昨年あたりから、パタヤ市内のあちこちで道路工事が行われている。
大型の排水管の設置が目的だ。
パタヤの水はけは悪い。
大雨が降ると、あちこちで冠水が起き、街中が水につかってしまう。
くるぶしあたりまで水がたまるのは当たり前で、膝下も珍しくない。あまりにもひどい時は腰まで水位が上がり、そうなるともうお手上げ。街の動きは完全にストップ。
旅行者でも膝下くらいまでの冠水なら体験した人は多いと思う。
この排水問題を改善するため、大規模な工事が進行中。
また、ウォーキングストリートでは、複雑にこんがらがった電線を地下に埋設する工事も行われる予定。ウォーキングストリートの電線はたびたび漏電や爆発事故が起こしており、停電の原因にもなっていた。
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工事完了はいつ?
先週のこと、ようやく工事を本格的に再開させることになり、パタヤ各地での工事進捗状況をパタヤ副市長がチェックしてまわった。
地元紙がその様子を伝えている。
ソース:Pattaya Mail
ソース:The Pattaya News
ソース:Pattaya One
まずビーチロードの工事だが、当初の予定よりも終了が延びるとになった。
パタヤ副市長は、5月までにビーチロードの工事が終了するという当初の計画は楽観的すぎた。7月には終了する予定だと述べている。
ウイルス感染拡大により工事は一時中断していたが、それよりも問題なのが地中に埋められた高圧線で、その高圧線を注意深く避けながら地面を掘削をする必要があり、時間がかかるとのことだ。
5月5日ウォーキングストリート近くのビーチロードで進行中の工事現場
ノースからセントラルパタヤにかけてのビーチロード上の工事はほぼ終了して、ここまで来ている。たしかにかなり工事が進んでいる。あともう一踏ん張りといったところだ。
ウォーキングストリート
ウォーキングストリートは、ビーチロードの延長線上にあり、そのままバリハイ埠頭へとつながっている。(ウォーキングストリートもビーチロードの一部)
排水工事もビーチロードともどもウォーキングストリートでも行われる。
同時進行かは不明ながら、電線の地下埋設化工事も行われることになるはず。
本当ならば、もっと早い時期に着工するはずだった。けれど、ハイシーズンは観光客の往来の妨げになるために延期。
次にウイルス感染拡大が起こり、これまた延期。
さらに地下の状況を調査すると問題が発覚。新しい工事計画が必要となった。
そんなわけで、工事は6月から行う予定となった。
ちなみに、5月5日のウォーキングストリートはこのようになっている。
まだ工事は何も行われていない。
作業終了までに5ヶ月を要する見込み。
もしも、6月か7月にウォーキングストリートが再開されたとしても、工事も一緒に行われることになろう。
むろん夜間は工事しないが、通行には支障をきたしそう。
またこれは確定情報ではないが、電線地下埋設工事に伴い、一部で停電が起こり、店舗の営業ができなくなるという話が以前から出ている。工事期間中はずっと停電で2,3ヶ月店をたたむなんて噂もあった。
さすがに何らかの対策を行うはずだが、少なからず影響はありそう。
そもそも、ウォーキングストリートのバーやクラブが再開できるのか、かりに営業再開許可出ても元通りの店が揃うのか、そっちのほうが問題だと思う。
まとめ
現在の予定では、7月までにビーチロードの工事が終了、6月からウォーキングストリートの工事に着手。
パタヤには他のエリアでもプロジェクトが進められており、すべての整備計画が完了するのは、9月から12月の間とのことだ。
もうすぐ雨季が始まる。
どう考えても9月には終わらないだろうし、12月もかなり怪しいところ。
ウォーキングストリートの6月工事着工も訝しんでいる。
毎度のことながら、こういった工事関連は予定通りにいかない。予定通りに進行したためしがない。
この2ヶ月ほどは人も車も激減しており工事するには最大のチャンスだったのだが、国家的世界的緊急事態ともあり、そのあたりはやむを得ないかと思う。
工事に従事する人にとっても、仕事は大事だが感染防止も大事。難しいところだ。
まずは、感染拡大防止が第一。それから道路工事とウォーキングストリートの再開。
この先もいろいろと不便なことが続きそうだが、辛抱強くやっていくしかない。
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