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パタヤ近況

パタヤ規制強化施行。ホテル閉鎖、ビーチ閉鎖、パタヤへの出入りに検問所。

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昨日、新たな規制が提案されたチョンブリ県。パタヤ市はチョンブリに含まれるため、同じ規制が適用される。

関連記事:チョンブリ・パタヤが規制強化案発表。ホテル閉鎖、夜間外出禁止、パタヤ封鎖へ。正式決定はまだ。

今朝チョンブリ県知事のサインを経て、あらなた規制案が即時施行されるとことなった。
昨日の段階の案と、ほぼ同じ内容がそのまま施行されるが、一部変更あり。

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パタヤのホテル閉鎖、ビーチ閉鎖、パタヤ検問所

正式な命令書と概要はチョンブリ県広報で確認できる。

地元英字紙でも英語で解説してある。

The Pattaya News

今回の規制命令は、第9号と10号。
以下、概要をあげていくが、例によっては翻訳と解釈はおおざっぱ。また官庁の名称などはてきとうなもの。
正確なところは、タイ語の命令書原文をあたってほしい。

・ホテルの閉鎖
チョンブリにあるホテルとそれに類する施設は閉鎖する。ホテルの従業員はチョンブリ県外に出てはいけない。まだ宿泊客が残っている場合、そのまま営業を続けるのか閉鎖するのか、3日以内に地区当局に通知すること。

・チョンブリにあるすべてのビーチは閉鎖
昨日の規制案では、ビーチでの集会は禁止で水泳は許可されるとなっていが、どうやらビーチへの立ち入りそのものが禁止となったようだ。

・ガソリンスタンドは午後10時から午前5時まで閉鎖
タイ全土に外出禁止令が出ており、特に意味はなさそう。

・蚤の市は閉鎖。中古品販売や交換市場は営業できない。
食料品を販売する市場は営業可能。非必須の商品販売の営業は不可。

・タトゥーショップやボディピアス店は閉鎖

・あらゆる貯水池は利用禁止

・パタヤ市を出入りする人を厳格にスクリーニング検査するためチェックポイントを設ける
この件に関しては、のちほどパタヤ市が新たな規制を設けるようだが、まだ詳細は不明。

・陸運局はドライブスルーでの税金支払いのみ業務を行う

・県商業事務所はオンライン業務のみ行う

ここまでが命令書9号。

10号は、バンラムン地区土地局の閉鎖に関すること。
3月24日、バンラムン支局に感染者が立ち寄っているので、この日にバンラムン支局を訪れた人は自己隔離が必要。もし症状が出ているなら、他人と距離を取り、マスクをして、すぐに医療機関に連絡すること。

以上。

まとめ

昨日の案では、午後11時から午前5時までの夜間外出禁止に関する命令があったが、今朝の発表ではなくなっている。
タイ全土では本日より外出禁止令が発動。午後10時から午前4時まで外出禁止となる。チョンブリでもこの時間帯に倣うことにしたのだろう。
よってパタヤでは午後10時から午後4時までの外出禁止。

ビーチは全面閉鎖となった。水泳も不可。おそらくビーチチェアの営業もないはずだが、このあたりは未確認。
ビーチは国有地だから県では全面禁止にできないという話だったがはずだが、どうなったのだろうか。
(午後6時半追記:夕方にパタヤビーチの様子を見てきたら、閉鎖にはなっていなかった。ビーチチェアの営業はしていないが、ビーチに入ることはできる。泳ぐことも可能だった。)

ホテルの閉鎖についてもちょっとわかりづらい。
申請があれば営業はできるようだ。
ホテル関係者のコメントや現地紙を読むと、当局の命令により營業を停止すると税金や社会保険の面で有利に働くようだ。たとえば、閉鎖命令により従業員が働けなくなった場合、62%の休業給付金が得られるとか。
このあたりの詳しい事情は不明。おそらくホテル関係者も混乱しているはず。

なお、昨晩時点でアゴダでパタヤのホテルを検索すると、全掲載宿泊施設の内47%が完売と表示された。

アゴダホテル完売

むろん客などほとんどいない状態で、売り切れは考えられない。すでに閉鎖しているか新規宿泊客の予約を停止しているのだろう。
また、つい先ほど明日の予約検索してみると、62%が完売との表示。
まだ長期宿泊者の残っているホテルがあるはずなので、パタヤのすべてのホテルが閉鎖するとは考えにくいが、このまま進むとパタヤのホテルの大半は閉鎖となりそうだ。

パタヤ市の出入りをチェックする検問所の設置についても詳細は不明。追ってパタヤ市ないしバンラムン当局から通知があるようだ。
厳しい措置を取る場合は、パタヤの出入りは禁止となりうる。たとえばプーケットは陸路と海路を封鎖しており、空路をのぞいて出入りは禁止となっている。パタヤがそれに倣う可能性もある。
とはいえ、まだ何も正式には決定していない。正式発表を待つべき。

また、これまで閉鎖措置となっていた娯楽施設やレストランやモールの閉鎖は継続。
今回の措置には期限が設けられていない。新たな指示があるまで有効となる。

パタヤはシャットダウン状態。さらにロックダウンといってもいいような状況になりつつある。
が、昼間にかぎっていえば、実に穏やかなもの。特に混乱は見られない。
昨夜はまだ夜間外出禁止令が施行されていなかったが、交通量が激減して車の騒音もなく静かな夜だった。
今晩からは無音の夜となりそう。
終わりは見えない。

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