3月18日、パタヤ市役所に日本大使館代表団が訪れたとパタヤ市広報が発表した。
訪れたのはSaito Tatsuo経済担当一等書記官ら3人で、パタヤ市長は彼らにお土産を手渡した。
パタヤ市広報によれば、パタヤの観光業の現状と展望、パタヤモノレール計画、EEC(東部経済回廊)開発プロジェクトについて話し合ったとのこと。
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パタヤのモノレール計画に日本が興味津々
パタヤ市広報より
より詳しい会談の内容は、パタヤの地元ケーブルテレビ局で報道されている。
日本の投資家がパタヤのモノレール計画に関心があり、日本大使館としてモノレール計画のフォーローアップを行っている。
そこでコロナがパタヤの観光に与えた影響とモノレール計画とついてパタヤ市長に質問。
パタヤ市長は、外国人観光客がメインを占める観光業は95%減少したが、政府とパタヤ市で人々を助けるための方策を取り、タイ国内観光に力を入れることでパタヤの経済と観光を復興する計画を立てていると述べた。
また、モノレール計画に関する研究は完了しており、環境影響調査と民間投資計画が作成されたと答えた。
モノレールは全部で4路線が計画されているが、まずパタヤ中央駅からバリハイ埠頭を結ぶグリーンラインから実施していく。このグリーンライン建設プロジェクトの費用と運営費は約260億バーツとなっている。また3つの空港を結ぶ高速鉄道とパタヤ中央駅周辺開発プロジェクトについても説明した。
パタヤ市長は、日本大使館一行がパタヤのモノレール計画に大いに関心を抱いたまま会合は終了したと述べる。
モノレール計画、環境影響評価、開発プロジェクトについて、日本は専門知識を持っており、モノレールシステムで使用される技術は日本で使われているもので、騒音を減らす効果があると発言した。
参照:https://www.facebook.com/STVPattaya/posts/4048502985170605
まとめ
在タイ日本国大使館のホームページを見てみたが、今のところ、このパタヤ市訪問に関する発表はない。
とりあえず話を聞いてみたというところだろうし、大使自らの表敬訪問でもない。いちいち報告しないのかもしれない。
(パタヤ・ウォーキングストリート近くに掲示されたモノレール計画の看板)
パタヤのモノレール計画は、スワンナプーム・ドンムアン・ウタパオの3空港を結ぶ高速鉄道計画、ひいては東部経済回廊開発プロジェクトの一環だ。
パタヤ限定でいうならNEO PATTAYA計画の一つといえる。
高速鉄道中央駅やモノレール建設とともに、バリハイ埠頭やウォーキングストリート周辺も大きく作り変える計画となっている。
モノレール建設も高速鉄道敷設も決定事項だが、完成はいつになることか。
時間はものすごくかかりそうだが、パタヤは変わりつつある。
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