戻るのは高いハードルのままだ。
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