現在、パタヤ各地で大規模な道路工事が進行中だ。
排水管設置とともに、送電線や通信ケーブルを地下に埋設する電線類地中化を推進。
各エリアごとに工事が順次進んでいるが、現在はパタヤタイの交差点付近で工事を行っている。
パタヤタイが一方通行
先日、サードロードをパタヤタイ(サウスパタヤ)方面へ夜間に走行していると、大規模な工事現場に遭遇。
パイロンが山と並べられ、重機も鎮座している。
どこを通ればいいのか、非常にわかりづらい。
サードロードとサウスパタヤロードの交差点から、スクンビット方面への進入は不可となっている。
これはウォーキングストリート前からサウスパタヤロードをひたすら東へ進んた先のサードロードとの交差点。
進入禁止となり、直進できないようになっている。
交差点地図
スクンビット方面からサードロードへの進入は可能だ。
つまり、サウスパタヤロードは西方面(ビーチ、ウォーキングストリート方面)への一方通行となっている。
とはいえ、サウスパタヤロードの全域が一方通行ではなく、現在のところは、サードロードとの交差点付近だけ。
サードロードからサウスパタヤロードに入るには、ソイLKパビリオンを通って迂回すれば大丈夫だ。
ウォーキングストリート近くのワットチャイモンコン前からスクンビット方面行き乗り合いソンテウが出ているが、おそらくルート変更を余儀なくされているかと。
パタヤ市広報によれば、このようなイメージで地中にケーブル類を埋めていくとのこと。
サウスパタヤロードの工事は12月31日まで続く予定。
工事場所は徐々に移動していき、そのたびに、一方通行区間も移動していくものと思われる。
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パタヤの新しい道路像
パタヤ市広報が電線類地中化工事計画と、完成後の新しいパタヤの道路の様子をCGで公開している。
タイ名物の幾重にも複雑にからまった電線と電柱が地上からなくなり、すべて地下に埋められることになる。
なんともタイらしくない道路である。
このようなカオスな電線はもう見られなくなるのだろうか。
いや、まあ、漏電事故もよく起きているし、景観的にもよろしくないんで、ケーブル類を地下に埋めるのはいいことだとは思うけれど、あまりにもすっきりした風景となるとそれはちょっと違うんじゃないのと言いたくもなる。
ウォーキングストリートやバリハイ埠頭のモダン化にもいえることだが、当局としては何が何でもパタヤを小綺麗にしたいらしい。
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ざっくりとした工事進捗状況も合わせて公表されている。
ノースパタヤの基礎工事は完了済み。
パタヤカンは今年の10月完了予定。
スクンビットの西側は7月完了予定。
ビーチロードのサウスパタヤ交差点からバリハイは7月に着工して、来年8月に完了予定。
サードロードのバリハイからパタヤカンまで、ならびにソイレンキーは昨年7月から始めていて、今年7月に完了予定。
セカンドロードは来年から。
ソイブッカオは、道路地下に2本の排水管がルート沿いに埋まっているため工事をキャンセル。
などなど。
現在は、上記のようにサウスパタヤロードで大規模工事中。
CAT、電力公社、水道局、パタヤ市などが共同で工事にあたっている。
電線類地中化のみならず、車道と歩道も含めて、大掛かりに改修工事を進めることになる。
排水工事を優先させてほしいところではあるが。
まとめ
道路工事がすべて完成するのは来年以降になるだろうが、はたしてパタヤの街並みがどれほど変わることになるのか。
CGのようにすっきりした景観になるとは到底思えないし、またそうなってほしくないという願望もある。
ソイブッカオの工事がキャンセルになっているのは、ある意味、希望の星。
ソイブッカオのあのごちゃごちゃした雰囲気こそがパタヤの象徴ではあるまいか。
まあ、ビーチロードとセカンドロードといった大きな道路は綺麗にしてもいい。むしろそうすべき。
でもソイブッカオには手を出すな。ソイ6とかにも手を出すな。
混沌と猥雑さは残してほしいと願うのは、わがままな望みなのだろうか。
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